世界ではコロナ禍で阿鼻叫喚
俺が住んでる地域でもただいま緊急事態宣言中
とは言っても宣言前と何かが変わったか?と言われればNO
ほぼ何も変わってはいない
ただ健康保険組合の寄り合いが中止になったぐらいか
コレはむしろ喜ばしいことで
コレなら永遠に緊急事態宣言なら良いのになんて思ってみたりする
それでも春の時はまだ謎だらけの新型コロナ
テレワークをする企業も多く朝の渋滞はなくなった
しかし実際にテレワークで仕事ができるのかと言えば、NO
ほとんどの人は事実上の自宅待機
猫と戯れ、犬と戯れ、子供と戯れ、嫁から邪魔にされる
そんな人が多かったのではないだろうか?
自宅でパソコンパチパチで金を稼げる人なんて極一部のエリート
そしてそんな人は本当の緊急時には一番いらない人となる
例えば戦争で焼け野原になった場合
テレワーク組は何ができるのか?
全焼した自宅の敷地で呆然して
ありもしないキーボードをパチパチするだけであろう
「お父さん・・それパソコンじゃない・・・」
「会社に、会社に繋がなければ・・」
「おい!ワシのWi-Fiはどこ行った」
「お父さん・・もう良いのよ・・・」
今回の2回目となるゆるゆる緊急事態宣言
小規模飲食店は時短するだけで毎月180万円GET
全体の7割がウハウハだとか
その代わり今回は大手が苦しんでいる
でも何故か大手には同情できない俺がいる
一般的な愚民には今回10万円のお小遣いはない
今日も改めてパンケーキが「10万なんかあげる訳ないだろハゲ」と
でもGOTOはやるよ的な
何かが間違っている
厚労省が変異種の市中感染もようやく認めた
GOTOが始まれば全国で変異種が拡散されることだろう
ドイツ、フランスでは変異種対策として医療用マスクが義務化
しかし不織布でも息苦しいとか言う軟弱者が多い日本では現実的に無理
安くても1個250円ぐらいするだろうし
そもそも入手困難である
そして若者はウレタンマスク
女性もウレタンマスク
くしゃみ一発
ブワーって飛沫がエアロゾル化して目の前の老人を殺すことだろう
そんな世の中だからこそ
人生諦めるのが一番
自粛しない若者がいる限りコロナは収束はしない
ドイツではワクチンも65歳以上には効かないかも?と言われ始めた
もう何もかも終わり
そんな2021年だからこそ
残り少ない人生を如何にしてエンジョイするか?
トリプル持病の俺
先日なんか突然アップルウォッチから心配された
「おいおいお前心拍数が異常に低いが大丈夫か?」
どうやら40ぐらいだったみたい
通常の安静時心拍数は50台後半ぐらいかな
たまに50ぐらいになるが
とは言っても流石に今回のは間違いだとは思う
でも以前から自宅の体温計で図ると常に体温が34度になる
なので「もしかして俺死んでる?」説が再び脚光を浴びてくる
シックスセンスのハゲみたいに自分が死んだことに気づいてない可能性も
もうすぐ心電図も測れるようになるし
そのデータでも検証が必要だな
俺は生きてるのか?死んでるのか?
で、俺が人生をエンジョイするアイテムとして選んだのが、MTB
マウンテンバイクである
読んで字の如し
山を走るために特化した自転車
本物のMTBは舗装路では非常にかったるい
ママチャリより遅いんじゃないかと思うほどである
たまに本物のMTB乗りを街中で見かけるが
ハイケイデンスで必死感が出てる割には遅い
全然進まない
しかもタイヤが29インチでやたらとでかい
日本人の標準的な体系だと
まるで・・タイヤに乗らされてる感が凄い
短い足で必死にクルクル
クロカンバイクでもサドルはハンドルよりも低い
当然俺もそんな感じではある
身長171センチ
でも気にしない
ここは日本なんだから
みんな無理してるのだ
29インチに乗るために
で、俺のMTBはハードテイルと言われるフロントにだけサスペンションがあるタイプ
MTBには様々なジャンルがあるのだが
その中でクロスカントリーと言われる一般的なタイプ
要するに登りもそこそこ、下りもそこそこ走れるやつ
高速走行タイプのMTBでもある
要するに一番中途半端
利点は比較的値段が安いこと
入門バイクとして最適なのである
「とりあえずMTB乗ってみたいな」と言う人はハードテイルのクロカンから
MTBは走る場所により変わってくるから
とりあえず乗ってみて
死ぬ気で下りガンガンならダウンヒル
下り重視で遊びたいならオールマウンテン、エンデューロなど買い足せば良い
その他ピョンピョン飛びたいならダートジャンプなど
色々と特化したバイクがあるのがMTBである
つまり何でもやりたいならクロスカントリーで十分さ
後ろにもサスがあるフルサスならテクニックをお金で買えることだろう
多少の凸凹など屁でもないわ
影響されやすい俺は昔映画「メッセンジャー」を見て5万円で街乗りMTBを購入
GTのハードテイル
フレームには「悪路走行禁止」のステッカーが
山を走りたいなら10万円以上出しなさいってことを知った
当時は街乗りカスタムが大流行
「楽勝!」と言いながら街中を爆走する
とにかくやたらと「楽勝!」と言うのだ
その割には必死にハイケイデンスで心拍バクバクなのだが
そして決め台詞
「自転車はバイクより速い」
現実は当然遅い
そんな過去にMTB歴がある俺
しかし公園の数段の階段をガンガン降りてたぐらいで山は走ったことがない
わかりやすく言えば
Bまでは経験した女子かな
肝心のCは未経験
そんな感じだな
20歳ぐらいになると焦りが出ることだろう
怖いけど体験してみたい
痛くしないで・・・
まさにMTBと同じ
転びたくない
怪我もしたくない
でも・・・体験してみたい
それがMTBなのである
初体験時には出血もあるかもしれない
そんな里山トレイル
前振りが非常に長くなったが
今日初めて里山トレイルを経験してきたのである
人里にある山だな
そんな里山へGO
補給食、非常食の準備をする
近所の里山とは言え何が起こるかわからない
備えあれば憂いなし
エネルギーゼリー、無印のフルーツケーキ、仏壇に備えてあったどら焼きをバックパックに詰め込んだ
水も通常のボトルに加えてカンティーンも追加
冬なんでこれで十分だろう
いざとなったら自転車を山に置いて下山すれば良い
一応簡易工具、予備のチューブ、空気入れも忘れずに
まぁ歩いてでも帰れる距離ではあるが
なんとなくだな
あとはメモ帳
出かける前に仕事の見積もりの電話が入り
「また後で電話する」とのこと
すぐに取り出せるようにポッケに入れておく
空気圧をチェック
だいたい3気圧
MAXで約3・4気圧ぐらい
下のMAXは自己責任で
悪路の場合は空気圧を下げないとグリップ力が弱くなる
でも下げすぎるといろんな問題も
なのでギリギリの部分を探るのがMTBなのだ
店では2ぐらいかな?と言われたが
とりあえず山行ってからだな
俺は山まで自走した
まずは一つ目の山
昨日下見しておいた山だ
入り口に到着
これが入り口
場所はうちで昔働いてた人の実家の前を通り
小学生の時に東京から転向してきた奴の家の前から500メートルぐらい走ったところにある
ちなみに奴は東京人と言うだけで女子からはモテモテだった
なんせシティボーイだからな
地面は濡れ濡れでぬかるんでいる
とにかく滑る
そして倒木だらけで走れないので自転車を押して登る
こんな感じで
担ぐしかない
MTBには担ぎは必需品だが
半世紀生きてると相当辛い
標高70メーチル付近まで担ぎ
ふと気づく
「これじゃ下りも走れない・・・」
ここからさらに急勾配になる
山頂は標高200メートル
とにかくそこまで担がなければならない
スマホのアプリ「YAMAP」を確認する
「ダメだな」
歩くだけでもズルズルだし
尾根がどれぐらいあるのか未知数
「とりあえず一度歩いて登ってみたほうがいいな」
俺は勇気ある撤退を決断した
一つ目の山を降りて二つ目の山へ向かう
二つ目の山は小学生の時にキャベツを丸ごと一個食べた奴の家の前を通り
高校2年生まで友達だったが「こいつといるとヤバイな」と思い縁を切った奴の家の前を通る
あいつはその後度々新聞に掲載された
そして小学生時代から友達で「音楽でBIGになる」と上京した奴の家の前を通ると二つ目の山はすぐそこだ
あいつは今東京で刺青を彫る人となった
二つ目の山に到着
こちらの山の方が小さく低く家にから近い
子供の頃の遊び場だった山が10年ぐらい前に再整備されて散策路が長くなった
いつか歩こうと思いつつも
気がついたら初老に
そして今日40年ぶりぐらいに山に足を踏み入れたのだ
昔は登山口は一箇所だったが
今では四箇所ある
なので途中で降りてくることも可能
しかも神社から登る場所が2箇所で
ここはほぼ人目につかない
初老がMTBを担いで登山してたら通報されかねないしな
この山は標高120メートルほど
しかし尾根まで上がるだけなら標高で50メートルほど担げばいい
しかし肝心の担ぎも初体験
俺の高校の時の友達は初体験の時に
「その穴じゃない」と言われたそうだが
まぁ何事も初めてだと難しいのである
そして今年で生誕50周年な俺
やはり14キロのMTBを担いで山を登るのは相当きつい
心拍数もすぐに160オーバー
休み休みなんとか尾根まで登った
ここからまだ山頂までは登らなければならない
リア50Tまである俺のMTBだが山では全然足らない
脚力がないので押して歩く
とにかく山頂へ
話はそれからだ
細かなアップダウンを繰り返しながら少しづつ尾根を登る
走れる場所は走るが
すぐに降りて押すことになる
でも気持ちいい
やはり山は気持ちい
地元民でもほとんど知られてない道だけに誰もいない
途中で舗装路に出るが
この道は畑の持ち主の市道となる
この道を走れれば楽にここまで登れるのだが
一部区間だけご好意で通らせてもらえるだけである
ここまでくれば山頂はもうすぐ
でも山頂には測量の奴があるだけで特別に何かがあるわけではない
山頂を超えると道がわからなくなる
ここから下に行けば遊歩道があるはずだが
途中まで降りてYAMAP確認
ルートから外れている
こんな低山で遭難したら恥ずかしいので再び山頂へ戻る
ロードバイクの場合はシビアにサドル高を出して一切上下させないが
基本下りでは下げる
お尻を後ろに引きやすくするためだが
足つきも良くなるので転倒防止にもなる
なんせ初老
下りは怖い
サドルを下げてダウンヒルに備える
とは言っても急勾配では降りたり足をついてよちよち歩き
「ご安全に」
転ばない事、怪我をしない事
なんせ今は緊急事態宣言中
しかもこんな誰もいない山で転倒して「うーうー」唸っても誰も助けにはきてくれないのだ
なので安全第一で降ります
途中には山神様が
安全をお祈りする
山へ入らせてもらっている感謝と共に
細かなアップダウンが続く
悪路は心拍がすぐに上がる
下りでもバクバクなのだ
なのでこまめに休憩を入れる
なんせ初老
同級生には孫がいる
登り返しで限界を迎える
自転車を投げ出して心拍が落ちくまで休憩
のんびりと行こう
少し走っては止まる
上級者なら一気に走れる非常に楽しいコース
しかし難所も多数で初心者の初老では無理
テクニックもなければ頭髪もない
こう言う小さな橋は楽しい
鉄塔に到着
ここからの眺めは最高だ
要するに鉄塔管理用に作られた道でもある
つまり鉄塔があるところにはトレイルがあると言う事だな
竹藪が出てくれば下まで降りてきた証拠でもある
もう少しだな
ここで最後の分かれ道
真っ直ぐ行けばお寺に降りる
ここから階段を降りれば神社へ出る
お寺は人目につくので神社へ降りることに
ここからは階段だ
ここで里山トレイルは終了
階段で八幡様へ降りてきた
ここがおそらく一番尾根まで近い場所になる
初めての里山トレイル
山頂まではキツかったが
でも楽しいな
やはりMTBは山を走ってこそだな
さて帰るか