鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

躾か?体罰か?厚労省が指針案

最近の度が過ぎた体罰と言うか

憎しみから来る暴力

来年4月には改正児童虐待防止法が施行されるそうだ

親による体罰の禁止

体罰とは一体何か?

そんなことを考える厚労省有識者会議が開かれたそうな

体罰」と「しつけ」

その辺りを明確に定義しとかないとややこしい

そこで頭のいい人たちが集まってアレコレ相談

一応指針案ができたそうな

その内容の一部が

 

「長時間の正座」

「夕食を与えない」

「お尻ペンペン」

 

ちなみにこれらは体罰に認定される

 

相変わらず俺のようなバカには頭の良い人たちが何を考えてるかわからん

なんせ俺はバカだ

バカなので常に怒られてきた

家でも学校でも

特に先生からは毎日のように叩かれた

うちの親は先生に「遠慮せずに殴ってやってください」と申し出てたぐらいだしな

殴られる俺も悪いことをしたと自覚はしているので正直

「仕方がないな」と言う気持ちはある

しかしロックな俺は何でもかんでも反抗したくなる年頃

「大人の言いなりになんてならねえよ」

ラジオから流れる尾崎豊

口コミでどんどん広がった

 

おそらく有識者の人たちは子供時代から真面目に生きてきた人たち

家でも学校でも優等生

体罰なんてものとは無縁だったんじゃないかな?

果たしてそんな人たちで検討しても良いものなのか?

昭和の時代は連帯責任で野球部の誰かが悪さするだけで部の全員が罰を受けた

そんなんだからほぼ毎日罰を受けてたな

「お前ら悪いことするんじゃねえよ」

「今度はお前かよ」

それでも何かをやらかすお年頃だった

学校の隣には神社があり

部活が終わる頃は真っ暗で

そんな神社に高校生カップルが現れるわけで

俺たちは息を殺して覗きに行ったものである

どんなに怒られようが

 

 

長時間の正座はよくあった

朝から職員室に呼び出されて給食も食べさてもらえずひたすら正座

しかし俺は書道で鍛えていたので正座は割と平気

書道の先生から足が痺れない正座は教わっていたしな

給食が食べれなかったのは辛い

辛すぎるぐらい辛い

今なら大問題だろうな

家庭に置き換えれば夕食抜き

うちでは夕食抜きはなかったが

親と喧嘩して「飯なんかいらねえよ」と言うのはあったな

夕食は残してあるのだがこっちも意地があるから食べなかった

こう言う場合も体罰に相当するのかな?

自分の意思で食べないのならセーフか

親もドキドキだな

ちょっとしたことで犯罪者になりかねない

家族相手でも常に冷静でいないとな

ついカッとなって「夕食抜き!」なんて口走ったら犯罪者の仲間入りである

来年4月から犯罪者にならないためには自分の子供には一切関わらないこと

これが一番である

 

「お尻ペンペン」

昭和の頃まではよく漫画なんかで表現されてたが実際に抱え上げられてペンペン叩かれた人は少ないだろう

お尻はある程度力入れて叩いても怪我しないのでとても便利な部分

大人になれば尻を叩かれ喜びを感じる人も存在する

当時野球部では「ケツバット」と言って監督から金属バットで思いっきりケツを叩かれたものである

ノックでエラーしたら1回叩かれる

もう必死だったね

いくらケツとはいえバットで叩かれると痛くて帰りは自転車に座れなくなる

みんなで自転車を押してトボトボ歩いて帰ったものである

親にしてもお尻を一発パシーンと叩くことはあるんじゃないかな

怪我はしないがある程度痛みを感じさせることもできる

いわゆる「愛の鞭」

そんなことも4月からは禁止ととなる

うっかりお尻ペンペンしてしまうと

あなたも犯罪者だ

子供も子供で気をつけたほうがいい

自分の親を犯罪者にしないために真面目に生きなさい

 

「そうか!」

厚労省の狙いはコレか

つい勢いで犯罪者になるような法を作り

子供自身が親を犯罪者にさせないようにするための教育方法

スゴイな

さすが頭のいい人たちだ

俺はてっきり甘やかし過ぎてダメ人間ばかり製造されるんじゃないかと危惧してたが

さすがに子供も自分の親を犯罪者にはしたくない

そのためには何をすればいいのか?

ロボットかのように法を守って生活すればいい

 

実際に親がしつけのためだと思い行った行為でも子供が身体になんらかの苦痛を感じた場合は体罰と見なされると言う

親としては一切子供に触れないほうが良いと言うこと

体罰のつもりでなくてもつい子供の身体に触れてしまい

そこがたまたま怪我してて

「お母さん痛いよ」

コレで母親は犯罪者になりかねない

 

NHKの朝ドラなんか

もう逮捕されまくりだな

今後ドラマも規制が入ったりするのかな?

 

 

次に「しつけ」とは何か?

定義されたのが

「子供の人格や才能などを伸ばし、社会のルールを身につけさせる行為」

「道路に飛び出しそうな子供の手をつかんで保護する」

「ほかの子供に暴力を振るうのを制止する」

これらは体罰には当たらないと言う

いわゆる親の愛だな

子を思う親の愛情

ただあまりにも強く手を握り過ぎて子供が

「お母さん痛いよ」となると母親は犯罪者になるのかな?

しつけ?体罰

イライラしてるとやりそうだな

女性はヒステリーになりがちだ

「何やってんの早くしなさい!!」

「おもちゃなんか買いませんよ!!」

よく怒られたな

まぁとにかく今後日本の親は子供に怒れなくなる

今は身体への苦痛だが

どうせ心の苦痛も追加されるだろう

精神的体罰とか言ってな

痛みを知らないで育った子供は大人になり他人に度が過ぎた暴力を振るうこともあるかもしれない

まぁそれでも良いのだろう

自分の親が犯罪者にならなければ

 

 

まぁ会社なんかでも同じだな

今は何でもかんでもハラ、ハラ

セクハラ、パワハラその他ハラハラ

部下に注意することもできないこんな世の中じゃポイズン

そうやって日本の会社は没落していく

 

 

まぁ俺の経験談から言えば

愛のある体罰はありだな

やはり反省するきっかけになる

痛みを知ることは大事である

なんせスクールウォーズ世代だしな

中学の時にいつも殴ってくれた先生には感謝している

そのおかげで今、真面目に生きている

案外子供のころに親から押さえつけられて真面目にしてた奴の方が大人になってからグレやすい

ヤクザになった奴も大学入って親から解放されて悪い友達ができてたりしてたな

そう考えると教育って難しいな

あと親が警察とか教師とか

これらも大人になってから犯罪者になる傾向が俺の周りでは多かった

朝ドラなんかもそうだが

反面教師と言うのもあるな

親がダメダメだと子は真面目に優秀になる

 

 

 

背中の傷もだいぶ良くなり今日から普通に風呂が入れる

どうやらまた再発する可能性があるので来年の診察で袋とやらを除去するか検討するみたいだ

今のままだとどうしてもしこりは残ると言う

確かに常にポコっと膨らんでいる

これが痛む時と痛まない時とある

多分体調の問題だろう

とりあえず来年だな

 

カルディでブルーマウンテンが20パーオフ

買ってしまった

ついに初ブルーマウンテン

楽しみである

 

そして本を一冊

 

男はつらいよ 寅さんの人生語録 改 (PHP文庫)

男はつらいよ 寅さんの人生語録 改 (PHP文庫)

 

 またこの手の本を買ってしまった

どんだけ俺は寅さん商法のカモにされてるのだろうか?

でもやはり寅さんの言葉は最高だ

いつになっても憧れだな

カッコよすぎる

でもそろそろ時代にそぐわなくなって来てるのも事実

俺たち昭和世代が死んだら忘れ去られちゃうんだろうな

粋ってなんだろう

やがてやってくる体罰を知らない世代

寅さんを知らない日本人

知れば知るほど寅さんを拒絶する

まぁ基本的にヤクザだしな

今回のは文庫なんでいつでも持ち歩ける

そして読めばいつでもそこに寅さんがいるのだ

常に持ち歩きたい一冊だな

 

まぁ俺は寅さんが好きだ