鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

0.19秒

ブエルタが開幕した

初日はTTT

チームタイムトライアルと言う奴だ

TTTはチームごとに差が出やすい

ブエルタのような山岳がキツイコースだからといってクライマーばかり集めると初日のTTTでライバルに1分2分なんて簡単に付いてしまうのだ

今年のブエルタ初日からブエルタらしさ全開

結構アバウトな大会運営が良い意味で面白くしてくれる

平坦かと思っていたTTTのコースも最初から登ってる。しかも結構登ってる

辻啓さん曰く平坦が少ないコースで最後もアップダウンにテクニカルなコース設定

その影響か本来TTTの強いオリカ、エティックス、BMCよりもモビスタとスカイという総合系が上位に来た

そしてたったの0.19秒差でスカイがステージ優勝

マイヨロホは一番最初にゴールしたケノーが獲得。彼自身おそらくこんなチャンスは2度とないであろう総合リーダージャージの獲得であった

アシストが報われた日である

しかし昨日のフルームを見ていると果たして調子が良いのか悪いのか良くわからない

最後の最後で得意のTTで遅れるのはやはりツールとリオの疲れからだろうか

一方優勝候補コンタドールはライバル達から52秒差をつけられた

果たしてこの差をどれだけ挽回出来るのか?

山頂ゴールが多いブエルタだけにチャンスはいくらでもあるがライバル達も強力だ

全体のコース的にはバルベルデ向きだが彼は春から大活躍なだけにシーズン終盤の今どこまで調子が良いのか?

そしてキンタナもフルームもおそらくコンディションの差がそのまま順位に出て来るんだろうな。そうなるとツール回避のジロ組が有利になる

昨日最小限の差でゴールしたチャベスが筆頭だろう

あとは個人TTチャベスがどこまでタイムを落とさないかだが

伏兵達も面白いTJにクライズワイックにタランスキーやロペスモレーノ

バルギルやアントンにペローなどなど

やっぱりブエルタは予測不可能だ

そして今日の第2ステージ

ブエルタ的にはスプリントステージだろうが走ってみないと分からない

たぶんまた結構登ってるじゃないか!的展開に

今年のブエルタはまともにスプリントステージが無いのでスプリンターはほとんどいない。今日は集団スプリントになりそうだがたぶんパンチャー系の争いに

案外バルベルデが勝ちそうな気もするがクヴィアトコウスキーも良いな

あとはトレックのボニファッツィオにディメンションデータのネイサンハース

新城も勝負に行かせてもらえればチャンスはある

で今日の第2ステージの予想はクヴィアトコウスキーで

 

それにしても日焼け止めは高い

なんであんなに高いのだろうか?

やはり焼けたく無いと言う女性の心理をついたぼったくりなのだろうか?

たいして効き目も無いのに

おかげで俺の腕は真っ黒だ

手の部分は白いので余計に変だ

もっと高級品を使えってことなのだろうか?

スポーツ用は信じられないぐらい高いし

貧乏な俺には無理だ

まぁ風呂に入れる程度に焼けるだけなら構わないのだが

父親が皮膚がんだっただけに心配ではあるのだ

今日も日焼け止めをヌリヌリして走ってきた

真夏はボトルの水も直ぐにお湯になる

しかしそのお湯になった水がもの凄く甘く感じるのだ

それだけ体が水分を欲しているのであろう

ヘルメットから汗がポタポタ垂れてくる

暑い苦しい

自分との戦いである

そしていつも思う

「俺生きてる!」と

まるで弱虫ペダルの「楽しいね坂道君!」と笑いながら激坂を登る青い髪の毛をした奴みたいに

それにしても自分の息子に坂道と名付ける親もいったいどんな親なのか?

まぁのび太スネ夫と名付けられるよりはマシかもしれないな

話は脱線したがとにかく真夏のサイクリングは気持がいいのだ

暑ければ暑いほど

ブエルタ気分を味わえて