鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

滋賀県のCoCo壱番屋新メニュー「琵琶湖のニゴイフライカレー」が登場

江戸時代にはよく食べられていた淡水魚

繁殖力旺盛でどこにでも生息する

江戸時代には将軍様も食べていた鯉料理

池波正太郎も大好き鯉料理

そんな鯉がフライになって滋賀県ココイチでカレーとなった

ニゴイのフライカレー

俺がいつも食べてる鯉がニゴイなのかどうかはよくわからない

先ほどから調べているが情報が出てこないのである

代表的な鯉料理がこいこく

鯉の味噌汁のような物だ

これは美味い

輪切りにした鯉を味噌汁で煮込む煮込み料理

正直鯉の輪切りはかなりグロテスクではあるが

味噌汁に入ってしまえば気にならないのである

見た目が鯖の味噌煮缶みたいになるしな

正直、鯉は臭い

淡水魚だしいたしかない

しかし今となっては高級魚であり高級料理である

俺が食べに行く鯉料理屋も料亭である

そして池波先生があまりの美味しさに二日連続で食べに行った店でもあるのだ

この店では綺麗な水で数か月飼育して完全に臭みを消す

臭みが取れた鯉の刺身はコリコリした食感が・・格別である

その他様々な手の込んだ鯉料理が提供される

メインは鯉こくになるのかな?

そして郷土料理でもある鯉

フライにしてしまうのが一番簡単で手頃なんだろうな

フライにしてしまえば普通に食べられるだろう

今回ココイチがカレーの具材にしたのはニゴイである

ニゴイは見た目は鯉そのもの

滋賀県では「マジカ」とも呼ばれるそうだ

マジかよ・・・

本気と書いてマジと読むのマジである

鯉に似てるが小骨が多い上に鮮度が落ちるのが早いために一般には流通しないという

まぁ流通されても困るがな

京都の錦市場なんかに行くと鯉の惣菜も売ってるがあれがニゴイなのかは不明だな

琵琶湖では多い時に1日で200キロのニゴイが漁師の網に引っかかるという

あくまで引っかかる

別にニゴイなど獲りたくはないのだろうな

しかし獲れるものは仕方がない

獲れた以上は金にしたい

そこで県漁業協同組合連合青年会の若手漁業者らが試行錯誤

たまたま立ち寄った居酒屋で相談したそうで

小骨が多い魚といえば鱧

「鱧と同じく骨切りしてしまえばいいんじゃね?」

試してみた

成功だ

これならいける!

そこから2年

全国を駆け回って見つけた鮮度管理

獲れたて新鮮なニゴイを素早く血抜きして神経を締める

死後硬直を遅らせる

これで鮮度が保てる

鯛と同じだな

長い針を魚の鼻のあたりから差し込む

これの名人級の人がいるとかテレビで見たことがある

みんな京都高級料亭に運ばれていった

この血抜き&神経締めにより今まで捨てていたニゴイが一般人にも提供できるようになったのだ

そして早速ココイチが名乗りを上げた

滋賀県ご当地メニューとして登場

びわ湖のマジカフライカレー」だ

気になるお値段はライス300グラムの通常サイズで800円

800円ならアリかもしれんな

自分が食べたことのない物はとりあえず食べてみたい俺である

ただカレーにトッピングしちゃうとカレーの味になっちゃうので

別で食べたいな

ココイチってソース置いてあったかな?

できればタルタルが欲しい

ライスとマジカフライだけで注文できるのかな?

あと味噌汁も欲しいな

福神漬けは食べ放題だよな?

まぁ普通に「ニゴイフライ定食」が食べたいのだ

ルーの金はちゃんと払うからさ

ココイチの担当者が言うには

「マジか!」と驚くというしな

「マジカのフライはふっくらとした、くせのない仕上がりで、フィッシュフライに劣らないおいしさ」らしい

さすがに白身魚のフライに劣っては困る

食べる意味がなくなる

ナマズみたいに超淡白なんだろうか?

やはりニゴイの味を堪能するならカレーに乗せちゃダメだな

 

 

 

今日は雨じゃないか・・

いつ天気予報が変わったのか?

自転車で走る気満々だったのに・・・

今度いつ乗れることやら

明日も雨か

来週はとりあえず比較的暇がある

というか強引に作る

今日は豆から挽いてハンドドリップでコーヒーを入れた

ステンワイヤーのドリッパーに麻布のフィルター

久しぶりなんで失敗気味だが

それでも1万円の全自動コーヒーマシーンとの味の違いははっきり出たな

おぼつかない手つきで入れたハンドドリップであるがカルディの説明通りの味がコーヒーマシーンより分かりやすく出た

ブラジルの酸味がある豆だが

我ながら美味しかった

でも時間がある時じゃないとハンドは厳しいからな

ミルも手動だし

そして今日はやたらと細く挽きすぎたかもしれない

やはりコーヒーって奥が深い

安定した味をハンドドリップで出すのって俺には不可能だ

その日の仕入れによって味が変わる漁師町のあら汁みたいに

同じ味は二度と無いのが俺のハンドドリップのいいところ

「マスターの気まぐれハンドドリップコーヒー」

豆の種類、豆の量、豆の挽き方、抽出温度、抽出時間

本当の意味で気まぐれである