世間を賑わせている謎の画家バンクシー
世界各地でメッセージ性の高い絵を書き残していく
言ってみれば落書きである
昔よくあった「まるまる参上!」というのもあれはあれでメッセージがある
俺の通勤コースには昔から電柱に「メグLOVE」と書かれている
これもまたメグに対する愛のメッセージだろうな
で、噂のバンクシー
日本でも落書きされている
東京や千葉などで確認されているそうだが
今回の一般公開は東京での落書き
ネズミが傘を差してる絵
何らかの意味はあると思われるが
本当のことはわからない
そしてこの絵が本物のバンクシーなのかもわからない
絵といっても絵心のある人なら簡単に模写できるレベル
それでも1億の値段が着くとか
恐るべしバンクシー
俺が高校の時に書いた矢沢永吉の絵なんか五百円でしか売れなかった
その日の俺のパン代になっただけである
とある専門家の話では「本物の可能性が高い」と言われている
でも過去には巨匠たちの絵も本物偽物騒動があったからな
ナチスでさえ騙されたしな
専門家というのも正直信じていいのかよくわからない
それでも緑のおばちゃんははしゃいでる
なんかもう嬉しくて仕方がないみたいな感じに見えるが
これが本当のバンクシーの絵なら本人は何を思うのだろうか?
「あんたを喜ばすために書いたんじゃない」
なんて思うのだろうか?
そんなバンクシーと思われし絵は都庁で今日から一般公開
スマホを持った人たちが長蛇の列
みんな写真撮影
「何かが間違ってるな」
もしこれが本物バンクシーで何らかのメッセージを込めたのなら本人もがっかりだろうな
「何だよ日本人」
ただ単にお祭り騒ぎになるだけである
とは言っても俺も個人的には何にも興味はない
なのでバンクシーの絵に芸術性を見ることもできない
でもアートに基準があるわけでもなく
人それぞれってことだな
ウォーホルなんか缶詰の絵を書いてるだけだしな
それでもあれは数で勝負するとすごいことになる
大量生産大量消費
でも長蛇の列って長い蛇のような列ってことであってるのかな?
みんなうねうねしながら並んだのかな?
見に来た人は「可愛いな」などとコメントしてる
やはりアート観賞など人それぞれ
何にも難しいことは考えなくていい
やたらと難しく考えるのは中2から高校生ぐらいまでで十分だ
映画にしてもゴダールだのトリュフォーだのわかったふりして夢中になるのは10代のうちだけ
みんなの前では「やはり狂い咲きサンダーロードだな」などと言いながらもこっそりキョンキョン主演の「ボクの女に手を出すな」を見たりするのもまた青春である
そして年齢を重ねて最後は寅さんに戻ってくるのだ
今回展示されたバンクシーと思われし作品
もともとは東京都港区の防潮扉に書かれていたもの
大きさはA4サイズと小さい
さすがに扉ごと持ってくるわけには行かず切り取っての展示
もはや価値はないだろう
あの手の作品は本来あるべき場所にあってこそ作品となる
しかも無理やり切り取る始末
都庁で展示されたネズミの絵は単なるネズミの絵に成り下がる
やはり「可愛い」「孫にも見せたい」と言う感想になるだけだろうな
10年ほど前から存在してたと言われるこのネズミの落書き
果たして本物なのか?
本人に連絡しても返事は返ってこない
今日は4月25日
尾崎豊の命日である
1992年4月25日
あれからもう27年
彼が今生きていたらどんな歌を歌ってたのだろうか?
世間では若者の代弁者的に言われるがあんなものは10代の頃に書いた一部の作品だけ
そこだけ切り取られていつまでも代弁者扱いされる
尾崎とほぼ同世代の俺
当時はライブにも行った
1500人で満席になるような地方会場だった
そしてその後彼は覚せい剤で逮捕される
尾崎が大人になれば俺も大人になる
彼の歌も変化を見せる
特に息子の誕生は大きかったのだろう
そして俺もまたそんな変わっていく彼の歌を受け入れる
アルバムなら「誕生」が一番好きかな
ロザーナ
永遠の胸
きっと忘れない
誕生
平成も終わり時代は令和へ
それでもまた「おいらのためにクッキーを焼いてくれ」