しかし人生ってわかんないな
突然死んじゃう人もいれば
突然それまでの生活が破綻してしまう人も
そんな悲しい事故が大仏様の目の前で起きるとか
2月25日
ちょうど3連休で賑わう
奈良は東大寺の参道
仁王様がお住まいになる南大門の手前
俺も何回も通った道
大仏殿に行かなくても通る道で
拝観料を払わなくとも運慶快慶の仁王様を観て
大仏様へ挨拶できる
宇宙の真理
TOP of Hotokeである
要するに太陽なんだよな
そして神道では天照的な存在である
とりあえず隣にあるモンベルを冷やかし
「これ欲しいなぁ」と
なぜか長居してしまい
「いけないいけない」と
大仏プリンに未練を残し
向かう参道
鹿もウロウロ
参道にはお土産屋が立ち並び
いかにも観光地的な雰囲気を醸し出す
そんな東大寺の参道で悲劇が起きた
午前9時50分
観光客が行き交う時間帯
突然土産物屋の店主でもある79歳男の運転する自動車が暴走した
車は男性二人を跳ねて
近くの石垣にぶつかり停止
跳ねた人をボンネットに乗ったまま暴走激突
鹿も一斉に逃げた
車は大破
フロントガラスも丸く蜘蛛の巣城にヒビが
おそらく頭部が当たった跡である
跳ねられた一人は台湾から観光に来ていた62歳の男性で脳挫傷で死亡
もう一人の男性は腰の骨を折る重症だった
暴走した土産物屋の店主は現行犯逮捕された
あの場所は一般の車は出入りできない
朝などは商品などの搬入する車もいたりするが
その人たちは許可証が必要で
暴走した店主は許可証を持ってなかった
でも自分の店だし
「まぁいいか」的な感覚で長年自分の車を店の前に駐車してたんだろうな
店主は何かしらの荷物の搬入をしようとしてたとか
79歳でも現役で働き続け
3連休で稼ぎどきの日に
彼の人生は終わりを告げる
残りの人生を後悔と懺悔の中で過ごすことになる
そして楽しみにしていた東大寺を訪れ
おそらく仁王様も大仏様も四天王も見ないまま
死んでしまった台湾の男性
まさか今日自分が死ぬなんて
そんなことは微塵にも思うことなく
何が起きたのか?
わからないまま
死んでいった
暴走した店主は
直前にアクセルをふかしてたそうで
シフト操作を間違えてニュートラルに入ってた可能性もあるかな
で、パニクって暴走とか
本人はアクセルとブレーキを間違えたと供述してるそうだが
それも間違えたのだろう
専門家によれば時速40キロは出てたんじゃないかと
まさかあの場所で事故に遭うとは想像しないしな
俺も普段は何も警戒することなく歩いている
警戒するのは鹿の糞のみ
そんな場所である
気持ちは南大門の仁王様へ
運慶快慶
このお二人が守る南大門から不審者は入れない
が、その手前だしな
しかもおそらく毎朝大仏様へ挨拶してると思われる
土産物屋の店主である
なんだろうな
なんでこんな事故が起こらないといけないのか?
俺は53歳で
同世代の連中と「俺らもあと10年で立派な高齢者だぞ」と話してるが
みんな認めようとしないしな
「60はまだ若い」と
その勘違いが危険で
体は完全に衰えてるわけで
そこの自覚があれば79歳で車は運転しないだろうな
先日なんか自動ブレーキを試そうとして
高齢者が友達の高齢者を跳ねてたし
これから世の中ジジババばかりになるわけで
運転支援の車も結局はシステムが作動しない場合も多く
ディーラーでは責任逃れで簡単な説明はしてるが
それをユーザーが理解してるかはわからない
自動ブレーキなんかも
ついていない物として運転するべきで
常に周りを見て
集中して
スマホは見ないように屋根の上に両面で貼り付けて
運転するべきだな
それでも暴走は起こる
今の比較的若い年齢層の運転も相当下手くそだからな
あの人たちが高齢になったら・・
と、思うと怖い
免許取得ももう少し厳しくした方がいいかと思うが
道交法を理解してない人も多いし
誰でもホイホイ与えすぎてる
特にイノシシみたいな猪突猛進型のおばさんは危ない