たまには良い事するんだな
経産相が町の本屋の減少を食い止めたいとプロジェクトを発足したとか
フランスでは「反アマゾン法」があるとかで
おそらく参考にはするんだろうな
とは言っても
果たしてAmazonだけが原因なのか?
意見交換会では
「ウェブと図書館と本屋」これらが共存できることを目指したいと
で、本屋は減少を続けていて
なんとかエロ本で首の皮一枚繋がってた町の本屋も
ネットに負けた
さらに電子書籍
そして欲しい本はほぼ確実に見つかる
値段の高いとかは別として
古本まで網羅して見つかる
10年で4600件もの本屋が消滅した
うちの近所のツタヤも虫の息で
売り場の3分の1ぐらいがカフェに変わった
その結果
煽りを受けたのが文庫本コーナーで
小難しい系の文庫本が姿を消した
売れないんだろうな
俺は高卒ながら小難しい本が好きなんで
ワクワクしながら見ていたが
なんか寂しい
その他も大幅に商品が縮小
やはり読みやすい系が多い印象
そのため俺のような本好きな人間は余計に離れ
その結果
いずれ徹底だろうな
なんかもう新刊以外
つまらない
全然売る気ないしな
ツタヤは
大体なんで作家ごとに並べてるのか?
まずはそこが大問題で
やはり出版社別がわかりやすい
要するに本屋って
最初から買う本を決めて行くことって少なくて
なんとなく立ち寄って
なんとなく棚を見て
なんとなく店員さんのおすすめをチェック
で、なんとなく買ってみる
そんなところ
要するに出会いなわけで
気になる本をパラパラ
最初の書き出しで勝負が決まる
俺の中で1番は永遠に
吾輩は猫である。名前はまだ無い
恥の多い人生を送ってきました
こいさん、頼むわ
で、細雪はさらにラストが秀逸で
「なんでそれで終わる?」と
あのラストは変態だからこそだな
どれも続きが気になって仕方がない
ネットでも試し読みはできるが
なぜか頭に入らない
言葉が頭に入ってこない
そこはやはり紙じゃないとダメなわけで
そうなるとリアル書店は必要なのである
小津安二郎のように枕元に置いて
寝る前に適当にパラパラ読むのに最高である
そこは電子じゃイマイチ頭に入らない
俺がおっさんだからかもしれないが
ナウなヤングはむしろデジタルじゃないとダメなのかもしれないが
そもそも本すら読まないんだろうな
一時期流行った素人のネット小説みたいな
あれはどうなったのか?
みたいな
で、当然今はブログを読む人も少ない
みんな動画
YouTubeを倍速で視聴する
誰も読まないので
好き勝手に書けるのだが
たまに放置してある写真ブログがドーンと観覧数が増えたり
アレは何が起きてるのか?
俺の写真はわからないからな
俺ですらわからないんだから
そこが狙いでもある
世界的な写真家の人も
とあるコンテストで俺の写真を見て
「とにかくスゴイ」
それしか言えないと
まぁスゴイんだよ
でもそれが伝わらないんだよ
だから面白い
本も同じで
面白さが伝わらない
だからみんな読まない
で、本屋も売り上げが伸びない
雑誌はおまけ頼みで内容はペラッペラ
漫画に期待するしかないが
漫画は嵩張るので電子書籍向き
あとは絵本だが
みんな貧しくなったからな
古本でも十分だし
でも小島よしお氏の本は買ってあげて欲しいね
とにかく本は本屋へ行かないと
出会いがない
Amazonでは膨大すぎて
そこで店員さんセレクトが大事なのだが
ツタヤはやる気がないと
Tポイントもアレだし
Vポイントも初日から不具合だし
流石後進国だが
とにかくみんな本を読まない
そこをまずなんとかしないと
でもなんともできない
ハリーポッターなんて子供向けの本だから読みやすくて
中田さんがイタリアから取り寄せて読んでいて
それで広まったのだが
すぐに映画化されちゃって
映像で見られるようになると
本は読まなくなる
そんな映画も映画館へ足を運ぶ人は少なくなり
みんな自宅で完結する
本屋の減少は正直打つ手なしだろう
「売れないから」と規模を縮小すれば余計に売れなくなる
しかし毎月大量に新刊は出るわけで
置き場もなく
売れ筋の本だけになり
本来本が好きな人が来なくなる
悪循環
万引きも死活問題
多分1年に1回も本屋に行かない人もかなりいると思われ
そんな人をどうやって呼び寄せ
買わせるかだが
宮沢りえが脱いでも無理で
ヘアヌード写真集もネットの方が都合がいい
そしてもう篠山紀信はいない