鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

神戸から東京「89歳が自転車で600キロ」息子に・・

これは凄いな

89歳という年齢で自転車に乗ってるのも凄いが

神戸から東京

その距離600キロを走破

全ては「息子に会いたい」

その思いで

おじいさんはひたすらペダルを回した

自転車は電動アシスト

それでも89歳だからなぁ

ほとんどの人は死んでるわけで

しかも600キロ走るのに9日間

休養日含めてなんて実質8日間

俺でも4日はかかるだろう

その倍ぐらいだからな

89歳で

いくらアシストしてくれると言っても

自転車の最大の敵はお尻の痛みなわけで

ロードバイクのように前傾姿勢が取れないママチャリはクッション制のあるサドルだが

それでも1日約75キロとか走らなければならないわけで

尾道から今治駅ぐらいの距離である

一般人なら健康な若者でも走れない

なんせ怠け者だからな

アルファードの1番安いガソリン車に乗ってるファミリーなんか

数メートルの徒歩移動もしたくないみたいで

ショッピングモールでは

入り口近くの車椅子マークの駐車スペースに駐車する

 

で、この89歳のおじいさん

600キロの間で

風に煽られたり

雨で滑ったり

20回ほど転倒したとか

よく骨折しなかったなと思うが

息子に会いたいという気持ちと

息子さんも海外で頑張ってきたので

自分も何か大変なことをやり遂げたいと

親としての対抗意識みたいな気持ちもあったとか

3月17日の早朝に明石を出発

国道2号で東へ

西宮市から171号

初日に大阪入りして高槻で宿泊

琵琶湖の東を抜けて名古屋城浜名湖、富士山を見て

なんと箱根峠を超えて東京へ

山神だね

おそらく背中から羽が生えてたね

まさに「ワシ生きている!」だな

で、扶桑町では娘さんの家に泊まったとか

4日目は1日休養日

休んだのはこの時だけ

ガーミンやスマホのナビはない

頼りは20万分の1の地図

アナログ万歳

わからないときは交番へ

お巡りさんもびっくりだろうな

保護されなくて一安心

俺がお巡りさんなら

「やめときなさい」と言ってしまうかもしれない

最低でも家族に連絡をするし

そこで息子や娘も

「走らせてあげてくだい」と言えるんだろうな

俺なら止めるね

「死ぬぞ」と

 

でも富士山を見て感動したそうで

まぁ感動するよね

しまなみ海道今治に着いただけでも感動したからな

で、9日目の3月25日に東京の息子のところへ

道の向こうに手を振る息子さんの姿を見て感動

そして涙

息子さんは常にGPSで動きを把握してたとか

さらに東京へ滞在中も都内をサイクリング

9日間で体重は4キロ減ったとか

それでも健康そのもので

「厳しい経験だったけど、息子を元気づけられたのが一番うれしい。あれだけのことができて自信にもなった」と

おじいさんの自転車は夏休みに息子さんが車に積んで帰省する予定

 

 

このニュースを見て

まず映画「ストレイトストーリー」を思い出したが

あれはトラクターだからな

しかも73歳で兄に会いに行くお話

その映画以上の今回のお祖父さん

マジで凄いな

 

 

 

で、俺も決めたね

仕事を引退したら

自転車で日本一周をしようと

60代の間に走りたい

今の段階では

コナのROVEで走りたい

www.konaworld.jp

今後色々と自転車は変わるだろうが

今後10年以内に

自転車組みたいな

グラベルロードで

その頃は13速とか14速とか

なってるのかな