鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

性教育の手引き14年ぶり改訂「基礎編」「実践編」

東京都教育委員会性教育の手引きの改訂を14年ぶりに行ったそうだ

これは一部の学校において教科書の範囲を超えた性教育が行われてたことで物議を醸し今回の改訂に繋がったそうだが

それでも高校生向けですら「性交」については書かれてないそうで

何がどんな性教育なんだろうかと

妊娠や性病感染のことにも触れていない

指導する外部講師は別にこれらの単語を使うことは禁止されてないので説明することは可能みたいである

「先生!妊娠ってどうすればできるのですか?」

「先生!梅毒ってなんですか?」

みたいな質問も出てくるのだろう

一体どうやって説明するのだろうか?

昔は赤ちゃんはコウノトリが運んでくると教わった

そもそも俺は学校でちゃんとした性教育を受けた記憶がない

女性の体についてはなんとなくエロ本やAVから学んだ

そして中学にもなると周りでちらほら性交する奴らが出てきて体験談を聞いたりして想像を膨らまし股間を硬くした程度である

だいたい俺らの頃の中学生なんて辞書で性的な言葉を調べては勃起してた

今はスマホもあるし

ネットならなんでもありだ

しかも時代はデジカメだからな

みんな気軽に写真をとってしまう

命令されるがままに

それが拡散

そんなこともあるのだろう

ただ最近のAVは過激なのも多いからあれが正しいやり方と学んでしまうと大変なことになる

俺なんか高校卒業するまでコンドームのつけ方もわからなかったもんな

コンドーム自体も何に使うのかよくわかってなかったし

友達の初体験談で「その穴じゃない」と言われた話を聞いて

「そんなに間違いやすいんだ。気をつけないとな」と思ったり

まぁほとんど知識はないまま高校を卒業したものである

で、卒業してすぐに駆け込んだ風俗店のお姉さんに詳しいことは教えられた

つまりあのお姉さんが俺にとっての講師だったわけである

で、今回の改訂では基礎編と実践編で構成される

「ん?実践?」

一体どんな実践なのか?

基本的な攻め方なのか?

テクニックなのか?

「それでは男女ペアになってください」

とかなるのだろうか? それとも・・・

「は〜い先生に注目してください!」

「今から説明しますんで良く見ていてくださいね」

「後ろの方の子はもっと前に来てください」

「ちゃんと見えますか?」

「では始めますよ」

「ここがクリト・・・」

なんてことを想像してしまうな

でも今時の生徒はみんな知ってるんだろうな

俺の頃は未知との遭遇だったが

修学旅行の時に女子風呂覗いたやつが

「毛、毛、毛、毛・・・」って衝撃受けてたしな

あの頃はまだ盛大な黒塗り時代だったから目の前に広がる光景を脳が受け付けなかったのかも知れない

そりゃ女にだって毛ぐらい生えてるはずでる

今だからこそ理解できるが

当時はそんなこともわかってなかった

と言うか綺麗なものしか想像できなかった

そのぐらい俺たちは性知識を持ち合わせていなかったのである

 

テレビドラマ「金八先生」では杉田かおるが妊娠してた

相手は鶴見辰吾

衝撃的ではあるがどこか他人事

やはりドラマを見ていても何をどうすれば妊娠するのかはっきりと理解できていなかったこともある

バービーの歌なんか今だから理解できるが当時は何もわからずに歌ってた

「目を閉じておいでよ」

「いつもを凌ぐ熱い汗と息遣い」

「慣れた指よりそこがどこかわかるから」

完全に性交ソングだな

サザンも同じだ

「マンピーのG SPOT」

なんとなくいやらしいことを歌ってるとは理解してたが

詳しいことまでは未知の世界だった

まさかあんなスポットが存在するなんてお釈迦様ですら・・・

 

でも性教育って難しいな

誰かがちゃんと教えないとダメだとは思うが

思春期に覚えちゃうとこれまた大変なことにもなりかねない

もうどんだけでもできるからな

猿みたいに

やはり昭和の時代みたいに辞書を引いて勃起してるぐらいが丁度いいのかもしれない

 

 

 

ぼっき【勃起】

 

にわかにむくむくと起こり立つこと。ふるい起こること。

 

 

ちつ【腟】

 

女性生殖器の一部。陰門から子宮頸部  までの間。交接の際に陰茎を入れ、分娩  時には産道となる。