鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

信楽3兄弟とサボテンの水耕栽培と土瓶の話

構想2ヶ月

先日ようやく購入に踏み切った

とある豆皿

1枚1000円程度で買える豆皿は気に入ったものがあるとついつい買ってしまう

スーパーで定価398円の惣菜セットを半額で購入

豆皿に移し換えるだけでそこそこ美味しそうに見える

これがデパ地下のなだ万弁当だと立派な一品料理に早変わり

低予算ながらとても優雅で贅沢な時間を過ごせるのが豆皿である

例の奈良の店では全国の豆皿が販売されている

そんな中で瀬戸焼から2枚購入した俺

その時に迷いに迷ったのが信楽焼きだった

一般的にはタヌキの置物で有名な信楽焼

その歴史は古く日本六古窯の一つである

ちなみに他の5つは知らない

俺はそれほど焼き物には詳しくは無いからだ

とにかく店で気に入ったものがあれば値段を確認

自分の中の自分と相談して購入許可が出れば購入するというスタイル

作家物だとか無名の民藝品だとか意識もしない

とにかく良いと思ったものを買うだけである

そのために「これ何焼きだっけ?」と思うこともしばしばシバコフ

買う時になにやら人の名前が書いてあったりするが忘れてしまうのである

どうせ誰かに見せるわけでも無い

誰かを招待して料理を振舞いドヤ顔で披露するわけでも無い

そこにあるのはただの自己満足

自分一人幸せにニヤニヤできれば良いのである

 

それでも信楽焼には独特な雰囲気がある

そこにあるものは日本人の美意識

「わびさび」

実は狸の置物は明治以降に始まった物だという

「土と炎の芸術」と言われるだけあって信楽焼はとてもワイルドだ

この独特の雰囲気が茶道具としても好まれ

わびさびの世界へと導いてくれるのである

わびさびと言っても説明するのはなかなか難しい

俺もただいま勉強中である

 

スペクテイター〈43号〉 わび・さび

スペクテイター〈43号〉 わび・さび

 

 

それでも幼少期に茶道、生花を少しだけかじった俺

自分でも気づかない間に利休が作り上げた美意識が刷り込まれていたのかもしれない

確かに敵に破壊されたマジンガーZガンダムに確かな美を感じていた

当時は茶道がどういうものなのか理解はできていない

ただ単に饅頭が食べたかっただけである

それでも家で勝手に抹茶をシャカシャカしてはよく怒られたものだ

俺はあのどろっとした緑色の液体が大好きだったのだ

畳のヘリは踏まないこと

ふすまは2段階で開けること

正座したまま両手の拳を前に着き体をスライドさせながらの移動

とりあえず茶碗を回してみる

そして自分で煎れたお茶に対して自分にこう言うのだ

「結構なお手前で」

その意味すら知らないで

 

今回購入した信楽焼の器は3種類

それぞれ1枚1000円プラス税

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「たたら成形」と言って板状の粘土から作られるそうだ

緑色の皿は「ビードロ釉」ピカピカツルツルで俺の頭頂部みたいだ

茶色い皿は「伊羅保釉」でムラのある茶色が味わい深い

白いのが「粉引き」土の表情を感じながらニヤニヤするのに最適だ

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この3兄弟

やはりどれか一つが欠けてもダメだと思い

予算オーバーだが3枚同時購入した

やはり兄弟は皆一緒にいるべきである

「なつよ、千春は必ず生きている。だから頑張れ」

「明日に続けよ」

 

 

最近購入したものをもう一つ

「湯のみ」

多分だが

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美濃焼の粉引きである

店には確か窯の名前と個人名が書かれていた気がするが忘れた

どうも最近物忘れがひどくてダメだな

このポテッとした姿に一目惚れ

粉引きは中に液体を入れた時にシミが広がるのがまた楽し

これも全てNHK美の壺」の受け売りである

とりあえず貰い物の赤霧島をこれで飲んだ

そしてニッカのブラッククリアを飲んでみた

飲み方はストレート

いつだって真っ直ぐでグイグイ押し込むのが俺のスタイル

金足農の吉田くんだな

心なしかウイスキーが柔らかで甘くなった気がする

多分雰囲気にだまされてるな俺

将来的にはこれでプリンを作りたいと思ってる

多分この器で食べるプリンはうまい

 

 

サボテンの水耕栽培はじめました

最近巷で話題の水耕栽培

グリーンが欲しいが、部屋の中に土を持ち込むのに抵抗感がある人にはもってこいの栽培方法

ホムセンには最初から完成されたものも売られていたが

あらかじめフラワーベースを購入しておいた俺

早速サボテンを購入、198円

土を洗い流し

古い根を半分切断

これは水耕栽培に適した根にするためらしい

2日ほど乾燥させて

いよいよ水耕栽培デビュー

でもまだ今はBチーム

来年はレンタル移籍か

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まだ根が伸びていない

これから多分わさわさになるはず

第一弾が成功したら第2弾を開始

すでに器の目星はつけてある

とても「わび」な器だ

 

 

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土瓶を買った

昨日近所の店で半額で売られていた

本当なら4000円

それが2000円

なかなかいい買い物だ

土瓶と急須

個人的には取っ手で見分けているが正解かどうかは知らない

「土瓶茶瓶ハゲチャビン」

俺には土瓶がお似合いさ

先程の粉引きと合わせてみるとこれまた良い

とても良い

ついでにお茶も購入

今回は宇治の深蒸し

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800円もした

でも楽しみだ

お茶菓子はどうしようか?

ただいま検討中

 

 

 

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ついでに酒も買ってきた

これだけあれば当分は大丈夫だろう

ツール見ながらちびちびだな

その前に明日のフランス選手権

楽しみだな

コースは知らないけど

フランス人同士のドロドロとした戦いが見られそうだ

奴らはチームメイトですら騙すからな

 

 

 

 

 

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最後に苔は今日も元気はつらつ

梅雨は苔だな

 

これもまた「わびさび」

 

 

 

そして本を購入

 

 

リーチ先生

リーチ先生

 

 昨日ちょっと読んだがかなり面白そうだ

読み終わったら多分民藝好きになること間違いないしだな

小鹿田焼き買っちゃうな

 

 

神戸・続神戸 (新潮文庫)

神戸・続神戸 (新潮文庫)

 

 森見登美彦氏絶賛の1冊

これも楽しみな本

早く読みたくてたまらない