鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

書店業界が自民党へ「ネット書店送料無料規制」を陳情

消えゆくリアル書店

ショッピングモールに入居するTSUTAYA以外だと

うちの近所にもかろうじて1件生き残ってるが

以前とは大幅に姿を変えて

半分がビデオレンタル

半分の半分が文房具

で、本売り場は4分の1に縮小された

そしていつ行っても本売り場には人はいない

さらにネット配信に押されてレンタルDVDコーナーも閑古鳥で

文房具も100円ショップが隣のホムセンにあるので閑古鳥で

踏んだり蹴ったりで

溜まってるポイントを早く使ったほうがいいのか?と思ったり

いつ撤退しても不思議ではない

新刊などはできる限りここで買うようにはしてるが

その他はどうしてもAmazonなどネット通販に頼りがちだな

 

そんな事情もあり

書店業界が立ち上がった

新刊書店が1件もない地域も増えている

全国で26・2%

これは結構驚きの数字だが

ほとんどの人は本など読まないので興味のない話題だろうな

俺にとっては死活問題でもあるが

なんせ買う本が決まっていればAmazonだが

「何となく本を読みたいな」と思った時に本を探すのはリアル書店じゃないと無理なわけで

発掘するには手にとってパラパラと

あの紙の感触がないと頭に入らない

Z世代からは「昭和脳」と言われるのかもしれないが

実際に昭和なんで仕方がない

おじさんは紙じゃないとダメで

電子書籍も読むが

頭に入りにくいのは確かだな

 

で、リアル書店衰退の理由の一つにAmazonがある

Amazonは革命的だったしな

ほしい本がポチッとするだけで翌日には届く

さらに送料無料となれば

正直ガソリン代使って本屋へ行く必要もなくなる

なんせ本屋へ行けば

アレもこれもと予定外の本まで買ってしまう危険性がある

はぶりの良かった頃は大型書店に行くと10冊以上大人買いしてた俺である

結局は使い分けでもあるが

まず本屋には置いてないだろうと言う売れ筋でない本はアマゾンで買うかな

確実に本屋に置いてある本は本屋で買う

できる限り近所の小さな本屋で買う

それでも本屋にとっては大問題で

潰れる本屋も続出

特に家族経営の店はほぼ絶滅した

最後はエロ本屋になりつつも

エロ本を買い求める人も高齢化で

店主も高齢化で

消滅していく

 

このままでは「文化が失われる」

危機感を抱いた書店業界が自民党へ「ネット書店の送料無料規制」を陳情した

他には図書館の新刊貸し出しとかも

でもこれは書店減少の対策にはならないような気もする

そもそもAmazonだけが原因ではなく

電子書籍に紙が負けたとも違う

基本的に本が好きな人は多分紙で読んでると思う

夏目漱石とか著作権が切れた作家の作品はKindleで読んでるが

それでも何回も読み返すような本は紙で持ってるし

結局は好きな作家の本は文庫本で買っちゃうな

夏目漱石

内田百閒

永井荷風

谷崎潤一郎

江戸川乱歩

太宰治

この辺りなんか電子書籍だとタダみたいな値段で読めるが

電子書籍も購入しつつ

紙の本もリアル書店で購入する

古本屋で買うことも多いが

 

リアル書店でも店頭在庫がないものは取り寄せてくれる

ネットがなかった時代は常に取り寄せだった

しかし届くのが遅すぎて

「やる気あるのか?」と思うぐらい遅くて

だからAmazonが入り込んじゃったわけで

書店業界のシステムにも問題があったわけだしな

それを長いこと放置して

どうにもならなくなり

統一教会の下僕でもある自民党に泣きつく

本屋は応援したいが

こうなる前に何かできなかったのか?とも思う

 

で、売り場が小さな本屋でも魅力的な本屋はあり

セレクト次第でもある

ただ個人の好みもあるので難しいのかもしれないが

雑貨関係と絡めた本屋も多いが

肝心の本が売れないと

老若男女の活字離れ

ブログも既にオワコンで

俺も自己満足で描いてるが

こんなもの誰が読むのか?と

でも自転車のメンテ系はYouTubeだと前置きが長くてイライラするので

ブログの方が重宝するかな

ここだと言うポイントのみ写真になってるしな

でも普段から本を読んでない人は

YouTubeなわけで

活字アレルギーだろうな

 

人口減少

活字離れ

電子書籍

Amazon

結果リアル書店が消える

時代の流れといえばそれまでだが

リアル書店は必要な場所でもある

しかし利益が出なければ消えるわけで

なかなかと厳しい時代だな

本嫌いに本を読ませるのはまず無理

子供の頃から仕込まないと無理だな

昭和の頃は娯楽が少なかったから本にのめり込めたが

俺の場合は「吾輩は猫である」からの「少年探偵団」

江戸川乱歩だな

しかしどちらも子供が読める作品は少ない

吾輩は猫であるすら微妙だしな

江戸川乱歩は子供向け以外の作品は全滅だな

鬼平犯科帳などドラマでは大人気な作品ですら

池波正太郎の原作本を読む人は少ないだろうし

池波正太郎の名前すら知らない可能性もある

鬼平はドラマもよくできていたが

やはりそこは活字で読んでほしいな

まぁZ世代は興味すらないだろうが

 

で、こういった文豪作品を読ませるきっかけとして

森見登美彦氏の作品はおすすめで

硬い文体でくだらない内容

デビュー作の「太陽の塔」は衝撃を受けたわけで

彼の作品を読み出すと

太宰治

内田百閒

夏目漱石

あたりが気になってくる

あとは海外の冒険物だな

さらに夏目漱石からのドストエフスキーとか繋がったり

岸田は直ぐに挫折したが

 

 

 

で、もうすぐ朝ドラも新作になり

待望の「牧野富太郎

彼の本もまた電子書籍で安く読めるのだが

彼は元祖「植物男子」

久しぶりにまともな朝ドラが見れそうでワクワクしてるが

 

www.youtube.com

 

で、植物に興味を持ったら

 

いとうせいこう 「ボタニカルライフ」

NHKで「植物男子ベランダー」としてドラマ化もされてるが

あのドラマは名作だな

BGMの大橋トリオも素晴らしい

で、原作本もかなり面白く

読みやすいので

本が苦手な人はここから入るのも悪くはない

 

 

これを読むと今度はこの本の原点となった

 

カレルチャペック 「園芸家12ヶ月」を読みたくなると

 

当然牧野富太郎

 

 

 

このようにどんどん本が読みたくなる・・・わけないな

結局は活字が苦手な人はどんなに興味持っても読まない

映像しか無理

 

結果

書店業界はオワコン

自民党が動くかどうかは献金次第

 

金が全てじゃないなんて

キレイには言えない

 

 

さらにこんなこと書いても

誰も読まない

そもそも活字嫌いがブログなんて読むわけもなく

伝えたいことがあるなら

YouTubeのショート動画でまとめないと

そんな時代