鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

スプリント勝負「競輪選手VS クマ」

自転車乗りとクマ

共通点は両者とも山に生息しているということ

自転車に乗ると山を目指す

これは短距離平坦スプリント特化型の競輪選手でも同様で

レーニングでもあるが

彼らも山にやってくる

で、もともと山はクマをはじめとする野生動物のテリトリー

偶然なのか?必然なのか?

自転車乗りとクマの遭遇は避けられない

 

どうやら競輪界でもクマとの遭遇は話題になるらしく

北海道で走る競輪選手も練習中にクマと遭遇

北海道ともなると冬が長い

そして冬は外で通常の自転車には乗れない

極太タイヤのファットバイクならなんとかということだが

それでは練習にはならない

そこで冬の間はMTBで山の中を走るらしく

アップダウンが激しいコースを走ることで自分の脚も鍛えられると

まさに昭和のスポコントレーニングである

個人的に嫌いじゃない

むしろ大好物である

MTBはマジでトレーニングになる

上りも下りも

バイクコントロール

それでいて楽しい

最高だね

問題はクマとの遭遇で

なんとか逃げ切ったそうだが

クマは時速50キロ以上で走る

舗装された平坦路なら競輪選手の相手ではない

しかしそこは山の中

完全にアウェイ

絶対に負けられない戦いを勝ち抜いた

 

 

さらにもう一人愛知県の競輪選手

こちらはキャンプ大好き

心身のリフレッシュもできるキャンプが大好き

で、キャンプ場と言えばクマ

最近はキャンプ場にくれば餌があると学習したクマも多い

で、YouTubeを見ていても実際にクマが出てる動画も見かける

そんな危険極まりないキャンプだが

競輪仲間と一緒にキャンプを楽しんでいた際にクマが出た

富山でクマが出た

あいにく襲われることもなく

無事に過ごせたそうだが

コロナから始まったキャンプブーム

みんなが完璧に食料を匂いが出ないように隔離して就寝すればいいのだが

どうしてもその大事なルールを守れない人もいる

うっかり外に食べ残しなど放置してしまうと・・

クマにとってはバイキング状態となる

ついでに人間も試食してみたら

意外と美味しいじゃん!となる

 

クマの最高速は60キロぐらいとも言われていて

競輪選手も60キロ70キロは出せる

ロードバイクなら80キロ以上も可能

舗装路でのスプリントならいい勝負ができる

あとはお互いに体力勝負である

しかし山で遭遇する場合はトレイルや林道となる

そうなるとまず無理

逃げきれない

とにかく背中を見せたらアウト

俺はいつもクマに襲われた時のイメトレをしてるが

後輪を地面につけた状態でハンドルを上に持ち上げて自転車を立たせ

叫ぶしかないかなと思っている

これだと一番自分を大きく見せることができる

要するにいかにハッタリをかます

俺の方が大きくて強いんだぞと思わせるかである

その上でひたすら祈る

「南無大師遍照金剛」

空海さんに委ねる

さらに森本レオにも委ねる

で、最終兵器で背中のポッケにクマ避けスプレーを

しかしお高いのでなかなか手が出ないと

 

 

で、俺のホームコースにもクマは出るわけで

明日も走る予定だが

6月12日に出てるからな

注意すべきは朝と夕方

夕方はほぼ走らないので朝が危険

自転車乗りの朝は早い

しかし調べてると6時〜8時頃の目撃が一番多いが

10時でも11時でも出てるわけで

さらに目撃されるのは人が外に出てる時間帯なんで

もっと早い時間でもクマはウロウロしてるわけで

さらに住宅近くに目撃情報が集まってるのも

そこに人がいるからで

ほぼ人がいない山の峠ではクマがいても目撃はされないと

どこにでもいるってことだろうな

アレだけ大きな道が通ってても出てるわけだし

ダンプも走るし

鉄道も走る

そんな場所でも出る

俺がいつも行く道の駅から自転車で1〜2分の場所にも出てる

みんな知らないだけで

クマはそこにいる

季節的には繁殖期の今頃と冬眠前の駆け込み食い溜め時期が多いが

真夏でも出てるし真冬でも出てる

で、調べたら

去年あたりから人里にも急激に出るようになり

俺が2023年の8月12日に自転車で某林道へ行き湧水を汲んでいる

これはブログにも書いてあるので正確である

で、その時も一応クママップを確認してから行ったのだが

あのクママップも掲載までにかなりタイムラグがあるみたいで

なんと俺が行った10日前の8月2日に同じ場所で出ていた

結局は観音様が祀ってあって湧水が出てるから

みんな行く場所は同じで

さらに地域の人が管理してるわけで

クマと遭遇する

時間帯も同じぐらいだな

9時から10時となっている

つまりあと10日ずれてたら

俺はベアクローを受けて

ピチパンは裂かれ

フルチンになると

で、変質者として逮捕される

もしくは下半身丸出しで死ぬ

頭はヘルメット被ってればある程度は防御できるが

そうなるとMTBのような庇つきの方がいいね

ダウンヒル用のフルフェイスなら尚更いい

で、ゴーグル

首と胸にはプロテクター

このぐらいなら

ある程度は戦えるが

無理だろうな

太ももにベアクロー受けたら出血多量で死ぬ

 

しかし10日か

知らない方が良かった事実である

しかも6月と8月に目撃されてるので

おそらくクマはいつもいる可能性もある

クマもお水を飲みに来てる可能性もあると

大体去年の11月から一気に増えていて

鶏小屋があるような林道でも出ていて

毎日人の出入りがあるのに出ていて

クマったな

でも走るしかないわけで

明日もそんなクマが出た場所を巡る予定である

 

ちなみに繁殖期のクマは子連れのメスを狙うと言われていて

子供を殺すことでメスは発情する

なので「あのことやりてぇ」と思ったオスクマが

子供を殺し

メスクマを発情させてズッコンバッコンとなる

動物の子孫繁栄の本能ってすごいな

これが人間なら目の前で子供を殺されたショックで精神崩壊するところだが

クマは自分の子供を殺した相手に「今すぐ・・抱いてください・・」となる

「ゴムはいりません」

「あなたの遺伝子をください」

 

 

で、昨日購入したクマ鈴

モンベルの奴はカラビナに工夫がされてて

通常のよりも動きが良く

よくチリンチリンと鳴く

サイレントモード搭載なんで

山以外ではサイレントに

明日はシェイクダウンがてらクマが出た橋へ