鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

壊れていたハリオのドリップスケール

清水の舞台から飛び降りる

そんな気持ちで俺は昨日ビックカメラにてあるものを購入した

「ハリオ V60 Metal drip scale」

要するに電子秤である

それもコーヒーに特化した製品で重さと同時に時間も計測できるのだ

そしてシュッとしたデザイン

「これ欲しい・・・」

ハンドドリップに目覚めた人なら誰でも思うことだろう

この電子秤は2種類ある

電池式の黒と充電式のシルバー

電池は単4、充電はUSB

そして充電式の方は天板が取れてお手入れもしやすいのである

ただしお値段高め

正直迷う

性能は変わらない

黒で十分だ

ただ手入れがしやすいのは魅力だ

なんせ水洗いできない製品だけに洗いたい部分だけ取外せるメリットは大きい

充電は正直どうでもいい

まぁ俺は黒を買う予定だった

しかし在庫があったのはシルバーのみ

実物を前にするといかんせんシルバーが欲しくなる

ヘアライン加工されたシルバーの天板が男心をくすぐる

黒とシルバーのコントラストが美しい

黒だと実売約4000円

シルバーは実売約6500円

ポイントは10パーセント

「どうする俺?」

完全に予算オーバーだ

俺は俺の中のもう一人の俺と交渉した

「でも多分一生ものだぞ」

「たかが数千円なんとかなるだろ」

「そうだな弁当を白飯に塩ぶっかけるだけとかにすれば1日100円は浮くな」

「ヒマラヤの岩塩を昼飯どきにガリガリすれば気分も盛り上がるぞ」

「確かに白飯を一番うまく食べる方法は塩のみ」

「そうだよなんでそんな簡単なことに今まで気づかなかったのか?」

「結局はおかずなんて飾りだよ」

ジオングの足だって飾りだし」

「エロビデオの冒頭ドラマも飾りだ」

「結局はブラ外す場面まで早送りだしな」

「お前おっぱい星人だからな 笑」

「世の中みんな飾りなんだよ」

「でも涙は飾りじゃないぜ」

「なんで?」

中森明菜が歌ってただろ」

「ああ、井上陽水の奴な」

「飾りじゃないのよ涙は はっは〜ん」

「でも泣いたことがないってスゴイよな」

「医者もビックリだよな。死んでる・・・って」

「さすがに生まれた時は泣いたと思うが」

「だよな」

「で、俺らなんでこんな話してる?」

「スケールだよ。ハリオの奴を買うかどうか?って話し合い」

「そうだったなスマンスマン」

「で、どうするよ?」

「お前これ欲しいんだろ?」

「ああ欲しい」

「YOU! 買っちゃいなYO!」

「決定だな」

俺はこうやって自分の中のもう一人の自分と話し合ったのだった

そして購入

ビックカメラの店員は日本人なのか中国人なのか判断がつかない

随分と国際的になったものである

 

www.hario.com

 

俺は意気揚々と帰宅

早速箱から取り出し電源を入れた

電源が入らない電子秤

俺は充電した

そのあとで説明書を読んだ

どうやら最初は12時間ほど充電するみたいだ

俺は午後4時から充電した

 

翌日、朝5時

俺は目覚めた

ハリオのドリップスケールをみると未だに充電中の点滅

「まだかよ」

俺はそのまま放置した

神棚と仏壇へ朝のお勤め

植物に水をやり

全粒粉パンにレタスとチーズを挟んでむさぼり食べた

98円の低脂肪乳、カカオ95パーのチョコをかじりながらカブのみした

時は9時

「そろそろだな」

俺はおもむろに無印週間に購入したワゴンからハリオの手動ミルを取り出した

そして充電中のハリオのドリップスケールを・・・

「おいおいまだ充電中を示す点滅してるよ」

すでに12時間以上経過しているはずである

俺の暗算が正しければだが

俺はそっとスタートボタンを押してみた

反応はない

俺は充電を外してもう一度スタートボタンを押した

うんともすんとも言わない

全く反応がない

何度もなんども試したがダメだ

全く電源が入らない

そしてUSBの穴にコードをぶっさせばまたチカチカと点滅を開始

「落ち着け落ち着け」

俺は冷静になりアマゾンのレビューを読んだ

絶賛するコメントたちの奥で

俺と同じ症状やすぐに壊れたというレビューが並ぶ

そこには賛否両論のコメントが展開されていた

確かにアマゾンのレビューを鵜呑みにするのは危険だ

特に大絶賛レビューは

そもそもハリオはコーヒー道具では世界的に知られているトップメーカー

雑誌なども悪くは書けないだろう

それが大人の事情というものだ

そして製品の秤はコーヒーに特化した製品で競合メーカーも少ない

まぁ独壇場と言ってもいい製品だけに俺はろくに調べもせずに購入したのだった

思えば今回の購入理由はニトリの秤が調子が悪いから

その前に使ってたタニタもすぐに壊れた

今回のハリオはお高い

定価で言えば10000円もする超高級電子スケールだ

すっかり信用して安心しきってた俺である

しかしレビューを読んだ途端不安に襲われる

「もしかして最初から壊れている?」

現実的にどうやっても動かないしな

そしてすぐに壊れたというコメントも多数発見している俺である

これらは今までの他メーカーの電子秤と同じ

つまりどんなに高級でも壊れやすいということなんだろうな

確かに全部が全部壊れるわけではないだろうが運次第と言ったところか

製造は中国

製品自体もおそらく下請けに丸投げ

監修だけして設計製造は丸投げだろう

結局は管理ができてないのだろうな

完成品の検査もキチンとできてないのだろう

結局は「運が悪かった」ということか

とりあえずもう一度だけ12時間充電してみて

明日サポートに電話するか

こんなんだったら黒にしとけばよかった

電池式ならこんなトラブルなかっただろうに

でもタニタの体重計もすぐに調子悪くなったんだよな

やはり電子秤というのは解決できない欠陥があるのかも知れない

昭和から使ってるアナログの体重計は常に安定した数字を叩き出すが

タニタの電子体重計は測るたびに数字がぶれる

それも1キロ2キロどころではないのだ

明らかにおかしい

これはキッチンスケールも同じこと

そしてタニタ以外のメーカーでも同じことだった

結局は使い捨て商品なのかもしれないな

なんでもかんでも電子化するのは良くない

時計もカメラも機械式の方が高値で取引される

結局はアナログなんだろうな

そう考えるとニトリの激安電子スケールを使い捨てにするのが一番効率的なのかもしれない

あとはストップウォッチだな

何でもかんでも簡単にシュッとした製品でプロ気取りしようとしたのが間違ってたのかもしれない

「これもいい勉強だな」

とりあえずは電話してその対応次第か

今後V60ドリッパーを使うかもそれ次第だな

 

まぁ豆測るだけなら感で測れる俺である

だいたい正確に10グラムは測れる

これも日々の賜物

とりあえず自分で飲むだけ

まぁいいさ

豆の数グラム気にしない気にしない

一休み一休み

 

 

そんな俺はカルディまでひとっ走りして豆を購入

少々お高い豆が安売りしてた

グアテマラのやつ

まぁグアテマラがどこにあるのかは知らないが

コーヒーはコーヒーベルトという赤道の周辺地域でしか栽培できないからその辺りなんだろう

「バードフレンドリー グアテマラ」と書いてある

柑橘系を思わせる香り、ほのかな酸味と甘みが特徴のコーヒー

どうやら鳥と仲良しみたいだ

鳥はコーヒー豆食べるのかな?

そもそも果実だし木になってる時は甘いらしいしな

でも実が少なくて食用に向かなかったとか?

一体誰が焙煎して粉末にしてコーヒーにしようと考えたのか?

昔の人はすごいな

調べてみたら愛鳥週間だから安売りしてたのか

カラスでも愛でるかな

 

そして自己流ばかりでもいかんと本を一冊

 

コーヒー抽出の法則

コーヒー抽出の法則

 

 これで豆も膨らむってもんだ

 

あとついでにみうらじゅん氏の本も購入

 

ラブノーマル白書 (文春文庫)

ラブノーマル白書 (文春文庫)

 

 冒頭の「男は煩悩、女は本能」に激しく共感

相変わらず上手いこと言うな

 

 

さてジロが始まった

昨日はTT

登りがきついコース

NIPPOから日本人が二人出場

で一人がタイムアウトの可能性とか別府三兄弟長兄の始氏が言ってたが

調べてみたらやはり西村くんが失格

いきなり最初のステージで周りに付いていけずに失格って・・・

チームとしても痛いが

結局は石橋くん同様いても何もできないんだろうな

からしたら化物みたいな日本のプロ選手たち

それでも世界ではグランツールでは全く歯が立たない

そんな場所で戦い続けている新城はやはり規格外

あとに続く選手が出てこないのが残念だ

そして今日の第2ステージ解説に登場の新城

ニバリも調子良いし

昨日なんかバーレーンのチームカーが3000万のマクラーレンスーパーカーだし

屋根の上に自転車積んでるし

やはり金持ってるな

王子様