鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

電子マネーの普及で一円玉が減っているそうだ

電子マネー

買い物するには便利な物だがいかんせん金を使った気にならない

なのでどうしても無駄遣いをする傾向がある

俺は仕事の取引もできるだけ現金でやる現金派だ

銀行振込はめんどくさいのが一番の理由だが

しかし時代の波には逆らえない

じわじわと押し寄せるキャッシュレスの波

これはもはや世界的であるだけに避けられないのだろう

今の60代以上が極楽浄土へ旅立ったら一気に普及するんだろうな

電子マネーで支払うと小銭を使わないので1円玉がどんどん減る

古くなった1円玉は回収され破棄されるからである

流通する1円玉が減っているので新たに市場に投入する新品の1円玉も少なくなり

やがて2000円札のような絶滅危惧種になるのだろう

そして1円玉減少に追い討ちをかけるのが消費税10パーセント

今までのような端数が出なくなるために余計に1円玉がいらなくなるのだ

 

俺は1円玉が好きだ

その理由はお賽銭に使うからだ

俺は神社仏閣にお参りしまくるために大量のお賽銭を必要とする

そのために1円玉はなくてはならない物なのだ

今は親父が大量に残した1円玉が神棚の下の物入れに置いてあったため

そこから拝借してお参りしている

しかしやがてこの1円玉もなくなることだろう

さすがに10円はお賽銭では出せない

一つのお寺でも20箇所ぐらいお賽銭をあげるしな

観音様にあげてお地蔵さんにあげないとか

大黒さんにあげて弁天さんにあげないとか

そんなわけにはいかないのである

みんなにあげたい俺である

そのために1円玉はなくてはならないものなのだ

大きな神社では既にお賽銭まで電子マネー化してるところもある

しかし神主が常駐しないような小さな神社ではいつまでたっても電子マネー化はしないはず

お寺だってそうだ

観光寺なら電子マネーになる可能性は高い

しかし地方の小さなお寺ではやはり現金で納めることになる

1円玉は子供にお金をの大切さを教えるためには最適なお金でもある

「1円を笑うものは1円に泣く」

子供の頃に親や先生から散々言われたことでもある

そんな教育もできなくなるではないか

数字の上下ではお金の大切さは伝わらない

いくら電子マネーが便利だからと言っても

やっていいことと悪いことがある

やはりお金は現金で扱うべきである

ネット通販もカード払いなんで無駄に使いすぎてしまう

アマゾンなんかワンクリックで本が買えてしまうし

ヤバイヤバイと思いつつも辞められない

既に手遅れアマゾン中毒な俺である

今現在俺が使ってる電子マネー

ガソリンスタンドのチャージ型プリペイドカード

地元のスーパー、ホムセン、薬局のグループの電子マネー

この二つだろうか

ガソリンスタンドはセルフなんでガソリン入れるときだけお金をチャージする

しかも俺の場合は3000円づつしか入れない

今はガソリンが高いしな

安くなった時のみ満タンにする

これによりいつも「今俺は3000円使ったんだ」という自覚が持てる

3000円では到底満タンにはならない

なので「3000円でこれだけしか入らないのか」とあらためてガソリン価格を認識できてお金の大切さを再確認できる

これは無駄遣いをしないためにとても有効的な手段である

そして極力、車に乗ることも避けるのだ

スーパー系列の電子マネーはポイントカード機能があるために泣く泣く使用している

そして同系列のホムセンで木材などの加工費が無料になる特典もあるのだ

しかしいかんせん無駄遣いが増えた

めんどくさいので8000円チャージ済むところ1万円チャージしてしまう

すると何故か2000円得した気分になってしまう俺である

いつしか2000円余分にチャージしておいたことを忘れて

「おっ2000円も入ってる」

俺はついついあぶく銭のような感覚で散財してしまうのだった

やはり現金が一番だ

電子マネーは危険である

そしてついつい忘れてしまうのが

auからもらった1万円の電子マネー

auウォレット、クイックペイApple Payで使えるみたいだが

未だにスマホで買い物ができると言うことが信じられなくて使っていない

なんかauから契約を餌に騙されてるんじゃないかと思ってしまう

なんせいきなり1万円をくれたau

現金ならわかるがアプリの中で数字だけ増えてもやはり実感はもてないのである

「本当に使えるのか?」

「もし使えなかったら辱めを受けるではないか」

そう考えるとApple Payとか使えないのだ

なんか毎月ポイントをくれるのでそのポイントでも買い物ができると言うが

お金とは労働して得るものである

何にもしないでお金をもらうなど人として間違ってると俺は思うのだ

やはり汗水垂らして労働した対価としてお金をもらう

それも現金で

そうじゃないとお金の重さがわからないのだ

おれの祖父は戦後の農地解放で畑をタダ同然でもらえることとなった

しかしそこは頑固な家系

「タダで貰うわけにはいかぬ」と地主の申し出を断ってしまったそうだ

今では土地の価格も上がりパチンコ屋に土地を貸してる人たちなど遊んで暮らせるほどどである

そして頑固な性格のためにうちの一族だけは貧乏なままなのだ

 

電子マネーの普及は避けられない

ローソンは「ローソンスマホペイ」でキャッシュレス化するそうだ

借金を抱える若者も増えるんじゃないかな

スマホさえあればとりあえず買い物できてしまう

レジの行列は減るだろうが

 

 

さて今日からブエルタが始まる

今日はマラガのTTだったかな

放送時間的には明日か

生観戦は無理

録画して明日だな

若者のビール離れで各社苦くないビール戦略

若者のビール離れ

そう言われるようになってから何年たったことだろうか?

年々ビールの消費は落ちてるんだったかな?

まぁビール好きな俺もビールは外でしか飲まないしな

以前毎日2リットル飲んでたら危うく痛風になりかけたからな

それからビールはできるだけ飲まないようにはしている

その他ビールを飲まなくなった理由は値段が高いのもある

5パーセント程度しかアルコール入ってないのにな

結局医者から許可が出る1日350ミリ一本飲んだところで全く酔わない

そのことに気づいた俺は家ではノンアルコールへと切り替えた

それでも本当にクソ暑いときだけだな

日本酒を飲む前に一気飲みする

ウィスキーは危険だから冬しか飲まない

ストレートで飲みだすと止まらなくなる

まるで鎌倉ハムのKウィンナーみたいに

「まぁ一杯まぁ一杯」となる

日本のビールは酒税法との戦いだった

メーカーが頑張って発泡酒を開発すれば酒税法改正

結果第3のビールまで登場

さらに一本化改正でビールとの価格差が縮まってしまった

ビールの定義は各国様々だ

日本でもビールの定義が緩くなり今では麦芽比率50パー以上で副原料にハーブやスパイスなどの使用も可能になった

これで海外のような変わり種ビールも作れるということである

そして若者のビール離れ

各メーカー無い知恵を絞った

若者はビールを苦いと思っている

それなら苦く無いビールを作れば良い

そう考えたのだ

苦いコーヒーだってスタバなんかでクソ甘いわけのわからん飲み物に変化させてるしな

そこで各メーカー苦く無いビールの開発をしたのだ

サッポロビールはなんと塩と胡椒を使ったビールを開発

Innovative Brewerグルメビア 350ml、税込み288円

岩塩と黒胡椒を使って仕上げにライムピール

従来とは全く異なる苦味を持ったビールということだが

名前のグルメは料理に合わせるのでなく塩と胡椒でビールを調理したという意味らしい

名前の由来は紛らわしいがこれはちょっと気になるな

キリンやサントリーオレンジピールを使ってフルーティー感を出してきてるみたいだ

俺も元々はビール嫌いだった

小学生時代はこんな苦いもの何故飲むのか理解できなかった

「赤玉パンチの方がうまいのにな」なんて思っていた

中学時代はただ大人ぶるためだけにビールを飲んだ

夏休みのことだ

突然誰かが言い出した

「ビールでも飲まんと野球なんかやってられんわ」

その結果野球部みんなでビールを飲んで試合をした

正直死ぬかと思った

高校生

友達がバイトする飲食店でビールをしこたま飲み

トイレで吐いた

社会人

日本のビールだせぇ

バドワイザークアーズハイネケン

そしてコロナ

とにかく瓶の中にライムが入っているのが田舎者のおしゃれ心を刺激した

それでもビールは好きになれずバーボンとウォッカに逃げた

ワイルドターキー8年とストリチナヤである

バーボンはとにかくかっこつけるため

女にモテるため

ウオッカは安く酔うためだった

そんな俺がいつしかビール好きとなった

何故か突然ビールの苦さが「うまい」と思うようになったのだ

きっかけは地ビールかな

少量生産だけに手間を惜しまず丁寧に作られたビール

初めて心の底からビールがうまいと思ったもんだ

一度そう感じたらもうなんでも来いだ

黒ビールだろうがエールだろうがヴァイツェンだろうが

どんとこいやである

ただスーパードライは少々苦手かな

スーパードライでビール人口は爆発的に増えたが結果的にあれから日本のビールの衰退は始まったと思う

それまでのビールが敬遠され始めたのだ

それだけ革命的なビールだったんだろうが

苦いビール好きな人には苦難が始まる

そうやってどんどん軟弱化していった日本のビール

それでも若者はビールを苦いという

そして飲まなくなる

売れないビール

新商品のおかしなビール開発の流れである

果たしてこの戦略が吉と出るのか凶と出るのか

俺の予想は多分大失敗すると思う

今時のヤングマンは誰も見向きもしないだろうな

西城秀樹さんも西方浄土へ旅立ったし

むしろビールの苦味をなくす方向でなく

ビール系カクテルを推奨するべきである

代表的なのがトマトジュースとビールを混ぜたレッドアイ

女子ウケすると思うが

阿川弘之曰く「月経ビール」でもある

その他コーラやジンジャーエールなど混ぜればさらに飲みやすくなる

どうせ流行りなんて仕掛け人がいるんだから

仕掛けてしまえばいい

今だとハイボールが流行ってるのかな?

あれだってウイスキー人気に一役買ったはずだ

若者がビールを飲みたがらないのは仕方がない

それをメーカーが無理やり飲ませることもない

ビールなんてものは大人になって自然と美味く感じるもの

食べ物と同じだ

それでダメなら諦めなさい

時代がビールを求めていないということ

いくら塩胡椒入れようが

ライムだのオレンジだの使おうがダメなものはダメなのだ

 

 

最後に俺からの提案

ビールのことを知れば興味は出てくる

そこで漫画「もやしもん」8巻

 

 ビールのことがわかりやすく漫画となっている

いろんなビールが飲みたくなること間違いなしである

 

 

 

 

 

 

 

名古屋ゲートタワー「ラ・ボデガ」魚介のパエリア 1490円

W台風

昭和世代なら誰もが思い出す仮面ライダーV3

仮面ライダー1号の技と仮面ライダー2号の力を受け継いだ仮面ライダーV3

誰もが憧れたスーパーヒーローである

俺なんか高校生の頃まで本気で仮面ライダーになりたかった

ちょうど仮面ライダーBlackのオーディションがあることを知り受ける気満々だったが

応募条件の「自動2輪免許」を持っていなくて泣く泣く断念した

そんなWタイフーンならぬW台風に備えて

朝から鉢を片手に右往左往する人も多いかと思われる

うちの地方は夜からが本番かな

なので午前中はお出かけしてきたのだ

用事をすました俺はいつものように中央線に飛び乗る

今日はマジで飛び乗るという表現が近いかもしれない

階段を歩いてるとホームに電車が滑り込んできたからだ

周りの女子が一斉に走り出す

釣られて俺も走り出す

30代の頃まではサッカーをやってたとはいえ久しぶりに走る俺

すでにアラフィフの領域に突入している

見た目だけなら60歳に見られたこともある俺である

靴はおろしたてのノースフェイスのトレッキングシューズ

まるで空中浮遊してるかのようなふわふわの靴である

しかし小走りに走る俺の膝に異変が起こる

俺は膝を軽く痛めた

情けない・・・

軽くジョギング程度の走りで膝を壊すとは

俺は軽くびっこを引きながら電車に乗った

車内ではやたらと外人さんが多い

しかも80リッタークラスのバックパック

明らかに山男で山女である

俺は街を歩くだけなのにコロンビアとノースフェイスに身を包んでることが恥ずかしくなった

まるで平坦山男である

おそらく長野からの帰りだろう

みなさん完全に疲労しまくっている

台風前に下山できたことに安堵しているのかも知れないな

 

俺はゲートタワーへ向かった

W台風だというのにゲートタワーはそこそこ人がいる

こんなところでのんびり飯を食べてても良いのだろうか?

まぁそれは俺も同じことだが

俺は特に何も考えずにフロアを一人クリテした

12階13階

どんどん増えるお客さん

焦った俺は男らしく店を決めることにした

これがデートだったら優柔不断認定されて「早く決めろやハゲ」と彼女を怒らす場面だからな

まぁ俺の人生において今後彼女というものができることはおそらくないのでその点に関しては安心ではあるが

「なんでこんな人生になってしまったのか?」

相変わらず過去を振り返る俺であった

そんな俺が決断した店はパエリアの店である

理由はただ一つ

8月25日にマラガで開幕するブエルタ・ア・エスパーニャ

グランツールと呼ばれるサイクルロードレース

3週間を戦うレースの最後を飾るスペイン一周である

要するにブエルタ開幕前にスペイン気分を味わっておこうという魂胆だ

ちょうど良い具合に店も空いている

俺はラ・ボデガのカウンターへと案内された

すかさず注文

魚介のパエリアランチと生ビール

ランチには無料でソフトドリンクもつくが水派の俺は丁重にお断りした

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生ビールがやってきた

俺はワインのことはよく知らないのでスペインでもビールだ

でもJスポーツの解説の人たちが口を揃えて言うことに

「スペインでオリーブをつまみながら飲むビールは最高にうまい」

やはりビールだな

ワインなんか頼んだら気取ってグラスをグルングルン回しかねない

でもナスの酢漬けも食べたいな

アンダルシアだよな

トニーの奴がしくじるんだよな

そして第3倉庫に8時半

スペインぽくカウンターにはタイルが貼られている

しかしこのタイルが少々高さがずれている

これはダメだな

本当に日本の職人も下手くそになったもんだ

俺は生ビールのグラスがカタカタするのが気になりながらビールを飲んだ

遠いアンダルシアを思い浮かべながら

と言っても俺はアンダルシアには行ったことがない

あくまでテレビで見た記憶だけである

そしてその記憶の中のアンダルシアの空は青色ではなく紫色であった

まぁ昔からブエルタを見てる人ならわかるだろうが

ちょっと前までのブエルタ中継は色が変だった

そして空は紫色だった

 

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厨房からやたらと「ガチャンガチャン」音がする中でサラダが運ばれてきた

リンゴにオリーブにマッシュルーム、カチカチの生ハムみたいなものもあるぞ

あとスギナみたいなのも入ってる

明らかに雑草にしか見えないな

除草剤でも散布したくなる

生ハムみたいなのはマジでカチカチだ

でも旨味が凝縮されてるな

さすが干すと肉も魚も美味くなる

リンゴがシャキシャキだ

俺はリンゴ見ると無性にハチミツをたらしたくなる

西城秀樹さん

今頃は阿弥陀さまのところにいるのかな?

確か浄土真宗だった気がする

サラダはうまい

塩とオイルのシンプルな味付けがいい

しかしこの味の深みは

やはりいろんな食材が入ってるからだろうな

スギナみたいなやつも癖がなくうまい

このサラダはマジでうまいな

丼いっぱい食べたい

 

しばし待たされる

やはりパエリアは時間がかかるな

スペインの炊き込み御飯だからな

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そして登場

魚介のパエリア

やはり基本は魚介だよな

むちゃくちゃ美味そうだ

レモンはわかるが何故マヨ?

川崎麻世をリスペクトしてのことか?

それとも冷やし中華にマヨをつける名古屋人へのあてつけだろうか?

「お前らマヨ好きなんだろ?なんなら味噌もつけてやろうか?」的な感じかもしれない

まぁいい

とりあえずマヨは保留だ

この黒い貝がムール貝なのかな?

俺は貝事情には詳しくない

小さいのがしじみで大きいのがアサリでもっと大きいのがハマグリで最強がホタテ

そのぐらいの知識しかない

ホタテの貝殻は女性が股間を隠すイメージ

あとは子供の頃に盗み見た親父が持ってたエロ漫画の女性の股間部分がアワビになっていたな

牡蠣は海のミルク

そのぐらいだな俺の貝に関する知識は

ここで俺はあることに気づく

俺は47年間の人生で一度も本格的なパエリアを食べたことがないのだ

一度だけスーパーのパエリア弁当を食べたことがあるがあれはおそらくパエリア風の元で作られているだけだろう

昔から食べたいと思っていたパエリア

何故今まで食べてこなかったのか?

その理由はただ一つ

「食べ方がわからない」

魚介は殻ごと炊き込まれている

一体この殻は取り除くのか?そのまま食べるのか?

義務教育を受けてきた俺でもわからない

学校では教えてくれなかった気がする

なんでこんな肝心なことを学校で教えないのか?

分数の割り算よりよほど生活に必要なことなのに

俺は困った

貝はいいとして

問題はエビとカニ

見たところエビの殻は取れるようになってる気がするが

殻をとるとありえないぐらい小さな実しか残らない

そして俺はエビの尻尾好きでもある

エビフライの尻尾は必ず食べる派なのだ

ちなみにエビの塩焼きも殻までバリバリ食べる

要するに箸があればなんの問題もなく殻から身を取り除くことができる

しかし俺に用意されたアイテムは

スプーン、フォーク、ギザギザなナイフ

隣のおっさんを盗み見る

席が離れているため詳しいことは分からないがフォークで食べてるみたいだ

俺の中でフォークで米を食べるなど到底ありえないこと

俺流のテーブルマナーに反するのだ

なんで隙間があるフォークで米を食べなければいけないのか?

一体誰が最初に始めたのか?

全く持って理解不能である

しかもフォークの背に料理を乗せて食べる人がいるが

そんなことするなら最初からスプーン使えよ

どうせならスガキヤのラーメンフォークでいいだろ

と俺はいつも思うのだった

「さぁどうする?」

殻を外すべきか?そのままバリバリ行くべきか?

俺はとりあえずエビの頭を外した

「おぉ、中の味噌がいい感じになってるぞ」

俺は決断した

そのままバリバリいくことを

俺は周りを気にすることなく殻ごとバリバリ食べた

予想通り中には小さな身があるだけだ

濃厚なエビ味噌が絡んで殻がうまい

そもそも食べられるものを残して捨てるという行為は仏教においてご法度である

野菜くずだってきんぴらにして美味しく食べるのが命を頂くということ

魚だってそうだ

殻が食べられるんなら殻までちゃんと食べてやるのがエビに対する供養ともなる

テーブルマナー?

そんなものは糞食らえだ

マナーより命の大切さ命の重さを考えながら食べるべきである

ここはスペインではない

仏教国、日本なのだ

ふと俺はレモンの存在に気づいた

なんとなく魚介の上に軽くレモンを絞ってみた

そしてスプーンで黄色いご飯を食べる

魚介の味が染みてうまいぞ

俺は他のパエリアを食べたことがないので比較はできないが

このパエリアはうまい

ただもっとうまいパエリアもあるのかもしれない

まぁとにかく今日が初体験である

パエリア記念日だな

さてカニである

これも殻ごといけるのか?

俺は恐る恐るカニにかぶりついた

「バリバリ」

なんとか食べれるな

まるで沢蟹の唐揚げみたいだ

俺はカニもバリバリ食べた

各種貝はあらかじめフォークで身を取り出して殻を端っこに寄せておいた

あとは黄色いご飯をワシワシ食べるだけだ

俺は無我夢中で食べた

そこで今度はマヨの存在に気づく

とりあえずマヨをご飯につけてみる

「これではマヨラーじゃないか」

俺は最後の最後までマヨの存在意義がわからないままパエリアを食べた

球漫画のドカベン山田太郎のおじいさんは「たった一粒の米粒の中にも7人神様がいるから一粒たりとも米を残してはいけない」と言った

パエリアにはありとあらゆる物に米粒がへばりついている

だめだこれでは最後の一粒まで食べられない・・・

山田のじっちゃん

神様ごめんなさい

 

 

俺は店を後にした

やはりスペイン人には日本の神道や仏教のことはわからないみたいだな

 

 

 

俺はそのあとで大名古屋ビルヂングのとある店で国産の竹の菜箸を買った

以前知り合いの子にプレゼントしたものだが自分でも欲しくなったのだ

そして一冊の本を買った

 

大原千鶴の和食 からだにやさしい日本のごはん

大原千鶴の和食 からだにやさしい日本のごはん

 

 とてもわかりやすく簡単に和食を作れる気がする本だ

大原さんの口癖は「めんどくさいでしょ」

それだけに簡単に作れるように書いてある本でもある

ちなみに俺の作る料理は見た目は悪いが味も悪い

 

 

 

 

富田林逃走10日目で大阪府警への苦情2400件越え

早いものであれからもう10日である

前代未聞の富田林署からの逃走

アクリル板が簡単に外れるとか

ドアの開閉を知らせるブザーがならないとか

逃げられたことを住民に知らせないとか

ワザと逃がしたんじゃないのか?と思うぐらいの大失態

あれだけの大失態を犯しておきながらなかなか謝らない警察幹部たち

ようやく昨日だかに謝罪会見をした

そんな富田林署の親分でもある大阪府警に苦情が殺到している

その数2400件越え

こうやってブログを書いてる今も苦情は増え続けてるだろうな

殺人犯ではないが窃盗とレイプのプロである

どうやら犯人は小学生の頃から盗みを繰り返してたそうで

高校生で車も盗んだとか

俺の同級生にも小学生の頃から盗みをやる奴がいたが

生まれながらの泥棒は治らないだろう

一度苦労せずお金を手にすると真面目に働くこともアホらしくなるんじゃないだろうか

泥棒に加えてレイプもする

とにかく早く捕まえてもらわないと安心して生活ができない

今現在まだ大阪にいるのか?それとも他県へ移動したのかもわからない

犯人の地元で連続したひったくり事件も逃走犯が犯した犯行なのかも断定できていないそうだ

もしこの連続窃盗が逃走犯の樋田淳也容疑者(30)でなかったら足取りが全く予想できないこととなる

ふくらはぎにはうさぎのタトゥー

耳にはピアスの穴が多数

そして新たな情報として女装癖があるそうだ

普段から女装して知人と会うことがあったという

この猛暑の中、エアコンがない人やエアコンが壊れてる人も窓を開けたままでは眠れないだろう

年頃の娘さんがいるお父さんなんか毎日学校や会社まで送り迎えしたいぐらいだろうな

警察がアテにならない以上は大阪のおばちゃんが団結して犯人確保に動いた方がいいかもしれない

あの人たちは最強だからな

樋田も観念するだろう

 

そんな大阪

昨日は大阪桐蔭が2度目の春夏連覇を達成したがマスコミは朝から金足農

まぁ同じ高校生とはいえ私立と公立ではいろいろと立場が違うからな

野球に限らずプロ養成機関みたいな私立高校はいっぱいある

そろそろ日本も育成方法を考えるべきだな

今のような高校に押し付けるのはやはり良くない

一部の学校にエリートが集まってしまう

地方の公立高校はどんなに頑張っても勝てないだろう

今回の吉田くんのこともあり様々な人が投球制限についてコメントしている

体ができていない高校生をあまりにも酷使しすぎている

ただ投球制限するということは投手がたくさん必要になるということ

そうなると全国レベルの投手を数人抱える大阪桐蔭がますます優位になる

金足農なんか全試合9人で戦ったほど選手層も薄い

球数制限は高校生にとってはいいことだがチームにとっては正直やめてくれと言うところかもしれないな

生徒たちはここで肩が壊れてもいいから投げたいと言うだろう

それが体育会系だ

そうなると試合と試合の感覚を開けるとかだが

今度は宿泊費などの滞在費の関係が出てくる

ここでも公立は予算的に厳しい

私立優位だろうな

「母校が甲子園に出ると寄付金を集めに来る」なんて昔から言われてるしな

ただこのままではダメだ

なんとかしなくては

そのために今回の100回大会はいい区切りになると思う

ツール・ド・フランスも100回を超えてチームの人数を一人減らした

それが良いのか?悪いのか?まだこれから検討していくことだろうが

甲子園も変わらないとな

とりあえず閉会式でのお偉いさんの話はいらないと思う

あれが一番無駄かもしれない

 

 

 

W台風

明日は午前中にお出かけ予定

この辺りでは夕方から夜にかけてかな

雨は大丈夫だが風が吹かなければ良いが

 

 

 

 

 

大阪桐蔭2度目の春夏連覇

13−2

大阪桐蔭が大差で金足農を下して史上初2度目の春夏連覇を達成した

予選からたった一人で投げ続けてきた金足農の吉田くん

試合開始から少々力みすぎな場面

四球と安打でノーアウト1塁3塁

それでも大阪桐蔭の3番4番を全力投球で連続三振

連投ながらも力強い出だしだったが続く5番の根尾くんを四球で満塁に

どうもストライクが入らない吉田くん

続く6番石川くんも3ボールに

こうなるとどうしてもストライクを取りに行ってしまうのがピッチャーの心情

そして必然的に甘い球となる

これを右中間越えの2点タイムリーとなってしまう

そのあとも1点追加で初回から3−0となる

王者大阪桐蔭の先発はこれまた連投となる1番を背負う柿木くん

他にもプロで通用しそうな優秀なピッチャーを揃えている大阪桐蔭だがエースとしての意地を尊重したのかもしれないな

2回に金足農は1死1塁3塁のチャンスを作る

しかしサインミスなのか3塁ランナーが飛び出し挟まれタッチアウト

結局無得点に終わる

後から思えばこのミスが勝敗を大きく変えたかな

ただ吉田くんも連日の連投で限界がきていた

4回から下半身が動かなくなったと

確かに初回投げてたような力強さが無い

本来なら抑えれるべきコースでもヒットにされてしまう

そして打たれ出すと止まらなくなる

野球は流れが大事だ

一旦攻撃の流れをつかんだ大阪桐蔭は容赦なく吉田くんを打ち込む

投げても投げても打たれてしまう

吉田くん自身も完全に自信を失っているかのようだ

しかしこれが高校野球でもある

全国から集められたエリート集団の大阪桐蔭

勝って当たり前のチームだけに彼らには彼らなりのプレッシャーがある

そして彼らが目指すのは甲子園優勝のその先、プロ野球である

一方秋田代表、金足農業高校は全員が地元出身

しかも常にレギュラー9人での戦いである

将来は農家となる子達も多いんじゃ無いだろうか

そんな金足農が秋田代表として103年ぶりに決勝へ進んだ

第1回大会で準優勝となった秋田代表が100回記念大会で準優勝

これも何かの巡り合わせなのかもしれない

150キロの球を投げる大会ナンバーワンピッチャーの吉田くん

でも最後の最後で力尽きちゃったな

試合途中で今大会初めてマウンドを譲った

しかしなんとかならないのか?

せめて決勝は中3日置くとか

体ができていない高校生を酷使しすぎである

これではプロになってもすぐに故障して選手寿命も縮めてしまう

松坂もそうだが

日本のエースを背負ってきた投手はみんな手術手術だからな

今日は大阪以外の人はみんな金足農を応援してたんだろうな

俺も久しぶりに高校野球を試合開始から終了までちゃんと見た

この試合がプロ野球なら根尾くんの2ランでチャンネルを変えるところだが流石に高校野球でそれはできない

どんなに大差がつこうが最後まで見届けたくなるものである

そして自分の時と重ね合せる

俺の場合は部活としての野球は中学までであとは草野球だが

しかも補欠で公式戦出場は無し

紅白戦や練習試合でも部員数が多いため1イニングのみ

打席は3試合に1打席回ってくれば良い方

結局3年間で10打席ぐらいしかなかった気がする

守備も外野なんで球は飛んでこない

3年間で一回もボールには触れていない

ただひたすら厳しい練習をしてきただけ

夏休みなんか毎日朝の8時から夕方6時まで練習だった

それでも3年間野球を続けたのは野球が好きだったからだろうな

仲間とキャッチボールができるだけでも楽しかった

俺たちのチームは常に優勝候補の筆頭だった

特にピッチャーがよくて各高校からもスカウトが来ていた

そんな俺たちは万年3位止まり

本気で全国いけると思ってんだがやはり世間は広いもんだ

そんな県レベルのスーパーエリートが集まりその中からさらに競争を勝ち抜いたのが大阪桐蔭だからな

そりゃ強いはずだ

俺も中学時代は部活が終わってから自主的にランニングと素振りをやってたが俺には才能というものが全くなかった

結局真剣にやる野球は中学で最後にした

そのあとは補欠軍団を集めて草野球チームを作った

大人になってからは先輩に誘われて草野球

それと並行して草サッカー

遊びでのスポーツも楽しいのだが高校野球を見ちゃうといつも思うのだ

緊張感のある真剣勝負の公式戦に出たかったなぁと

なんか今日は妙に感慨深くなってしまった

最後の試合

負けるとやはり全員で泣く

悔しさもあるがこの仲間で野球ができなくなることが寂しかった

 

吉田くんというスーパースターを中心に勝ち上がってきた金足農

最後は力尽きて大量失点したが誰も彼を責めることはないだろう

むしろここまで連れてきてくれたことに感謝だろうな

そして吉田くんもチームメイトに感謝の気持ちを残している

人は負けて強くなる

大阪桐蔭も1年前の敗戦があったからこそエリート集団ががより一層努力した

勝つために必死に練習してきた

今日の敗戦は金足農の選手にとって今後の人生に置いて大きな力となることは間違いない

常に負け続けてきた俺は死ぬ直前に人類最強の男となることであろう

それまでずっと負け続けてやる

 

 

 

 

 

 

 

 

大名古屋「和食・酒亭 神田さくま」でマグロ中落ち丼1380円

さていよいよ今日で長い長いお盆休みも最終日

駅ではスーツケースをゴロゴロする人たちがいっぱいでとても邪魔くさい

どうせなら頭の上に乗せればいいのにな

バックパック派の俺はスーツケースを便所の中でゴロゴロ転がすことに抵抗があるためスーツケースは使ったことがない

ウンコするときとかどうするんだろうな?

外の便所は足の置き場もないぐらい汚れてたりするからな

昔は海外旅行に行く人ぐらいしかあんなの使ってなかったのにな

今では老若男女スーツケースである

そんな俺は背中が痛い

お盆前の仕事で背中を痛めたのだ

お盆に休んでも一向に治らない

正直まともに眠れないほど痛い

なので今日は治療に行ってきたのだ

チョチョイとマッサージを受けたらあら不思議

完治してしまった

やはり筋肉が凝り固まってたんだな

昼になり俺はいつものように名駅へと向かった

さすがにお盆最終日は高島屋及びゲートタワーは危険だ

スーツケース軍団に占領されているかもしれない

俺は人気のない大名古屋ビルヂングへと向かった

予想通り大名古屋ビルヂングはガラガラだ

例の和菓子屋も並んでいない

そろそろみんな飽きてきたのだろうか?

白いオムライスや肉系の店ぐらいだな

みんな肉大好きだしな

あの牛たちは人間に食べられるために生まれ死んでいく

ちゃんと命の重みを考えて肉を食べて欲しい

そして肉を食べるというのはそれだけで大罪であるということ

死んだ後で地獄で苦しむ覚悟を持って食べて欲しい

俺はいつものように3階へと向かう

途中にある伊勢丹ハウスの各店舗もガラガラだ

一体これでやっていけるのだろうか?

大名古屋が盛況だったのは新装開店直後だけである

まぁ売ってるものの値段を見ると目ん玉が飛び出すほどの値段だしな

コップとか手にとって裏に貼り付けてある値段を見ると緊張で手がブルブル震えてしまう

店員からは「買う気無いなら触るなよハゲ」的な視線で見られるし

伊勢丹はやはりどこかお高く止まっているのかもしれない

そんなんだから田舎者の名古屋人は緊張して買い物できないのかもしれないな

とにかく俺は3階まで登った

散策は腹ごしらえの後だ

いつものようにまずはトイレに駆け込む

出すものを出してから一人クリテ開始だ

実は俺は中華にしようかと目論んでいた

しかしいざメニューの最安値1500円を目にすると決心が鈍ってしまうのだ

汁なし担々麺で1500円

チャーハンで1500円

ダメダ今日も保留にしよう

先日贅沢しすぎたしな

味仙の冷やし中華が800円だ

食べたい

でもエアコンが効いてる店内で冷やし中華を食べる行為は拷問に近い

どうせなら外で食べさせて欲しい

俺は断念した

でも台湾ラーメン嫌いな俺は味仙には一回も入ったことが無い

一度食べてみないといけないかな?と思いつつ数十年

名古屋めしの有名店はイマイチな店が多いからな

いまひとつ決心がつかない

観光客が殺到するとどの店も味が落ちるしな

やたらと店舗を増やしてしまうのが原因なんだろうが

本来はちゃんと暖簾分けできるレベルの人にだけ店を任せるべきなんだがな

まぁこれは全国的にも言えること

ラーメンでも本店と支店は別物だったりすることも多々ある

とりあえず俺は一周した

どの店も代わり映えしないメニューだ

店員さんも暇なのか店の前に立っている

余計に入りにくい

一周したところで俺は心を落ち着かせた

すると突然海鮮丼のイメージが浮かんでくる

「海鮮丼!」

このフロアで海鮮丼を出す店は2店舗ある

高い方と安い方

安い方の店はよく利用する店だ

値段の割には良い刺身も出してくれる

そんな俺に悪魔のささやきが

「今日は久しぶりにさくまっちゃえよ」

「さくまう」これは方言なのだろうか?

サボるという意味で俺はよく使うのだが

調べてみたら各地で意味も違ってくるみたいだ

で、今日の場合は神田さくまにしちゃえよって意味

少々お高いが今まで食べた中ではハズレは無い

ただ量が少々少ないだけだな

俺はメニューをさらっと見て

好物でもあるマグロ中落ち丼にすることにした

好物ではあるが滅多に食べられるものでも無い

中落ち自体置いてある店が少ないからだ

俺は一人客であるということを店員に告げた

予想通りカウンターへと通される

気が変わらないうちに即座に注文

マグロの中落ち丼と生ビール

生ビールはキリンと恵比寿があるそうだ

俺はキリンを選択した

特別深い意味は無い

 

そもそも中落ちとは何か?

マグロの背骨にくっついてる肉のことである

魚も肉も骨にくっついた部分がうまい

しかし普段はあまり市場には出回らない部分でもある

やはり金にならないからなのかも知れないな

そんな中落ちを俺は子供の頃にタダで食べていたのだ

親戚が市場で仲卸をしていたおかげで店に遊びに行くと

「一番うまいところ食べていけ」とスプーンでガリガリと骨についた肉を削ぎ落としてくれたのだ

とにかく中落ちはうまい

その頃の記憶のせいで未だに俺は普通のマグロを食べても心の底からうまいと思えないでいる

本当はマグロが大好きなのだが

名古屋で一般的な値段の店ではうまいマグロにはなかなか巡り会えないのだ

そんな俺でも昔東京の築地で食べたマグロの中落ち丼はうまかった

しかも800円

その時以来の中落ち丼である

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とりあえずビールである

すっかり涼しくなった今日この頃

のんびりとビールが飲める季節の到来だ

店は忙しいみたいで結構注文が入る

しかも中落ち丼が多い

以前は限定だったのにいつの間にかレギュラーメニューになったんだな

そんなに大量に仕入れできるのかな?

しばし待たされ

ついに登場

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マグロ中落ち丼、小鉢、サラダ、味噌汁、漬物

これで1380円

やはり少々お高いな

中落ちって安いものだからな

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中落ち丼の上に乗ってるのは温泉卵

ネギやゴマや角切りの長芋にガリに豆みたいなのが乗ってる

はやる気持ちを抑えて俺はサラダから食べた

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これは良いサラダだな

この辺りの安定感は抜群だ

ごぼうサラダも普通に美味しい

そしていよいよ中落ち丼だ

「でもこれ本当に中落ちか?」との疑問が俺を襲う

見た目赤身を薄切りにした感じに見える

中落ちはこんなに綺麗な形にならないはずだが?

色も安定感抜群だしな

中落ちは場所によって脂の乗り方が変わるので色自体も様々だった記憶があるが

これって明らかに柵から切り出したように見えるが?

「まぁいい、とりあえず食べてからだ」

俺はワサビのみで一切れ食べてみた

「ん・・・不味くは無いが不味くは無いがいたって普通の赤身かな」

少し高級なスーパーで売ってる刺身レベルのような

先日の「たん熊北店」の本マグロがうますぎたのもあるが

と言うかこれ中落ちじゃ無いだろ

骨の近い部分の赤身を薄切りにしたような感じかな

中落ちってもっと独特で濃厚な味がするはずだが

俺は醤油をひと回しかけた

わしわし食べた

やはり普通のマグロ丼である

ただ不味くは無い

しかし1380円でも無いな

東京でもこの値段なんだろうか?

東京だと1000円以下でうまいマグロ丼が食べれる店がいっぱいあると思うが

名古屋は正直高い

高くてまずい

回転率の悪さかもしれないな

俺は最後の手を使うことにした

勇者ライディーンならゴッドバードに変形する場面である

ゴッドバードチェンジ、照準セット!」

俺は温泉卵に一太刀入れた

柔らかな温泉卵

ぷるぷる震えながら中身をぶちまけ・・・

「ん?」

中身が出ないのだ

中身の黄身が固まっているのだ

明らかに火を通しすぎ

出来損ないの温泉卵である

俺は落胆した

これでは黄身とマグロを絡めることができないでは無いか・・・

俺は諦めてわしわし食べた

 

ごちそうさま

 

 

やはり隣の店で海鮮丼食べたほうがよかったかな

まぁこんな日もあるさ

でもこれ本当に中落ちなのかなぁ?

たまに見かける中落ち風のような気がするが

まぁ値段的には赤身のほうが高いんだけど

 

 

 

俺は大名古屋散策をした

本を一冊購入

木製のバターナイフをバーゲン価格で購入

そのあとで久しぶりの東急ハンズ散策

上の三省堂で文房具散策

ゴム印と認印の朱肉を購入

ついでにステッドラーのお高い鉛筆を1本だけ購入

 

 これのHBだが

三角軸でむちゃくちゃ書きやすい

芯の質も高そうだ

たった数十円の差でこれほどの品質になるんだな

 

 

 

 

今日はロードレースが二つもある

そしてマンUの試合もある

昨日のノルウェーのレースも見ていない

相変わらず景色は綺麗だが展開の無いレース

昨日は横風での展開は起きたが

今日はどうかな

ドイツのレースのほうが面白いかな?

 

 

 

 

昭和の旅のお供「ポリ茶瓶」人気復活の兆し

昭和という時代

俺が子供の頃の事だ

家族で

電車に乗ってちょっと遠出する時に必ず親が買ってたきたものの中に「ポリ茶瓶」がある

当時はポリ茶瓶なんて呼び方はしてなかったが

ただ単にお茶と呼んでいた

正直ポリ茶瓶という単語は初耳である

それでも聞いた瞬間に「ああ、あれか!」と思い出す懐かしいものでもある

俺が子供の頃はまだお茶のペットボトルなんか存在していなかった

そのために旅のお供としてのお茶は小さなポリ容器に熱々のお湯と緑茶のティーパックが入っていたのだ

持ちやすいように持ち手が付いていて蓋がコップになる優れものだ

そんな旅の必需品とでも言うポリ茶瓶がいつしか姿を消した

まずは缶のお茶

そしてペットボトルの台頭だ

軽くて丈夫でいつでもどこでも気軽に持ち運びできるペットボトルは非常に便利

完全にポリ茶瓶市場は失われたかと思っていた

それがどうやら最近人気が復活してきているという

製造メーカーはほぼ全滅しただろうに

細々と続けてたメーカーがあったみたいである

缶のお茶が登場したのが昭和40年頃らしい

そうなると昭和46年生まれの俺はポリ茶瓶全盛期最後の世代なのかもしれないな

最初の頃の缶のお茶は不味かったのかもしれない

親が買うのは毎回ポリ茶瓶だった

そんなポリ茶瓶当然今のヤングマンたちは知らない

お土産やさんなどでたまに売られているポリ茶瓶を見て衝撃を受けるそうだ

そして女子は「かわいい」となるのだ

若い世代からは物珍しさによる需要

ポリ茶瓶世代からは懐かしさ需要

これによりポリ茶瓶復活なのである

どんどん扱うお店が増えているそうだ

飲み終わった容器は調味料入れやペン立てなどインテリアとして再利用もされているという

俺もデザインのいい缶詰の空き缶とか小物入れにしてるしな

なんか捨てられないのである

花瓶にしたりスプーン、フォークを入れたり

一番の活用法は使用済みのマッチ入れ

神棚や仏壇のロウソク点火に使用したマッチを一時的に入れておくゴミ箱なのだ

さすがにポリ容器では無理だが

ポリ茶瓶

今は駅弁すらデパートの催事場で購入して自宅で食べるものになりつつある時代

新幹線が速すぎて駅弁食べる時間がなかったり

コンビニで済ませたりすっかり駅弁を駅で買わなくなった

いろいろと周りが気になる時代だしな

551の豚まんやシウマイ弁当など食べようものならもはやテロと同じである

駅弁食べたいなぁとは思うが現地についてから店で食べようとも思ってしまう

もう一度のんびりと駅弁を食べられるような旅をしてみたいものである

その時はペットボトルではなくポリ茶瓶だな

おそらくコップで飲むポリ茶瓶の方が衛生的である

一度開栓して口をつけたペットボトルは雑菌がどんどん増殖する

今年のような猛暑ならなおさらだな

ただ冷たいお茶を入れるには容器が小さすぎるという問題があるな

そもそも冷たいやつあるのかな?

 

ポリ茶瓶

思い出したら無性に寅さんが見たくなってきた

ポリ茶瓶、駅弁、電車旅、寅さんと連想ゲーム

あとは冷凍みかんとゆで卵だろうな

うちの親父は必ず電車に乗る時は酒とゆで卵を買っていた

一度だけ家族で伊勢神宮に行ったことがあるのだが

現地に着いた時にはすでにベロベロで

外宮に着いた途端に「帰るぞ」と言い出したものである

昭和の親父の言うことは絶対で誰も逆らえないのである

昭和の時代って在来線でも普通に昼間から酒飲んでた人が居たんだよなぁ

 

 

昨日から仕事してるが

昨日も世間はほとんどお盆休みだな

いつもと車の混み具合が違う

そして他県ナンバーの危なっかしい運転の車も多かった

出会い頭の事故も多いんだよな

みんな一時停止線で止まらないからな

幹線道路を時速30キロで蛇行しながら走る高齢者の車とかチラホラいたし

やっぱりお盆は家にいた方が無難だな

俺は一般道では時速60キロまでしか出さないので必ず後ろから煽られる

まぁ煽られても一切動じないなんだが

あれだけテレビで危険運転が取り扱われているのに未だにいるからな

でも昔俺が若気の至りでコルベットC3に乗ってた時はどんなにゆっくり走ろうが煽ってくる車はいなかった

すれ違いが出来ない狭い道で鉢合わせになると必ず相手がバックして道を開けた

なんなんだろうな

路駐でもベンツと国産車が並んで違法駐車してあると捕まるのは国産車だけってことも昔はよくあった

警察も面倒くさいことに関わり合いたくなかったんだろうな

 

ちなみにコルベットで自転車に乗る女子高生の横を走るとパンツが見えるという噂は全くの嘘であると言うことをここに書き記しておく

 

 

 

 

墓じまいトラブル700万請求された人もいるそうだ

お墓

死んだ人の骨が埋葬されてる場所である

目印として木や石などで作られた墓標が建てられている

そんなお墓も近年の少子高齢化核家族化で墓を守る人がいなくなり荒れ放題

墓参りするのはせいぜい自分の親の墓までだしな

そうなる前にと新たな仏教ビジネスが誕生してどんどん増えている

それが永代供養

まぁお坊さんへの先払いシステムだな

お金を払っておけばお寺側が管理してある程度の年数は面倒を見てくれるというシステムである

遺骨は一箇所に個別に収納されている

うちが世話になってるお寺さんでも数年前から始めた

その永代供養に切り替えたい檀家さんの間でトラブルが起きているという

同じ寺なら大丈夫なんだろうが息子世代が地元を離れて暮らしてる場合はどうしても自分たちが住んでる近くで納骨したい

そうなるとそれまで檀家だったお寺を離れなければならない

いわゆる離檀

その離檀するときに手切れ金をお寺から要求されるという

離檀料

お寺によって金額は様々だろうがひどいケースでは700万円請求された人もいるそうだ

普通の人では700万は到底払えない

そしてどこからその金額が導き出されたのかも不透明だ

遺骨を移す場合には改葬許可証がいるそうでそれまで檀家だったお寺のハンコが無いとその許可証がもらえないシステム

このために「ハンコ欲しけりゃ金払えや」となるんだろうな

仏教ブームで観光寺も大人気な仏教界

仏教を知れば知るほど

「おかしいんやないのか?」などと現代の日本仏教への疑問も出てくる

無駄に高級車を乗り回し高級時計をはめて豪遊する坊さんもいる

そして加速するお寺への不信感

お寺離れなのである

個人的には墓はどうでもいいと思っている

うちは親父が自分で墓の土地を購入したが結局は墓には埋葬していない

今の状況だと俺の代で途絶えてしまうからだ

そのために永代供養を検討しているが

なかなか数十万というお金が用意できないのもある

そのために骨は自宅に保管してあるのだ

その方が何かと便利な部分も多いし

当分はこのままのつもりでもある

所詮お墓なんてものは遺骨を保管しておく場所でしか無いのである

故人の為と言うより残された人の心の拠り所なんじゃ無いのかな

「お墓に行けばあの人に会える」

そんな意味合いのような気がする

 

そんなんでうちの墓予定地は空き地である

毎年お盆前に草取りに行く

そして数年前から権利を売りたいと申し出てるが全く買い手がつかない

しかも二区画買ってあるし

許されるならそこに物置を置きたいぐらいである

それにしても離檀料なんか気持ち程度でいいと思うんだけどな

お寺離れでお寺側も将来が不安なんだろうな

檀家は絶対に逃がさないって感じなのかもしれない

うちでも全く付き合いの無い本家が檀家になってる寺から「大金よこせや」って催促が来たこともあった

完全に無視したが

しつこく電話とハガキが来たもんだ

そもそも檀家とは江戸幕府が作り出した制度

すでに江戸幕府は崩壊している

今更檀家など関係無いと思うのだ

お寺にお世話になったので檀家として残りたいという家だけ残ればいい

しかしそれだと日本の仏教は消滅の危機になるだろう

日本人はほとんど信仰心が無い

自分の家の宗派すら知らないし

その宗派の教えも知らない

仏教と神道の区別もついていないし

なぜか皆死んだら天国へ行くと思っている

キリスト教イスラム教でも無いのに

 

そんなんだから日本の仏教は将来的に観光でしか生き残れなくなる可能性もある

いろいろと難しい問題だな

根本にあるのは明治政府が許可した坊さんの妻帯

これにより坊さんにも家族ができて自分の息子に寺を継がせる世襲が広まった

一度SEXの快楽を覚えた坊さんは他でも遊びたくなることもあるだろう

世の中どんどん豊かになり食べ物も美味しい

肉汁たっぷりの牛肉も食べたい

酒も飲みたい

そうやって堕落していくのだ

昔のように坊さんになりたいと自ら志願するのではなく家がお寺だからと言う理由で出家する人が増えれば増えるほど堕落していくのかもしれないな

とは言っても妻帯禁止にすれば坊さんになる人も減少

人手不足で移民をなんて言い出し兼ねない自民党安倍政権

昔のように女人禁制にすれば男女雇用機会均等法がああだこうだと言い出す人たちもいるだろう

結局は現代で宗教を維持していくのは非常に難しい

お坊さんにだって生活はある

その生活をするための寄付が集まらないからな

本当に信頼され尊敬される仏教人にならないと

うちの親父も通っていたお寺から「出家しないか?」と誘われたそうだが生活できないという理由で断った

そのお寺は檀家は持たずに葬式もやらないで祈祷などのお布施だけで生活していたお寺だったからだ

ご住職は精進料理を食べて、酒も飲まない

お布施も強制はしない

10円でも100円でも気持ちだけでよかった

お金でなく自分の家で取れたお米や野菜を収める人も多かったな

今は後継者がいなくて廃寺となったが

 

戒名のグレードによりお金が高くなるというのもおかしな制度

そもそも戒名とは個人を仏門に入れるために名前を与えることである

本来の葬式とは修行中の坊さんのみに行われていたからだ

なので人は死んだ時に戒名を与えられて形だけ出家したことになるのだ

ちなみに死んだら即極楽浄土の浄土真宗は戒名ではなく法名

あそこは戒律は人間では守れない

戒律は阿弥陀様の絶大なる力がなければ無理なのだと言う考えだからな

そして葬式というよりお別れ会の意味合いが強い

そもそも葬式の時には既に故人は西方浄土に到着しているのである

成仏してしまっているのだ

参列者全員にお経を読ませるのも親鸞の教えを広めるためなんじゃないのかな

まぁ集金システムであることには違いない

その戒名にはランクがある

信士、居士、大居士など

ちなみに信士が一番低いランクとなる

うちの寺は信士なら無料だった

なのでうちの親父は当然信士である

本人が生きていたとしても信士を選んだはずである

お金で地位を買うなんて間違っているからだ

そういうところは頑固だったしな

本来ランクの高い戒名は生前にお寺や周りの人々に尽くした人がお寺側から無料でつけてもらえたものなんじゃないのかな?

それがいつしか金持ちが金にものを言わせてランクの高い戒名を欲しがった

そして「これはビジネスになるぞ」とお寺が気付き広まったような気もするが

これはあくまで俺の憶測である

 

 

今ではお坊さん便なんてのも出来たし

仏教にもデフレの波が押し寄せてきている

床屋業界は1000円カットが値上げするという

当然だろうな従業員は奴隷ではない

正直2000円程度までは値上げするべきだと思う

 

昨日BSで京都の五山の送り火中継を見ていた

いきなり冒頭で樹木希林さんがこれなくなったとのこと

もしかして体調が悪いのか?

電話での出演だ

心なしか声に力がない

でも冗談だけは健在だ

どうやら前日に手術をしたばかり

大腿骨の骨折だと言う

最近体重も10キロ減少したと言うし

心配である

送り火中継では真面目な佐藤二朗が見れた

勇者ヨシヒコでは無茶苦茶な「仏」を演じていた彼である

そんな彼が送り火中継

ムラサキは結婚した

それもイケメンゲット

しかしあれほどのパン好きで体型を維持するのってかなり大変な気がするが

パンもカロリー知っちゃうと食べれないからな

ふわふわなんで3個ぐらい簡単に食べちゃうけどな

おそらく1000キロカロリーいっちゃうだろうな

 

 

さて今日は昼から仕事の打ち合わせ

お盆過ぎは台風ラッシュ

予定が立たんな

また忙しくなるぞ

今のうちに休んでおかないと

 

 

生まれ月格差は大人になっても縮小しないそうだ

生まれ月格差

日本の小学校では4月入学のためにその年の4月生まれから翌年の3月生まれまでが同学年となる

同学年でも4月生まれと3月生まれでは1年の差があるのだ

特に小学校1年生の入学時の1年の差はかなり大きいと言える

入学した時からハンデ1年

これはかなり不利である

俺は3月生まれではないが1月の後半生まれである

そのためにやはり周りよりも背は低く様々なものが覚えられなくて苦労した

そして自然と「自分はバカで運動神経もない」のだと思い込むようになってしまった

まぁ実際にバカでノロマな亀なのだが

こういった1年の差は成長するに連れて縮まっていくかと思われていたのだが実際はそうでなく大人になってもそのままなのだ

実際にプロスポーツ選手は4月生まれが多いという

高校や大学に入学しても生まれ月の差はそのままなために同学年の中の争いで負けてしまうんだろうな

これらのことについては世界中で研究がされてるそうだが

イギリスとオランダのサッカー選手では相対年齢と呼ばれる同学年での実年齢の違いが高い選手が多いという

簡単に言えば日本でいう4月生まれが多いということだな

そしてこの傾向は他のスポーツでも同じことが見られるという

そして運動神経だけでなく学力も同じなのだ

そのために俺はいつまでたってもバカなまま

中学の時なんかほぼオール1である

格差が縮まらないといううことは最終学歴や就職先にも影響が出てくる

なので子作りするときは仕込む時期を考えたほうがいいってことだろうな

俺のような水瓶座なんか変人ばかりだしな

俺は中学で野球部に入った

俺の中学では1年の入部の時に背の高いやつだけ10数人選ばれてレギュラー候補とされた

背の低い残りカスの俺たちは入部時から補欠となり練習メニューも別々にされ

監督からはほとんど野球を教えてもらえなかった

そのために独自でプロ野球選手の真似をしたり野球漫画の真似をして野球を覚えたものである

例をあげれば淡口のけつプリプリとかだな

里中のサトルボールとか魔球の開発ばかりしていた

そして俺は3年間補欠

一回も公式戦に出場することはなかった

これも全ては生まれ月が影響していたのかもしれない

もしも俺が4月生まれだったら俺の人生はもっとバラ色だったのかもしれないな

やはり背が高いと言うのは何かと有利である

俺の小学校時代の友達はとんでもなく背が高かった

おかげでいつも中学生に絡まれてはカツアゲされていた

しかしそこは小学校1年生

大金など持っているはずもなく

なけなしの10円20円を取られる

「なんだお前らこれだけしか持ってないのか?」

どうやら中学生は完全に俺の友達を中学生だと思い込んでるみたいだ

やがて小学1年生だと言うことがわかるとお金を返してくれてそれ以降は仲良くしてくれたのだ

そんな小一からバカでかかったあいつは大人になりサッカー日本代表レギュラーにまで登りつめた

一方俺は草サッカーチーム

これもまた生まれ月格差である

もう何やってもダメな俺である

多分これからも

 

 

 

行方不明の男の子

無事見つかって本当によかった

俺は幼稚園時代に家出をしたことがある

理由は忘れたが

母親にこっぴどく怒られて家出したのだ

一人だと寂しいので犬も連れて行った

しかしどこにも行く場所はなく

犬は家に帰りたがるし

結局は犬に引っ張られて帰宅した

家出というより単なる犬の散歩となっただけであった

小学生の時は川で流された

友達3人でゴムボートに乗って川下りをしていたところ急流で転覆

俺はボートが流されないように必死にしがみついた

浅瀬なので足はつくのだがいかんせん流れが速すぎる

俺は全身を岩に打ちつけながらそのまま流された

だんだん遠ざかる友達二人

やがて姿も見えなくなった

ボートは穴が空いたらしく少しづつ空気が抜けていく

しかし流れが速い限りなんともならない

俺は釣りをしている人を見つけては

「助けてぇ、助けてぇ」と叫んだが見事にみんなスルー

俺より鮎の友釣りの方が大事なんだろうな

そして所詮は他人の子

どうでもいいのである

無情にも誰からも助けられなかった俺

そのまま流されていく

まるで美空ひばりの歌のように


川の流れのように  美空ひばり

 

そして俺は気付いたのだ

「流れが緩やかになっている」

俺は必死に川岸まで泳いで崖を裸足で登った

いろんなものが足に刺さり切れる

それでも俺は登った

やがて道に出た

ここまでくればみんなのところまで戻れる

真夏のアスファルトはチンチコチン

「暑っ」「暑っ」

どれくらい歩いただろうか

なんとか遊泳場まで戻った

そしてそこには落ち込んでる友達二人の姿

どうやら俺が死んだと思っていたらしい

そしてこのことは俺たち3人の秘密となった

親に知れたら怒られるからだ

でもよく生きてたな俺

 

 

今となってはいい思い出である

 

 

 

 

 

名古屋ボストン美術館最終展「ハピネス」、たん熊北店「8月会席味暦」

ようやくスタートした俺のお盆休み

8月13日

20数年前の数年間は俺にとって特別な日であったが

今は普通に迎え火の日である

迎え火は日が落ち始めてから炊く

うちは遺骨は自宅に保管してあるため墓まで出向く必要もない

一人寂しく墓に入るより家にいた方がいいだろうしな

既に前日にお盆の準備は済ませた

今日はお出かけ日和

俺は休みだと言うのに朝の4時に目覚めて

いつものように植物の世話をしてから

バスに飛び乗った

正確にはゆっくりと歩いて乗り込んだのだが

さすがに飛び乗るバカはいない

バスから電車に乗り継ぐ

お盆のJRは危険だと判断した俺は料金が少々高いと言う事実に目をつぶり名鉄で移動することを決断した

俺の予想通り名鉄はガラガラだ

俺は一路金山駅を目指した

電車内では本を読む

幸い今日は大声で喋り捲る乗客もいない

みんな神妙な顔つきで乗車している

やはりお盆だしな

今日から16日まで限定的に日本の人口は増える

それも劇的に増える

ありとあらゆる時代に生きた人々が帰ってくるのだ

俺はカバンの中から本を一冊取り出した

「しをんのしおり」

 

しをんのしおり (新潮文庫)

しをんのしおり (新潮文庫)

 

 とても面白く読みやすい

俺は電車の中でサクサク読み進めた

帯には「電車で読めない本NO1」と書いてあるのも御構い無しに読んだ

気がつくと既に名駅に到着

金山まではあと一駅だ

俺は本をしまった

数分で電車は金山駅に到着

俺は駅に降り立った

降り立つとすぐに階段を登る

一歩一歩

自分が歩んできた人生と重ね合わせて登るようなめんどくさいことはしない

無事に階段を登り切るとそこに待ち構えているのがトイレだ

俺はとりあえず用を足すことにした

俺はおもむろにズボンのチャックをおろし自らの下着に手をかけた

いつもと変わらないユニクロのボクサーブリーフのローライズ

と、こんな話はどうでもいいな

とにかく俺は人目を気にすることなく用を足したのだった

洗面台ではこれでもかと手を洗う

相変わらず手をあらわない人は多い

なぜあんな簡単なことまでめんどくさがるのか?

俺には理解ができない

トイレを出た俺はいつもの場所へと向かう

お向かいの小さな本屋だ

別に買うものはないが一通り冷やかす

本屋を見つけるとどうしても立ち寄ってしまうのである

本屋を出た俺はその斜め前を確認する

「今日もちゃんと開店してるな」

そこには小さなパン屋さんがあるのだ

パン屋の前にはコンビニがある

コンビニには人がたくさんいるがパン屋にはいない

と言ってもパン屋がまずいわけではない

たぶんみんなパンが嫌いなんだろう

前世で小麦粉にひどい目に遭わされたのだろう

そんな前世を持ち合わせていない俺はいつものようにパン屋へ向かった

相変わらず店の名前は覚えられない

調べてみたカスカードと言うんだな

俺好みの惣菜パンが置いてあるのが嬉しい

美術鑑賞は体力勝負でもある

途中途中にソファが置いてあるとはいえほぼ立ちっぱなし

若い頃ならそんなことも多々あったが

最近はどうもいかん

先日もネットで二階堂ふみのヌードを鑑賞した俺であるがピクリとも反応しなかった

ただひたすら体に見とれてしまった

「何かとすごいな」

これが俺の素直な感想である

しかし今回はこの立つの意味ではない

美術館では素直に足で立ちっぱなしなのである

移動しては立つ

だいたい俺は10時のオープンと同時に入場して外に出ると午後1時近くなることが多い

そのために美術館へ行く前にはしっかりと食べておかねばならないのだ

まず俺はサンドイッチコーナーを物色

そして焼きたてコーナーを見た

既に商品は歯抜け状態

夏一押し系の各種カレーパンも売り切れだ

俺は残された中から素早く決めた

まずはコロッケバーガー、そしてエッグロールだ

今日はお盆

多少のカロリーオーバーは気にしない俺である

パンを購入すると俺はようやく金山駅から出ることになる

ポケットから切符を取り出し慎重に自動改札口へと切符を通す

最近はこの前にICカード専用かどうか見極める行為も増えて少々めんどくさい

俺は無事改札を抜けることに成功

すぐに名古屋ボストン美術館へと向かった

とは言っても美術館は駅のお隣である

すぐに到着

閉館、最終展、ファイナルの文字に感慨深くなる

そうかあれから20年になるんだな

そしてたった20年で終わってしまうことに寂しくなった

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さすがにまだ朝の9時過ぎ

人はほとんどない

俺はとりあえずパンを食べることにした

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エッグロールからだ

ふんわり柔らかでほんのり甘い生地の中に卵がたっぷり

俺を裏切らないうまさである

続いてコロッケバーガー

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通常ならこれ一つで十分だ

しかし今日は体力勝負

俺はコロッケパンにかぶりついた

コロッケパンと焼きそばパンには目がない俺である

俺は幸せを噛み締めつつ食べた

まさに「ハピネス」

奇しくも今日の最終展と同じであった

外で一人パンをむさぼり食べるおっさんを横目で見ながら通り過ぎる人たち

哀れむような視線が俺のハートに突き刺さる

ジム・ダインのような俺のハートに

テイファニーの前ならぬ名古屋ボストン美術館前での朝食を終えた俺は建物の中に入る

建物にはホテルが併設されていてその中に今日俺がお邪魔させていただく「たん熊北店」が入居しているのだ

美術館は3、4、5階

俺は1階をうろうろした

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名古屋ボストン美術館のポスターが展示されている

そして20年前

ここから始まったのである

わざわざアメリカのボストンまでいかなくとも日本で名古屋で金山で素晴らしい作品を見られる幸せ

誰もが心を踊らせたはずだったのだが・・・

基本的に名古屋では文化的なものが育たない 

みんなさほど興味がないのだろう

中日ドラゴンズと味噌さえあれば生きていけるのだ

北斎展や浮世絵系は人が多い印象だったが

いつ来ても静かにのんびりと鑑賞できた

ゴッホやモネにウォーホルも独り占めで鑑賞できた

しかしそれは入館者数が少ないと言うこと

ついに20年で終わりを迎えることとなってしまった

裏事情的には看板料やボストン美術館の作品しか展示できないなどの企画の弱さをあったのも事実だろう

俺は階段を登り2階へと上がった

ここから見る風景もあと僅かだ

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お盆なのに誰もいない金山

金山再開発の拠点としての美術館は外せない存在だと思っていたのだが

名古屋人にとってはウインズ金山の方がいいのかもしれない

パチンコと競馬そしてやはり味噌だろうな

相変わらず都会になりきれない名古屋である

河村市長の公用車は軽自動車だしな

しかも信号無視で捕まっていた

あれがセンチュリーならスルーしてくれたことだろう

俺は待ち時間の間再び本を読んだ

気がつくと開館5分前

警備員さんが朝の挨拶

入場券完備の人から通される

俺はいつだって当日券

たった数百円でも美術館の利益になればと思ってのことだ

そんな俺の優しさは後回しにされる

まぁいい

どうせ並んでる人はごく僅かだ

俺は名古屋ボストン美術館最終展へと入場した

展示室へ入る

いつもよりスペースが広い気がする

作品自体が少ないのか

それでもハピネス

幸せが伝わる展示が俺を出迎える

そして感謝の気持ちが伝わってくる

20年間ありがとうございました

むしろお礼を言わなければならないのはこちらの方だ

正直目玉となるような超大作はない

それでもとても温かい気持ちになる

そんな最終展

日本美術はいいものが揃ってる

これもフェノロサの功績か

今回最初で最後となる展示が一番印象に残る

実際にメリーゴーラウンドで使用されていた豚

そして作者不明の「海辺に想う」

浜辺で一人の男がじっと海を見つめる作品だ

彼は何を想うのか?

作者不明ながらものすごく惹きつけられる作品だった

そして最後の最後

ジム・ダイン

当然ハートだ

これでもかとハートだ

ハピネス

俺はとても幸せな気持ちになり退館した

20年間ありがとうございます

いつだってそこにあると思っていたものが無くなるのは寂しい

そして今日はお盆だ

死んだ人たちも皆帰ってくる

 

俺はたん熊北店へと向かった

当然金山にある名古屋店だが

ちなみに「きたてん」ではなく「きたみせ」と読む

京都に本店を構える板前割烹

とは言っても支店は料亭である

本店は谷崎潤一郎も通った名店

彼の指定席に誰かが座っていても谷崎氏が店に来るとすぐに席を開けるのだ

さすがにあの無愛想な顔がもっと無愛想になるのはヤバイからな

俺はいつも京都でもう一つのたん熊、本家たん熊のほうに食べに行く

たん熊北店は今日が初めてである

いつだって初体験はドキドキ

そんな俺をたん熊北店は暖かく受け入れてくれた

一人です

予約はしていない

俺は4人がけのテーブル席へと案内された

俺は青森フェアと迷ったが最初の予定通り8月特選会席「味暦」4600円にした

酒はまずビールだ

いつもなら「生」と行くところだがここは料亭

やはり瓶ビールだな

各種メーカーが揃えてあるのも嬉しい

俺はキリンの瓶ビールを注文した

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さすがである

キリンでクラシックラガーだった

やはりビールは苦い方がうまい

子供の頃はこんなもん飲めるか!と思ったビールだが

大人になるとなぜか美味くなる

最初の一杯はお酌付き

やっぱり佇まいが良いよなぁクラシックラガー

これこそが昭和のビール

夜になれば日本のお父さんはキリンラガーとプロ野球だった

日本酒だと2級酒だな

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ちなみにこれが今回俺が食べるミニ会席のメニュー

ミニ会席とはいえお値段はビッグ

まるで田原俊彦である

こんな贅沢は久しぶりだ

正月の奈良ホテル以来か

これも連日の39度38度という猛暑に耐えながら大金を稼いだ自分へのご褒美である

プチ打ち上げだな

一人でやった仕事なんで打ち上げも一人だ

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直ぐに最初の一品が運ばれてきた

先付

長芋かん  叩きオクラ ラディッシュ 山葵 旨出し汁

わさびをちょこんと付けて長芋かんを食べてみる

「おぉ、長芋だ」

当然である

しかし今までに体験したことがない食感

旨出し汁も絡んでスゲエ美味い

上に乗ってる緑はオクラか

ラディッシュなんか信じられない細さで切られている

味だけだけでなく5感で楽しませるのが日本料理

この手間暇はさすがに凄いな

値段の高さも納得せざるおえない

そして何より美味い

まさにハピネス

俺の選択は正しかった

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向付

本鮪山かけ 青のり 山葵 蛸千枚造り あしらい一式 

要するに本鮪の刺身とタコの刺身

タコは山椒で食べるのが推奨だ

マグロは山かけ仕様

ネバネバで猛暑を乗り切ってくださいというメッセージだな

正直俺は名古屋で食べる刺身に期待はしない

某有名店で1万円程度のコースを食べたときも俺を満足させる刺身は出て来なかった

流通が進化したこの時代でも名古屋で食べる刺身はイマイチなことが多い

しかしたん熊北店は違った

奈良ホテルで刺身を食べた時も

「本気出せばこんな美味い刺身食えるんだ」と思ったが

この店でも同じだった

「美味い」

まずはタコから食べたのだが

日間賀島、明石、尾道と俺はタコを食べてきたが

どのタコにも負けない旨さである

嗚呼、ぷりっぷりだ

本鮪も美味いなぁ

久しぶりにこんな美味いマグロを食べた

やろうと思えば名古屋でもできるんだよなぁ

願わくばあと10皿ぐらい食べたい

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吸物

清汁仕立 蓮餅 鱧の子真蒸 丘ひじき タピオカ
エリンギ 一文字柚子

これぞ日本料理の真髄

中に透明ないくらが入ってると思ってたらタピオカだったんだな

一体何がどうなれば碗にタピオカを入れようと思うのか

一口飲んだ俺は感動の渦に飲み込まれた

一体どんな手間をかければこんな美味い吸物が作れるのか?

まぁ流石に永谷園のお吸い物と比べるべきではないのだろうが

法事などで利用する5000円程度の料理に比べても雲泥の差である

値段的には同じなのにな

具材の蓮餅、鱧の子真蒸

どちらも旨味が凝縮されている

それでいて研ぎ澄まされた出汁を濁すことなく仕上げられている

この手の高級料亭へのレビューで低い点数をつける人に値段に対する料理の少なさを書いてる人がいるが

この一品作るだけ一体どれだけの手間がかかっているのかを考えてみてほしい

まさに芸術作品である

味が薄いとか文句言うのは仕方がないな

俺でも若い頃はそう思ってた

そんな俺の考えを変えたのが京都の「志る幸」である

たん熊の基本も「もんもな料理」

素材の持つ旨味を最大限引き出してやるのだ

そうすれば誰もがハピネスになる

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ここで日本酒を追加

青森フェアにちなんで青森の地酒が取り揃えてある

青森といえば田酒が思い浮かぶが残念なことに田酒は売り切れだった

さすがにたん熊クラスになると目ん玉が飛び出るぐらいの値段の酒が揃っている

これはもう値段で選ぶしかない

俺は一番安い日本酒を選んだ

青森の酒だがメニューの漢字が読めなかった俺である

味はもう間違いなく美味い

何にでも合わせやすい酒だな

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焼物

鰈鈴薯焼 枝豆飾り 酢取り茗荷 お浸し 糸花

 

いよいよメインの領域に入ってきた

カレイの上に枝豆が乗っている

まるでナウシカ王蟲みたいだ

これが小豆だったらヤバかったな

カレイの上に馬鈴薯が乗っかっている

洋食でチキンなんか使ってある感じだな

アクセントとして脇を添える枝豆も一切妥協することな美味い

おそらく一般の人はこれほどの枝豆を食べたことがないだろうな

俺の近所は高級枝豆の産地で関西方面へ出荷される

スーパーで売られてる枝豆とは同じものとは思えない美味さである

そんな高級枝豆も出荷できないB級品がある

B級品と言っても味は同じ

本来3つ入ってるところに2つしか入ってないとかなのだ

そんな枝豆も農家の人からタダで貰い食べまくっていた俺である

そのために枝豆には少々うるさい

そんな俺も感服する美味さであった

主役のカレイも当然美味い

俺は今までカレイをヒラメのぱちもんだと思っていた

正直カレイを食べて美味いと思ったことはなかった

骨ばかりだし

それがどうだろう

俺は驚愕した

「こ、これがカレイの底力・・・」

「これがカレイ本来の美味さなのか」

まるでバルバトスが本当の力を引き出した時のような衝撃である

「決してヒラメと目の位置が違うだけの魚じゃないんだな」

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取肴

○取肴万願寺ちりめん煮 ○すくい寄せ湯葉
穴子肝有馬煮 木の芽 ○だし巻き玉子
○すだちイクラ挟み ○丸十レーズン茶巾
名古屋コーチン蒸し煮 山椒あん 粒マスタード

7種類プチおつまみ

もうこの一皿でのんびりと酒を飲みたいところだが

そうも言ってられない

料理は次から次へと運ばれてくるからだ

どれも美味い

とにかく最高だ

こんな美味い湯葉は食べたことがない

名古屋コーチンも地元鶏店真っ青になるぐらい美味いな

穴子肝なんか酒のあてに最高だ

定番のだし巻き卵

イクラなんかオシャレにスダチに挟まれている

万願寺唐辛子とちりめんは白飯が欲しくなる

ワシワシ食べたくなる

そんな宝石箱のような取肴

食べ終わる暇もなく

「お料理が重なってしまって申し訳ありません」

と揚げ物が運ばれてきた

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揚物

海老天ぷら 白身魚ふらい 甘芋 ペコロス 天つゆ レモン

「天ぷらは揚げたて熱々の時に親の仇かのように食べろ」

これは池波正太郎先生の教えである

男の作法である

早速俺は天ぷらに手をつけた

まずはエビ天だ

「サクッ、ハッフ、ハフハフ」

文句付け用がないな

完璧なエビ天だ

そしてとても清楚で上品な味がする

やはり女と天ぷらの好みは重なるんだな

これは何だろう?

ペコロスとか言ってたが

「玉ねぎみたいですげえ美味いぞこれ」

調べてみたら玉ねぎだった

知らなかったな

でも玉ねぎもこんなに美味くなるんだな

白身魚のフライ

白身魚とだけ表記されてるとうことは深海魚系か

でもスゴイな

これフライなんだよな

まさに飛んでしまいそうなぐらい美味い

さすがにこのフライにソースは合わない

こんなお上品なフライは初めてだ

最後に芋

もう最高だな

やはり天ぷらは芋かユキノシタだな

そして再びのんびりと取肴で酒を楽しんだ俺である

 

いよいよ酒も無くなった

もう一杯と行きたいところだが我慢我慢

調子にのると直ぐに肝臓の数値が上がる

俺は名残惜しいが残りの料理を酒なしで平らげた

 

しばし間が空き

いよいよ留椀

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御飯

鯛茶漬梅風味 ぶぶあられ 刻み大葉 山葵

香の物
三種盛り

 

シメは鯛茶漬け

ぶぶあられがいいアクセントとなる

まさにぶぶ漬け

早く帰れと言う意味か

でも美味い

酒を飲んだ後の俺の胃を優しく包み込んでくれる

サラサラ

サラサラ

漬物3種盛りも決して手抜きはない

さすが京都だけあってどれも美味い

もう白飯とこの漬物だけでも満足してしまうぐらいだ

俺は飯を終えた

贅沢なランチ

残りはデザートのみ

 

 

そんな俺の前に新しいおしぼりが運ばれてきた

俺は顔を拭きたい衝動を抑えて手を拭いた

しばらく待たされて

最後の一品が運ばれてきた

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甘味

黒糖蕨餅 黄な粉

 

わらび餅

よく車で売りに来てたがそういえば今年は見かけないな

まぁ一度も買ったことはないが

すると再び新しいおしぼりが運ばれて来た

「まるでセクキャバ並みのおしぼり量だな」

なぜか名古屋だとキャンパスパブとなる

そんなことはどうでもいい

俺はわらび餅を食べた

「や、柔らかい・・・まるでこの柔らかさはおっ・・・」

これ以上はやめておこう

そしてその後にやってくる確かな黒糖の味

これほど黒糖の味がしっかりしてるわらび餅は初めてだ

そして最後の最後まで俺を幸せにしてくれる

ハピネス

今日はこの一言に尽きるな

なかなかいいお盆休みだ

 

あとは16日だな

16日