鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

馬転倒で殺処分の多度大社「急斜面の緩和指導」

多度大社と言えば上げ馬神事と鯉こく

岐阜県に限りなく近いあたりの三重県にある

上げ馬神事が有名で境内の急斜面を馬が駆け上がる祭り

斜面は頂上まで2メートル

急坂を越えられた回数で農作物の豊凶を占うそうな

で、問題なのは

4年ぶりの開催祭となった今年の5月に馬が転倒して骨折

で、殺処分となった

生きていても辛いだけなんで殺してあげようという人間の勝手な親心である

一応鎮痛剤を投与して殺処分となる

 

で、何かとめんどくさいSNS時代

当然声が上がる

今ままで全く興味がなかった人も

「動物虐待だー」と

その数1000件

で、流石に無視もできずに

「どうしましょ?」となった

多度大社の上げ馬神事は県の無形民俗文化財となっている

昔から延々と伝わる神事だけに未来へ語り継いでいきたい物である

しかし長い年月

文明の発達により人間が軟弱者になったように

馬も変わってきてるのかもしれないな

普段はぬくぬくと生活してるわけだし

で、急坂も危険となったのかもしれない

令和の今では馬にかかる負担も大きいと

そこで県や氏子たちで作られる

「上げ馬神事事故防止対策協議会」で指導するそうな

とは言っても

動物愛護管理法都道府県が判断する規定はないそうで

「そこは環境省が判断したらどうだ?」と丸投げしたい意向

環境省としても

「ちょ、待てよ」となる

祭りでの事故は多い

だんじりとか諏訪湖の奴とか

ここをどう判断するかだが

今のところ急斜面を緩和する方向みたいではある

 

で、多度大社

冬の季節に俺は自転車で行く場所で

冬は山間部が雪で走れなくなるので東海三県から木曽三川公園など起点に集まってくる場所でもある

神社までのダラダラ坂を時速30キロ程度で駆け上がる

上げハゲ神事とも言える行為である

途中には池波正太郎があまりのおいしさに二日連続で食べに行った鯉料理の店がある

皇族御用達

多度大社イコール鯉

 

brutus.jp

 

俺の場合はそのイメージが強いな

お土産には「八壺豆」を買って帰る

で、多度峡へ立ち寄り

物思いに耽る

夏は天然のプールになるのでハゲは立ち入り禁止となる

変態と間違われるからな

 

 

で、どうするんだろ?

無視しておけば有耶無耶になると思うが

伝統のある神事だしな

県だの環境省だの人間が決めるのでなく

まずは当事者である馬に意見を聞いて

それを神様に報告して意見を求める

それが正しいと思うが

人間はその仲介でしかない

大体神の領域で行われることだしな

人間ごときがワーワー言っても仕方がない

動物愛護と言いながら

牛肉豚肉もりもり食べてるんだし

まずはそっちだよね

文句言うなら

人間に食べられるために生まれてくる動物もいるのだ

で、結局は偽善者でしかないのだと

 

 

で、いろんな妥協案を神様に提案してみるのもいいかと

急斜面の緩和もそうだが

人間が駆け上がってみるとか

MTBで駆け上がってみるとか

いくつか妥協案も一緒に交渉してみるのもいいかと

多度大社は誰だっけ?

確か伊勢に行く前に多度大社行けってことだし

ビッグネームだったはず

祭神「天津彦根命

天照大神の三男だな

なので当然伊勢神宮との繋がりも強く

「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と言われる

あの天照のご子息のテリトリーだからな

ちゃんと筋を通さないと

人間同士で決めるのは

「よくないなぁ」 (草加雅人風に)

 

 

久しぶりに多度大社にサイクリング行きたくなったな

でも麓までが平坦だからつまらないのもある

特に夏の平坦はひたすらつまらなく

真夏のヒルクライムは「俺生きてる!」感が出るが

真夏の平坦はひたすら暑いだけである

冬は冬で風ビュンビュンで辛い

要するに自転車の平坦は飽きる

適度なアップダウンがいいね

パンチャーステージがいいね

ドーフィネはヴィンゲゴーが強すぎ問題

怪我のポガチャルVS貫禄のついたヴィンゲゴーと愉快なアシストたち

ツールはどうなるかな?

それでもポガチャルに圧倒して欲しいが

王者の風格を漂わせたヴィンゲゴーは手強い

もはや魚を洗っていた面影はない

その他のチームのエースは

まぁ頑張れ

3位目指して頑張れ