鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

顔面骨折「モペット」走行中にハンドル折れ裁判へ

電動自転車

いわゆるモペットで走行していた50歳代の女性

走行中にハンドルの根元がポッキリ折れて転倒

顔面骨折の大怪我

これにより製造販売会社を「訴えてやる!」

帽子を地面に投げつけたかまではわからないが

とにかく

「訴えてやる!」

2700万円の損害賠償請求を求める訴訟を東京地裁に起こすと

で、気になる製造販売会社は和歌山市の会社

おそらく中身は中華製だと思うが

同社のオンラインショップがあるそうで

そうなるとちゃんとした会社なのかな

グラフィット社

 

 

glafit.com

HP見る限り

ちゃんとしてるように見える

取扱店も全国350店舗

そこでメンテも受けられると

社長らしき人も腕を組んで「ドヤ!」ってなってるし

よほど品質には自信がある

そんな感じ

で、車両も中華製を購入するのでなく

全て自社設計自社開発

「海外製品の真似はしない」と強いポリシーも

法律と警察庁と向き合い

100案以上提案

200ページ以上のマニュアル

国内整備とあるので

生産は海外で最終的な調整と検査と整備は国内

バッテリー関連も完璧

トルク管理も完璧

梱包のダンボールまでもこだわりを持つ

さらに1ヶ月点検と6ヶ月点検が無料

未来を見据えて

和歌山から発信したい

そんな意気込みが感じられる会社であるが・・

折れたと

ポッキリ折れたと

おそらくアルミあるある金属疲労だろう

 

お値段30万ぐらい

事故のあった車両は折りたたみ式

まぁ問題はここだよね

電動で30万

それで折り畳み

国内で設計開発

どこかでコストをケチらないと

トヨタみたいにケチケチしないと

で、軽量化も兼ねて耐久性が犠牲になる

ハンドルポストの根元だから1番力が加わる場所

なんせハンドルが長いからな

見た目は俺のダホンみたいな感じの電動自転車である

この手の折り畳みって

電動じゃないやつも激安品がAmazonなどで売ってるけど

手を出さないほうがいいね

義務教育を受けてればわかるだろうが

構造的に強度を出すのに無理があるわけで

そこをなんとかするのだが

そこはノウハウが必要で

さらに高い値段でも売れるブランド力も必要となる

ブロンプトンなんか人力折り畳み自転車なのに30万

で、事故にあった女性は時速20キロから26キロで走行とあるから

自転車と変わらない速度域でもある

俺は自転車に乗る前は必ず点検するからな

そこは命を預ける乗り物であり

常に振動を受ける自転車はボルトも緩みやすい

なので毎回の点検は必須

しかしそこまでするのはごく一部の自転車乗りだけである

結局は指定のトルクだと結構ゆるむ

レースでもプロのメカニックが整備してもレース中に緩むからな

なのでこの会社も点検を無料にしてたのだろうが

根本的な部分での強度が足らなかったと

おそらく部品自体は中華製

最近の中華製は品質がいいのも増えてきたが

相変わらずなものも多い

たまたまロットでの問題だったのか?

これから検証となるだろうが

パナソニックなんかも

ディスクブレーキ用のカーボンフォークが提携してた海外の工場で作れなくて

何回試しても強度が出ないそうで

今はフレームでしか購入できなくなり

長い時間が経つ

パナは大手だからきちんと検証してるけど

中小だとコスト的にもそのままできてきたパーツを信用するしかないのかもしれないな

で、構造的に折り畳み自転車も同じなんで

やはり値段は高くても信頼できるメーカーを選ぶことが大事

特に折り畳みは

 

そんな俺も昨日ダホンで走ったのだが

説明書を一切見ないで組み立てて走ってて

ダホンはちゃんとしたメーカーなんで

折り畳み部分は全てダブルロックみたいな事を先程小耳に挟んだのだが

ハンドルの折り畳み部分のロックを一つ忘れてるような

記憶には無い

まぁそれでも大丈夫なのだが

そこは安全マージンマシマシで安心感があると

そこは流石

裁判大国のアメリカメーカー