鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

「マナー7つのブ」3年ぶりにブックオフが立ち読み解禁

立ち読み禁止だったんだな

ブックオフ

3年ぶりに立ち読みが解禁となったそうだが

3年ぶりと言うことはコロナの影響か

コロナ禍で長居しないように立ち読みを禁止してたのか?

俺は10年ぐらいブックオフに行ってないので知らないが

立ち読みできないブックオフなんて存在意義がないわけで

解禁はめでたいことだな

 

しかし立ち読みするにもマナーがあるそうで

それも7つ

そんなマナーをYouTubeで公開中だとか

「守ってほしい立ち読みマナー7つのブ」

1 声を出して読むのは控えましょう

2 長時間の滞在は控えましょう

3 補充の際は場所をお譲りください

4 他のお客様への迷惑行為はやめましょう

5 立ち読みする際は立ち読みに集中を

6 立ち読み中の飲食はおやめください

7 ペットの同伴はお控えください

 

どれも当たり前のことだが

こんなことを7つもあえて動画まで作成してお願いしなければならないほど

ブックオフの客のマナーは悪いんだろうな

古本界の革命児であるが

客層まで革命してしまったと

で、もうひとつ追加するなら

「女性の立ち読み客の盗撮はやめましょう」も入れるべきで

立ち読み時の盗撮画像はよく見かけるのでご注意を

 

本を買う場合

やはり常識の範囲内で立ち読みはしたい

まず読んでみて文章がすんなり頭に入るかどうかは重要で

あとはできる限り難しい文章の方が本を読むのに時間がかかるのでコスパがいい

でもたまには一気読みできる現代作家も読みたい

そんな時にブックオフは最適だが

できれば新品を買ってあげたいね

なので俺はブックオフでは既に所有している本を持ち出し用に100円コーナーで買い足したりする

鬼平犯科帳とか

少しの時間でサラッと読みたいものを車の中に入れておく

あとは岩波文庫講談社学術文庫だな

でもこれらの本は都市部のブックオフに行かないと品揃えがなくて

わざわざそのために街に出るのは苦痛で

なので最近はブックオフから足が遠のいてる俺である

ミステリーなんかは大抵1回読んだら読まないので

古本で十分なんだが

ブックオフまで車で行くぐらいなら本屋で新品買っても変わらないし

ブックオフに欲しい本がある確率の方が低い

古本は出会いで

何が欲しいかで行くのではなく

「何があるかな?」で行く場所で

指名でなくフリー

でも結局はないわけで

そこだよな

田舎になればなるほど品揃えが悪い

せめて京都の古本市の文庫本コーナーのような品揃えがあればいいのだが

商品数は多いのに

読みたい本がない

それがブックオフでもある

 

 

で、20年ぐらい前にうちの近所にあった大型リサイクルショップ

この中に古本コーナーがあり

それが驚きの品揃えで

あれは衝撃的だった

まずあ行から見て回った俺である

赤川次郎

赤川次郎

赤川次郎

赤川次郎

赤川次郎

 

まぁ人気作家だし

なんて思いながらどんどん棚を移動するも

どこまで行っても赤川次郎

ついに最後の一部の棚だけ他の作家が置いてあって

98%赤川次郎だった

「どんだけ赤川次郎好きなんだよ」と

それでも買わなかったのだが

読まず嫌いか

いまだに赤川次郎は読んでいない

とは言っても映画化ドラマ化されてる作品は多いので

「これも赤川次郎だったんだ」と

そんな赤川次郎である

 

 

で、個人的にはブックオフでなく

昔ながらの古本屋が近所にあればなぁと思うわけで

昔自転車で彦根に行った時に

夜ホテルの周辺を散歩してたら

小さな古本屋さんがあって

小さいけど欲しい本がいっぱいで

5冊買ってしまった

結局は古本屋は大きさではなく

どんな本が置いてあるのか

どんな本が買い取られてくるのか?

そこでブックオフはアレで

本の墓場なのかもしれない

価値のある雑誌でもゴミ扱いする

古本屋であり古本屋でない

それがブックオフ

リサイクル本屋であって古本屋ではない

 

でも俺が死んだら

大量にある本も全部ゴミとして処分されるんだろうな

絶版になってプレミア化してる写真家の写真集も何冊かあるのに

価値がわかる人はいない

死ぬ前には図書館に寄付したいが

突然死んじゃうんだろうな俺

で、棺桶に入れて欲しい本をいつも考えていて

その時によって変わるからなかなかと難しいが

鬼平犯科帳全巻

断腸亭日乗

見仏記全巻

ボタニカルライフ

園芸家12ヶ月

吾輩は猫である

細雪

太陽の塔

阿呆列車

 

何回読んでも飽きない

この辺りは鉄板だが

北森鴻さんも何冊か入れたい

狐罠 

狐闇

蓮丈那智シリーズ

結局全部だな

もっともっと長生きしてもっともっと作品を描いてほしかった