自由の国アメリカでの出来事である
事件はミズーリ州で起きた
とある24歳の男が麻薬所持で逮捕された
逮捕された男は当然のことながら警察で取り調べを受けることになったのだが
それが悲劇の始まりでもあった
あろうことか取り調べ中に容疑者はおならをしたのだ
まぁ出るものは仕方が無い
我慢するのは体に良く無いしな
しかしこの男は何発も何発も取調室内で屁を放ったのだ
さすがに自由の国のおまわりさんも耐えかねて取調室から退散
結局男の取り調べは打ち切りになったという
その時の記録が警察に残されている
住所を問われた男は「答える前に椅子の片側にもたれ、大きな屁を放った」
その後も放屁は止むことなくおまわりさんは室外への「退避」を余儀なくされたのだった
よほど臭かったのだろう
俺が子供の頃は「大きな音のおならは臭く無い」という何の科学的根拠も無い説があったが、やはり大きな音でも臭いものは臭いのだろう
まぁ屁は大きな音の方が受けがいい
電車やエレベーターなど閉鎖された空間でのすかしっぺは罪悪感にとらわれる
周りの人に対して非常に申し訳ない気持ちになる
しかし出てしまった以上は自分とバレては困る
なのでいたって冷静に務めるのだが
その点大きな屁は笑いに持っていける
音が変であれば変なほど受けがいい
俺が小学生の頃はおならが出そうになると隣の教室のドアを少し開けて、そこからケツだけ出して放屁して逃げてきたもんだ
大人になった今でも俺はよく屁をする
たまに止まらなくなることも多々ある
歩いてる時や自転車で走ってる時など
俺は毎日服用する薬の副作用なのか慢性的な便秘に悩まされている
そのためにうんこを出やすくするための漢方薬を処方してもらって飲んでいるのだ
これが多分俺の放屁の原因だと思う
先日もニトリの店内で突然放屁しそうになり慌てて店外に出ようとしたが、入り口のドア付近で小さな音ではあったが出てしまった
そのために俺はニトリまで行ったにも関わらず買い物できずに帰ってきたのであった
ロードバイクで坂を登ってる時なんかもよく屁が出る
ダンシングで気合を入れた瞬間ケイデンスに合わせて
「ぷっ、ぷっ、ぷっ、ぷっ・・・」とリズム良く出る
そしてこういう時に限って後ろに自転車乗りがへばりついているのだ
俺の後ろの人はまともに俺の放屁を浴びることになる
しかも登りだと無酸素域だったりするので大きく口を開けて体に空気を取り入れなければならない
その時に俺の屁まで一緒に吸い込むことになるのだ
本当に気の毒としか言いようが無い
若い頃なんかは彼女を車に乗せてデートしてる時にもよく屁が出そうになった
我慢しても仕切れないし突然車内に異臭が充満するのもマズイ
そんな時は俺は深刻そうな顔をして隣にいる彼女に話しかけるのだ
「大事な話がある」
彼女は突然の告白に驚いた顔をする
そして何の話なのか?わけがわからないまま俺の告白を聞かされるのだ
「屁が出そうだ。今すぐ出そうだ」
と同時に俺はパワーウィンドウを全開にして思いっきり屁を放つのであった
そして俺は「お前も屁がしたくなったら遠慮せずに言ってくれ」と言いながら窓を閉めるのである
やはり人間おならを我慢するのは良く無い
俺が小学生の時に聞いた噂話の中におならを我慢しすぎてお腹が破裂して死んでしまった人の話があった
俺はあの話を聞いてからおならを我慢することは止めた
人間我慢も大事だが勇気ある放屁も大事なのである
おならでは無いが昔とんねるずの番組でまだ無名だった松嶋菜々子が石橋に言わされてた言葉がある
「おならじゃないのよ、おならじゃないのよ、空気が入っただけ」
当時童貞だった俺には理解不能な言葉であった
一体どこに空気が入ったのか?
正真正銘の大人にならないとわからないギャグであった
多分今なら番組に苦情が殺到するんだろうな