鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

福井市の中学「8月に部活ができたのは3日間」

9月に入り今日も猛暑日

35度越え

そんな日本列島だが

福井市の中学では8月に部活動ができたのが3日間だけだと言う

何かとうるさい日本人

甲子園で足がつるだけで大騒ぎするぐらいである

そんなんだから熱中症警戒アラートが発令されると

全国民引きこもり令が発令される

当然部活動も中止

なんせ「原則運動は中止」となる

結果、部活動ができたのが3日間

3年生にとっては最後の夏

それなのに3日間

人生で2度と中3の夏は戻らない

そして成長期の大事な1年間を無駄にした

これは高校で同じ競技を志した場合にハンデとなるだろう

さらにプロを目指し

女子アナや女優を抱くという野望も消え失せる

 

で、かろうじて部活ができた3日間も通常運行とはいかない

暑さ対策として早朝7時から10時半まで

先生も予定外の早起きを強いられる

朝7時から部活だと遅くても5時には朝食となる

そうなると4時には起床だな

で、部活での活動時間は20分

20分活動したら15分の休憩

その際はエアコンのきいいた部屋でクーリングタイム

生徒には積極的な水分補給と塩分補給を呼びかける

この先生はテニス部みたいだな

テニス部の練習メニューは知らないが

20分でどんな練習ができるのか?

色々と制限もあるのだろう

 

で、これらの対策は正しいのだろうか?

無知な保御者を納得させるには十分だが

おそらく甲子園のクーリングタイムを真似た可能性もある

エアコンの設定温度が何度なのかわからないが

暑い場所とから急激に冷えた場所へ移動すると血圧の乱高下が起こる

いわゆるヒートショック

冬に多い印象だが

結局は温度差が原因なんで夏場でも起きる

それがクーリングタイムにより引き起こされる

幸い子供はまだ高血圧ではないのでアレだが

一定の年齢より上だと死ぬ危険性もある

さらに子供でも急激な温度差により自律神経がやられる

たった7度の寒暖差で自律神経は異常をきたす

これを「寒暖差疲労」と言うそうだが

これに加えて汗で濡れたユニフォームのままクーリングタイムだからね

本当なら休憩ごとに着替えるのが良いのだが

流石にそんな数の着替えは用意できない

なので濡れ濡れのままエアコンガンガン部屋へ押し込められる

これが生徒にどれだけのダメージを与えるのか?

でも「甲子園でもやってたし」とやってる感は出せる

さらに無知な保護者も納得するだろう

で、休憩するなら日陰で風を浴びる程度で十分なのだが

おそらく熱中症になり体温が上昇してしまった場合の応急処置を勘違いしてクーリングタイムにしてると思われ

これは高野連の責任でもあるのかもしれないが

体温が上がりきってない場合はオーバースペックな対応となり

逆効果でもある

でも監督も保護者も無知だし

高卒の俺がいくら言おうが聞く耳を持たないし

生徒が気の毒だね

 

 

で、実はこのクーリングタイム

俺も過去に経験していて

誰もが知る某超超大手企業の下請けで仕事をした時に強制された

その時は外が38度で室内が20度

で、服は汗が絞れるぐらいに濡れ濡れで

無理やり30分冷え冷え部屋に押し込められガタガタと震えた

で、これはヤバイと大手社員に物申したのだが

俺の話し方が悪かったのもあるが

「おまえらバカなのか?」と

「こんなことやってたらヒートショックで死人が出るぞ」

で、延々となぜ危険なのか医学的な話をして

「上司の命令なら俺がその馬鹿上司に話しつけてやるから」と

 

結果、高卒に論破された超超大手エリート社員

当然だが高卒の俺は出入り禁止となった

大企業でもこんなバカなことやってるからな

なんともならない

 

部活に話を戻すと

20分の活動で休憩タイムというのは正しい

これは水分が体内に浸透する時間が20〜30分かかるわけで

コップ1杯の水が体内に入り込むのに約30分

なので水分補給は15〜20分間隔でコップ1杯程度の補給をするのが基本となる

一度に大量に飲みすぎてもアレなわけで

これが「こまめな水分補給」ということになる

なので30分ごとの休憩では遅く

20分は正解でもある

でもエアコン部屋はやりすぎ

 

 

 

今日は35度猛暑日

昼から自転車でいつもの50キロコースを走ってきたが

やはり気温は高いが

確実に秋は来ている

明らかにお盆の時とは違う

お盆は走ってると常に温風を浴びてたが

今日は風が涼しい

湿度の関係だろうが

今は35度でも気持ちよく走れる

で、峠に入り

途中から後ろにガチ勢がへばりついてしまった

自分のペースで走りたかったが

彼もあえて抜かそうとはしないでくっついてくる

俺はまるでユンボに張り付かれたレムコである

踊り場の平坦区間で足を緩めて先頭交代を即すもダメで

彼も抜かした後が大変だからだろう

明らかに後ろの方が精神的にも肉体的にも楽である

仕方がないので

できる限りちょい追い込みで踏んできた

心拍155でケイデンス90

お盆なら完全に体温が急上昇してたところだろう

でも今日は大丈夫

3分の休憩タイムで心拍も落ち着いた

お盆は競輪選手を追走して160台まで上げた後

死ぬかと思うほど体がヤバかったからな

そんなことからも今日は35度あるが

既に秋である

これからは全開で走れる

 

 

なので熱中症警戒アラートも基準を見直すべきだと思うけどね

学生も部活ができなくてかわいそう

持病で熱中症になりやすい俺でも激しく追い込んでも平気なんだから

多分大丈夫

ただし自己管理が絶対条件だが

 

 

 

そんなこんなで

最後に秋らしい曲を

「せぷてんばぁ」

 


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