去年から始まった
うちの近所の桜まつり
地元民の散歩コースでもあり
俺のいつもの５０キロサイクリングコースで最後にスプリントをする小さな堤防である
ここでスプリントをして
ヘロヘロになり
クールダウンがてらゆるゆると自宅まで走る
そんな道で桜まつりが金曜日の夜から開催中で
昨日は１本の木に３輪咲いてたが
今日もほぼ咲いていない状況
それでもヒトヒトヒトヒトで
まるで人がゴミのようで
臨時駐車場には軽自動車とミニバンが並んでいて
周辺道路にはガキどもが自転車でウロウロ
で、おじさんもロードバイクでウロウロ
今日は人が多すぎて走れないのでバイクから降りた
キッチンカー数台に屋台が数軒
この町の桜まつり
わずか数百メートル
寂れた屋台にキッチンカーが２〜３台い〜
そんな感じで
いつか奴らの足元にビッグマネーを叩きつけたいと
何もかも爆破したいと
だろうな
蒸し暑い夜にカーSEXして
翌朝
彼女がどこかの金持ちに寝取られる曲
浜省のマネーは凄い
妬み僻み恨み
しかし結局は「花より団子」なわけで
ほぼ桜が咲いていないのに
屋台に人が群がっていて
なんだかんだで人々は裕福で
なんで子供が屋台やキッチンカーで買えるのか？
小遣いいくらなのか？
そんなことを思いながら
俺は一人パナチタンをスーパーまで走らせ
半額のクレープを買ってきた
２２２キロカロリー
半額で約８０円？
でもまさかあそこまで人が集まるとは
みんな暇なんだな
揚げパンのキッチンカーはちょい気になったが
俺は揚げパンが好きで
しかし５０を過ぎた今
油まみれな炭水化物は危険で
食欲より罪悪感が勝る
せめてカロリー表示してほしい
でも瓶に入った生ぬるい牛乳に合わせて食べたいね
近所の桜並木は咲いてないが
山へ行くと
ポツポツと咲いてる木もあり
そんな桜を眺めつつ
サイクリングしてきた
今日はフランドル
久しぶりにJスポーツで中継
ワクワクが止まらない
さらに途中で電話が入り
大きめな仕事が入った
ワクワクにブーストがかかる
「何かラジコン作ろうかなぁ」「夏用ジャージ買おうかな」「日帰りで京都行こうかな」
購買欲がメラメラと
欲しいものは今のうちに
これからとんでもないインフレが待ち構えている
山の方に行くと
横の道から一台のママチャリが
ママチャリにしては速い
というかかなり速い
金髪のおっさんだが速い
サドルはかなり低いのにやたらとハイケイデンス
さらにエアロポジション
Tシャツ短パン
「何もの？」
車が通り過ぎるのを待ち
追走に入る
しかし追いつかない
ガチ踏みすると追いついた後でヘロヘロになる危険性があるので
心拍１４５ケイデンス８０で追いかける
時速３０キロ前後
最初は「電動？」かと思ったが
電動なら時速２４キロでアシストが切れるのでロードより遅い
平坦なら楽に追いつく
それが追いつかない
そしてコーナーを抜けると
金髪のおっさんは消えていた
で、峠を登り
道の駅に行くと大量のジジババがハイキングに来てごった返してたので
すぐに引き返す
するとなんと再び金髪のママチャリおっさんが目の前に現れた
そして再び彼はエアロポジションでハイケイデンス
少しギャップをあけて後ろに付く
やはり時速３０キロぐらいでずっと走り続けている
しかもサドルは低い
あの低さで時速３０キロはかなり回さないと出ない
踏んだパワーがかなり無駄になってる
それでもそれを補うだけのケイデンスで
フラペだろうに
しかも全く靴に食いつかないフラペ
「なぜ速い？」
「なぜいつまでもあの速度で走れる？」
走り方を見てると
移動のためにママチャリに乗ってるのでなく
完全にトレーニングしてるように見える
しかもインターバル
ロードでも一般人ならそこそこ踏まないとついていけない速度で走り続けるママチャリ
金髪のおっさん
これだから自転車は面白い
でもあのサドルの低さであそこまで回すと膝を痛めそうだが
そして金髪のおっさんは突然スローダウンする
まるでラジコンのバッテリーが終わったかのように
スローダウンした
一体なんだったのだろうか？
なぜ彼はあんなに全力でママチャリを漕いでたのか？
不思議だったな
そんなこんなで
今日は５０キロ走り
平均時速２４キロ
まだ余力はあるので
大体事故前の状態に戻ってきた感じがする
車に跳ね飛ばされてから２年
ようやくだな
あの頃は平均時速１８キロ以下でしか走れなくなって
年齢的にも戻らないかな？と思ってたが
ようやく持久力もパンチ力もほぼ戻ってきた
ベルナルもかなり戻してきたが
アレだけの怪我からの復帰は奇跡に近い
そして今日はフランドル
中継時間が長いので
今から準備が必要
入浴を済ませ
食事を用意して
さらにおやつも
今日はカロリーも消費してるので
問題はない
そして桜は咲いていない
