鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

京都ブルーボトルコーヒー「予約制8250円」

ブルーボトルコーヒー

俺はまだ入ったことないが

と言うかどこに店があるのかも知らない

でも名前は小耳に挟んでいて

確かサードウェーブの牽引役みたいなイメージ

第3波

サードインパクト

アメリカ発

スタバに初めて入った時も衝撃を受けたが

なんかNYのエリートみたいだぞと

でも肝心のコーヒーがアレで

さすがアメリカ人

味は・・・

そんなイメージのアメリカ発だが

で、ブルーボトル

ここもテレビで見る限りはオシャレな感じで入りにくい店

「注文でミスったらどうしよう・・」と不安になる店構え

なんか特殊な呪文みたいな言葉が要求されそうな

そんな感じ

スタバでも俺は注文をミスったことがあって

ドトール気分で思わず「エス」と言ってしまい

後ろに並ぶギャラリーの前で俺は「注文の仕方講習」を受けることとなった

何だっけ?

もう忘れてるが

ショート、グランデあとは知らない

アレはかなりの辱めだったな

「田舎者のおっさんが来るんじゃねえよ」って感じで

俺の中で「非常に気分の悪いカフェ第一位」となった

それ以来スタバに行くと店員さんに笑われてるような気がする俺である

そんなスタバも今ではすっかり地方にも定着

うちの近所にも店があるが

朝から高齢者の溜まり場となっている

で、店には行かないが仕事では去年絡んだので

仕事としてスタバと絡んだが

アレも利益0円の仕事であった

店の営業終わりの深夜に仕事させておいて

ケチくさいね

しかも朝店員が出勤するまで店内で待機してろとか言われて

床で寝たよ

 

 

そんなスタバの話はおいておいて

ブルーボトルコーヒー

アメリカは西海岸

カリフォルニアだな

嫌いじゃないぜ西海岸

ムーンアイズ大好きだしな

キャルルックには憧れたものである

そんなカルフォルニアから2002年に創業

日本には2015年にやってきた

この時だな話題になったのは

どうやら全国に店があるそうだが

基本的に俺は外ではコーヒーは飲まない

とうか時間潰しのための店にしか入らないので

選択肢に入らないというか

俺の行く場所はドトールかスタバかコメダしかないしな

一番長居できるのはコメダ

コーヒーはドトールコメダ、スタバの順番になるが

わざわざお金を出してまで飲みたいとは思わない

場所代についてくるサービスドリンクの意味合いが強いかな

ディーラーでの点検の際に出されるコーヒーみたいな

そんな感じ

 

で、ブルーボトルコーヒー

その土地柄に合わせた店舗デザインというが

今回話題の「京都カフェ」も土地柄と言えるのか?

古民家風で京町家をリノベーション

ある意味単純な発想ではあるが

まぁ仕方がない

京都を知らない人にはこれが一番アピールになる

店内はスタバなんか比べ物にならないぐらいにデザインされていて

非常に落ち着かない

窓から見える景色は「京都風」

実際に京都なんでアレだが

それほど古いものなど残ってない京都で

「これぞ京都だな」という感じの風情がある

左京区みたいだが

左の方なんだろうな

知らんけど

 

正式名称は

「Blue Bottle Studio-Kyoto-」

どうやら「京都カフェ」のはなれとして開業するとか

「はなれ」と言えば不良の溜まり場か高齢の親の隔離場所のイメージだが

そんな「はなれ」も令和の時代にはオシャレな場所へと変身

創業者・ジェームス・フリーマンの考える「おいしいコーヒー」を体現する場として

コーヒーカップにカウンター、バリスタが着用するユニフォームまでこだわり抜いた空間に仕上がっているそうだ

要するに創業者の好みを客に押し付けること

「おもてなし」とは反するところがカリフォルニア

「おまえらが合わせろやハゲ」

でも日本で和風だからな

しかし今の日本には自宅に和室すらない

床の間すら知らない人も多い

なので逆に本格的な和の空間だと落ち着かないかもしれない

俺としては本牧の「ムーンカフェ」みたいな方が異空間で

ギブミーチョコレートだな

 

で、いちばんの目玉が

「予約制」

で、気になるお値段が「8250円」

予約制のコーヒーコース「Blue Bottle Studio Coffee Course」

高齢者はコースメニューすら理解できない

普通に「おまかせ」で良いと思うが

敗戦国の言葉など使えるかハゲってところなのか?

しかし思い切った価格

まさか珈琲屋で8000円オーバーとは

8000円と言えば京都の例の店でおまかせコースが食べられる値段

で、気になる中身が

特別な抽出方法で出される希少なシングルオリジンのコーヒー(全3種)

創業者の人が日本の「喫茶文化」からインスピレーションを受けたメニュー

そして後藤裕一氏と仲村和浩氏監修によるスイーツのペアリング

ペアリング?

ここでも横文字

ガーミンとスマホを接続するときにペアリングするが

スイーツをコーヒーと接続かな

普通だな

日本の喫茶文化からのインスピレーション

小倉トースト、鉄板ナポリタン、焼きそば定食、ゆで卵、柿ピー小袋、ヤクルトかな

でも多分違う

どこの地域の喫茶文化かは書かれてないのでわからない

コーヒーの写真を見ると

ショットグラスのような小さなグラスが3つ

それぞれ違うコーヒーが並んでいる

コーヒーなんで大量には飲めないしな

180ミリリットルを三等分してあるのかな?

HPのメニューを見てみる

まずFIZZとある

この時点でわからない

俺はFIZZを知らない

シーズナルコーヒーフィズかシーズナルカスカラフィズと書いてある

「ヤバイな」

恥ずかしくて店員さんに聞くこともできない

さすが8000円

恐ろしい

で、FIZZって何だろう?

 

次にOJI

おじさんの略なのかな?

オージドリップ

2種類の豆から選択プラス「シーズナルデザート」

オーストラリアのドリップと何らかのデザートでファイナルアンサー?

ここでも出てきたシーズナル

リーズナブルの方がありがたい

「ちょ、待てよ」

オージーでなくオージ

これはオーストラリアではないのか?

 

そしてNEL

これは無知な俺でもわかる

ネルドリップ

と、言う事は・・・

FIZZもOJIも抽出方式の違い

確か3種類のどうたらこうたら

そう言うことか

でも初耳なキーワードばかりで

さすが8000円

で、ネル

プラスで「シーズナルペイストリー」

昭和のお土産の代表として各地の提灯とタペストリーがあったが

ペイストリーとは?

ケミストリーなら知ってる

でもペイストリー?

 

で、メニュー終了

どうやら異なる3種類の抽出方式のコーヒーに合わせて

付け合わせがついてくると

でもそれが何なのかはわからない

喫茶文化のインスピレーションだが

思い浮かぶのは

バナナ

柿ピー

ゆで卵

この3種だな

しかも場所柄京都南禅寺界隈

あの「瓢亭」がある

瓢亭と言えば「ゆで卵」

京都のゆで卵はとんでもなく美味いからな

でも喫茶文化ではないので多分違うだろう

 

最後にメニューに関する質問は気軽にバリスタまでとあるので

恥ずかしがらずに聞いた方がいいね

FIZZ」って何?とか

質問攻めになること間違い無しだが

 

 

予想以上にすごいな

値段もそうだが

メニューが全くわからない

それで予約制で8000円オーバー

選ばれし者しか無理だな

気取った人じゃないとむり

ブランド物をビシッと着込んで高級車で乗り付けないと

それでいてちゃんと分かったフリをしないと

モンベル着て6万円のミニベロでは

ちと厳しい

パナチタンでも厳しい

さらに8年落ちのミニバンなら

ラフィンノーズだろうな

昭和の違いのわかる男なら

ゴールドブレンドで十分だったのに

 

 

コーヒーで8000円

俺は無理だな

経費でも落とせないんじゃないのかな?

東急ハンズで超貴重な高級豆の販売していて

試飲したのだが

それまでのコーヒーのイメージを覆す味で

何だろう?

コーヒーであってコーヒーでないものを飲んだような

なんかとんでもなく美味いのは確かだが

あんな感じなのかもしれないな

俺は「こんなもの飲んだら普通のコーヒーが飲めなくなる」と思い買わなかったが

30グラムぐらいで数千円してた記憶が

流石にドリップとか失敗したらと思うと怖くて怖くて

あんな高級豆は無理だった

俺にはマイルドカルディがお似合いさ

 

 

でも流行るんだろうね

バエルし

8000円なら「頑張ってもいない自分へのご褒美」に出せない金額でもない

8000円を何に使うかは人ぞれぞれなわけで

懐石8000円でもいいし

コーヒー8000円でもいい

さらにモーニングのショートコース8000円もありで

たかが8000円されど8000円

何より一生の思い出になること間違いなし

挑戦的だが

ビジネスとしてうまいこと考えたな

回転率が上げられない

大量に客を取れない

利益率もいいんじゃないかな

それでもお客さんは大満足で帰る

そんなお店