鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

青山に入場料1500円の本屋が誕生

青山

日本で一番感じの悪い人が住む街

そんな青山にかつて青山ブックセンターと言う本屋があった

アート系が充実していて東京に行った際には必ず立ち寄ったものである

アマゾンなどのネット通販が主流になりリアル書店では買い物しなくなった

わざわざ街まで足を運ぶのも金がかかるし

店に確実に商品がある保証は無い

必然的にアマゾンとなってしまうのである

青山ブックセンターですら潰れる時代

電子書籍も徐々に普及してきているが根本的にあるのは老若男女の本離れだろう

実際働いてるとなかなか本を読む暇が無い

あれも読みたい、これも読みたいと何冊も購入はしてみるも本を読む暇が無い

俺はあえて自ら車を運転して移動するのではなくバスや電車を活用して読書の時間にあてたりする

そんな時に大きな声でしゃべりっぱなしのおばさん軍団がいると非常に邪魔である

「俺の貴重な読書の時間を・・・」

空前の出版不況

アマゾンの台頭

取次店の存在意義

そこで青山に誕生したのが新しいスタイルの本屋「文喫」である

ちなみに「ぶんきつ」と読む

場所は青山ブックセンター跡地

店を手掛けるのは出版取次大手の日本出版販売

「やっちゃえ日販」

なんと文喫は入場料1500円である

やはりあの辺りの感じは悪いがお金持ちの人たちがターゲットなのだろうか?

1500円という価格は映画館や美術館を意識したそうだが

「なんで意識する?」

全く理解不能だな

本屋が映画館や美術館に対抗してどうするのか?

本屋は無料で暇つぶしができるスポットなのに有料にして客が入るとでも思っているのか?

店の規模は本屋的には中規模の460平米

ここに3万冊の本を用意する

ただし品揃えはマイナーなものが中心

他には無い売れない本を置くのだろうな

読みもしなくてインスタ映え的な

ある意味インテリアとしての需要かもしれない

例を挙げると「旅行」の棚に置いてあるのは「るるぶ」みたいなガイドブックではなく、写真集やシルクロード文化史と言った

「誰が読むんだハゲ」的な本だという

「こりゃダメだな」

漫画のコーナーはガロ系が並ぶそうで

こちらはまだ売れそうではあるがガロ系の本を1500円も払って買いに来る客はいないだろうな

そもそもネット通販で十分だ

それに既に持ってるだろうな

マニアの人たちは

そして売れる本でも平積みはしない

1タイトル一冊のみ陳列

1万円以上する写真集

3万7千円の現代アーティストの作品集などアート系の本が充実してるのも青山ブックセンター跡地だからか

まぁ写真集はプレミアがつきやすいからな

1万円でも珍しいわけじゃないが

アマゾンで十分だな

1500円で美味いもの食えるしな

しかしこんなスタイルだと棚から引っ張り出した本を積み上げて一番上に檸檬を置いて

「この檸檬が爆弾だったらどうしよう笑」

なんて妄想する輩が出てきてもおかしくないな

でも入場料1500円を払ってまでは来ないか

高級な鉛筆が売ってるのかどうかも定かではないしな

しかも入場料1500円も取るのに本の検索機はあえて設置しないそうだ

「あえて」か・・・

「大丈夫か?日販」

その「あえて」の理由は偶発的な本との出会い

そのために50音順にも並べない

やりすぎだな

暇つぶしにはいいが

本を買うには非常に不便

入場料の1500円で賄えるビジネスモデルなんだろうか?

でも青山って家賃高いしな

本当にやってけるのかな?

コーヒー、お茶が飲み放題との情報もあるが

それでも1500円はやりすぎだな

他の無料で入れる本屋でも暇つぶしはできるし

 一体どんな客層を狙ってのことなのか?

一体誰が企画して誰がGO出したのか?

そんなことより箱根のブックホテルみたいな

快適に本を読める環境を提供した方がいいのでは?

青山では無理だけどな

どこか自然がいっぱいな静かな場所で

「やっちゃえ日販」

そして青山で「やってもうた日販」

新型デリカ級の失敗だろうな

 

 

しかし最近の自民党もやりすぎだな

さすがに今度は自民党には投票できない

なんでこんなにダメな政党ばかりなのか?

奴らは一体なにがしたいのか?

どの政党が政権とっても日本を悪くするだけじゃ無いか?

日本人はフランス人みたいに暴れないからとやりたい放題

何もかももう手遅れ

 

 

明日は11時

忙しい中、何とか時間を確保

寒いな

何食べよう?

明日考えるか