鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

大名古屋「浪花ろばた八角」炭焼チキン定食850円

今年もあと1ヶ月とちょい

前半はよく頑張った俺であるが消費増税と共に失速

来年はアレだな

俺が桜を見る会でも開催するかな

そんな俺は体のメンテ

とりあえず今日は筋肉系を修理

今ある仕事が落ち着いたら再び体に穴を開けて膿を絞り出す

早いとこ出したいが如何せん一週間ほど仕事を休まねばならない

今年中には直したいしな

治療は来月初めを予定

そうなると右腕が動かせないので数日はブログも書けないな

しかしまたあの痛みに耐えるのかと思うと・・・

 

 

さて昼である

いつものように電車に飛び乗り名駅を目指す

今日も暑い

最高気温23度だったかな?

多分今日が11月末なんて嘘なんだろうな

多分俺たちは騙されている

 

俺はいつものように大名古屋を目指した

いつもように蕎麦が気になるが値段を見ると怯んでしまう

牡蠣蕎麦1680円・・・

無理だな

アベノミクス万歳

 

それにしても開店時から行列ができていた和菓子屋が今日も閑散としている

「大丈夫なのか?」

なぜ急に客が消えたのか?

名古屋で商売するのはやはり難しそうだ

まぁ消費増税でみんな財布の紐を固く固く締めちゃったのかもしれないな

アベノミクス万歳

 

 

俺はいつものように3階へと登る

3階はガラガラだ

ひつまぶしの店は混んでるな

おそらく観光客だろう

こんなクソ高い金出して

肉薄のペラペラうなぎを細かく刻み

うなぎの旨味を消し去ったところで薬味投入

わけがわからなく混乱したところで出し汁で止めを刺す

実によく考えられた料理である

毎回のことながら感心する

 

「さてどうする?」

宮崎料理の店も俺が好きだったメニューはことごとく廃盤になる

鳥ラーメン、鳥すき焼き、せせり焼き

基本的に俺が通う店も潰れることが多い

多分俺の舌がおかしいんだろうな

味仙は満席だ

そうなると安く済ませるにはいつもの店しかない

そして今日も空いている

表の限定メニューを確認

「ちゃんこ」「炭焼チキン

俺は店の中へ侵入

ひとり客だと言うことを告げるとカウンターへ案内された

椅子に腰掛け

帽子を取りハゲ頭を晒す

一応一通りメニューを確認後

「炭焼チキンで」

 

 

どのくらい時間が過ぎただろうか?

今日はいつもより料理が出てくるのが遅い

12時近くになりどんどん客が入る

しかし炭焼チキンの注文は入らない

まぁ見てろ

俺の選択は間違いない

 

 

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焼チキン定食850円

「キノコたっぷりだぞ」

「そういえば塩だれキノコ」とか書いてあった気がする

本日の小鉢は「切り干し大根」

俺の好物だな

「いいぞいいぞ」

安定のポテサラも地味だがちゃんと脇を固めている

そして食べ放題の漬物はたっぷりと

いつものように食物繊維から食べる

サラダサラダ

これで血糖値の急上昇を抑え糖の吸収すら抑えられることだろう

ダイエット効果、快便、美肌

しかしせっかくの焼きたてチキン

やはり我慢できない

本来なら出来るだけよく噛んでゆっくりとサラダを食すところだが

それでは料理人にも失礼だ

せっかく目の前で豪快に炭火で焼かれたチキン

ここで食べないでいつ食べる?

と言いつつも俺はキノコを食べた

「秋だな」

「まだ秋だな」

「11月末だけど秋である」

キノコから食べた理由は単に邪魔だったからである

でもうまい

塩だれがうまい

正直キノコだけで白飯行けちゃうな

ワシワシと行けちゃうな

でも主役はやはりチキン

俺は熱々のチキンを食べた

「おおぉおおお」

外はカリッカリで中はやわらかジューシー

炭火焼としか謳ってないだけに地鶏ではない可能性が高い

しかしそこは焼き方

あの強烈な炎で豪快に焼かれたチキンは素材が持つ旨味を最大限にまで高めていたのである

正直某ゲートタワーで名古屋コーチンを食べるより美味いかもしれないな

この焼き方は家庭では無理だな

さすが炉端焼きの醍醐味だ

白飯がどんだけでも入る

でも少しずつ少しずつ

よく噛んでよく噛んで

濃厚でいてあっさり

矛盾してるような気もするが

塩だれがチキンともベストマッチ

「噛めば噛むほど・・・・」

「幸せだ」

チキンとキノコのコラボ

まさかこれほどとは

俺は思わず味噌汁に手をつけた

良いね

赤でないところがまた良い

味噌汁が主張し過ぎない

縁の下で支えてる感じ

それでいて次の攻撃の起点にもなる

俺は漬物を一口

そして再びキノコへとパスを出した

パスを受けたキノコはダイレクトで炭焼チキンへ折り返す

そのままダイレクトボレー

俺の口の中に叩き込む

「ゴォおおおおおおおおおおおおおおおル」

早くも追加点

前半でハットトリックを決めそうな勢いである

 

「やはり正解だな」

「チキンで正解だ」

「なんせ俺はチキン野郎だしな」

 

ここでキャプテン的な存在

ベテランの切り干し大根が浮き足立つチームに落ち着くように指示を出す

安定のポテサラはボールをキープ

再び次の展開へと時間作りタイミングを測った

 

 

ロスタイム

俺は残りのキノコを全て白飯の上にトッピング

そして最後のチキンも乗せた

あとは一心不乱にワシワシとかき込むだけ

行儀悪いと言われようがかき込むのだ

敬愛する井之頭氏のように

 

 

 

味噌汁を飲み干し

漬物でゲームを閉める

 

 

「ごちそうさまでした」

 

 

 

今日も満腹である

おもむろに財布の中から1000円札を取り出す

「釣りはいらねえぜ」

なんて野暮なことは言わない

きっちり釣銭を受け取る

アベノミクス万歳

 

 

 

 

さて大名古屋散策

気になるものがあるが思い切りがつかない

ゲートタワーへ移動

本屋を物色

 気になる本があるが

とりあえず先日購入した

いとうせいこう氏の本を読んでからにしよう

もうすぐ正月

時間はたっぷりとある

そのあとだな

夏彦の炎昼は

これの前のやつも読んでないしな

 

我々の恋愛 (講談社文庫)

我々の恋愛 (講談社文庫)

 

 

 

俺は高島屋へ移動した

なにやら日本の良いもの展が開催中

欲しいものばかりだが

如何せん金がない

やはり物がいいだけにお値段もそれなりの値段

ここは退散するに限る

俺は一目散に催事場から逃げ出した

這々の体で下の階に降りると先ほど大名古屋で迷っていた弁当箱が100円安く販売されていた

「これも何かの縁だな」

俺は弁当箱を購入した

アルミ製の小さな小さな弁当箱

THE LUNCH BOX

 

THE LUNCH BOX 375ml 弁当箱 アルミニウム 1499-0035-200-00
 

 これはサブ的に使う

現在の曲げわっぱに入りきらない時

アルミの弁当箱にご飯を詰めて曲げわっぱにおかずを詰める

写真を見てもわかるように

実はこの弁当箱

日の丸と同じ比率でデザインされている

そのために中央に一番大きなサイズの梅干しを置くことで

まさに本物の「日の丸弁当」となるのだ

おそらくこれほどまでに美味そうに見える日の丸弁当は他に存在しないだろう

これが以前から気になっていた理由である

正直これでなくても弁当箱として十分実用に耐える製品はたくさんある

しかしあえて高額な小さなアルミ弁当箱を選択する意味

全ては「美味そうに見えるから」なのである

 

 

空腹に耐え

ようやくランチタイムを迎える

はやる気持ちを抑えながら蓋を開けると・・・

 

まさにご馳走

日本人であることに感謝

それが日本の心

日の丸弁当

 

白いご飯が食べられることに感謝しつつ

食すのだ