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鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 2017

スカルポーニへの追悼で始まった今年のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ

スカルポーニへの1分間の黙祷を捧げ

アスタナの選手を先頭にレースは始まった

カチューシャのマシャドを含む8人の逃げ集団が形成されてメイン集団はモビスタがコントロール

レースはモビスタのコントロール下で進んで行く

番組冒頭でもスカルポーニの事故のことを放送していた

見てる側もなんとなくTV画面を見てるだけでレースの展開が頭の中に入って来ない

数日前にはステージ勝利をあげた選手がもうこの世にはいないのだと

レースは中盤にさしかかり、いよいよ坂がぽこぽこ出てくる

しかしまだ誰も動かない

ほとんどのチームがバルベルデを警戒しているが、まだ動けない

逃げとの差は残り60キロで6分差

基本的に「10キロ、1分」の法則通りメイン集団はジワジワと逃げとの差を詰めて行く

逃げているというより逃がされている状態だ

どこかでメイン集団を騙さないと逃げ切り勝利は無い

かつてヴォクレールが得意とした戦法であるがそんな彼も今年のツールで引退だそうだ

7番目の坂「コル・ドゥ・マキサール」でディメンションデータのネイサン・ハースやBMCのデマルキなど6名が集団から抜け出して追走グループを形成する

その次の坂「コート・ド・ラ・ルドゥット」でスカイがペースアップ

ネイサン・ハースはメイン集団に引き戻された

一方で逃げ集団の中からはコフディスのアントニー・ペレスが一人抜け出して独走態勢に入る

残された逃げのメンバーから同じコフィディスのステファン・ロゼットが最後から2つめの坂「コート・ド・ラ・ロッシュ・オ・フォーコン」で合流してそのままペレスに代わってロゼットが単独先頭に

こちらが真のエースなのか?プランBなのか分からないが、とにかく普通に走っていてはバルベルデは倒せない

同じ坂でメイン集団から有力選手達が飛び出す

ここでオリカのロマン・クロイツィゲル、BMCのダミアーノ・カルーゾら8名の追走集団が出来た

さらにその中から単独でロットソウダルのティム・ウェレンスが抜け出して先頭に追いつき最後の坂「コート・ド・サンニコラ」を先頭で駆け上がる

しかし計算通りに差を詰めて来たメイン集団はすぐ後だ

サンニコラの坂でウェレンスはメイン集団に吸収

ここでキャノンデールのヴィレッラ、スカイのセバスチャン・エナオらがカウンターで仕掛ける

吸収と同時にアタック

定石通りの攻撃だ

そこからキャノンデールのフォルモロが単独で抜け出す

その差10秒

残り2キロからはダラダラと登る坂である

5秒差で残り1キロのフラムルージュを通過

ここでメイン集団の中から青いジャージが絶妙のタイミングで飛び出す

クイックステップのエース、Dマーティンだ

抜群のキレでぐんぐん加速するDマーティン

先頭のフォルモロに追いつき追い越し

先頭に立つ

流石のバルベルデもタイミングを逃したかと思われたが、この日もバルベルデは絶好調

あっという間にDマーティンに追いつきスプリントへ

36歳のスーパーパンチャー「バルベルデ

この男に勝てる選手はこの日もメイン集団の中には存在しなかった

フレッシュワロンヌに続いて余裕のゴール

両手の人差し指を天にかざすバルベルデ

 

「ミケーレ・・・」

 

ゴール後に喜びを爆発させるでなくバイクに顔を伏せて泣き出すバルベルデ

ミケーレ・スカルポーニへ捧げる勝利となった

スペイン語はさっぱり分からないがところどころで「スカルポーニ」「ミケーレ」との言葉が聞き取れた

 

2位はこの日もクイックステップのDマーティン

悔しそうな顔で表彰台へ

3位はスカイのクウィアトコウスキーだった

 

バルベルデ

「この勝利をミケーレ・スカルポーニに捧げたい。彼とは長年親密な仲だった。若くして交通事故でこの世を去るなんて本当に心が痛んだ。ニュースを見たときは信じることができなかったし、状況を飲み込めなかった。自分だけではなく、チーム全体が、自転車界全体がショックを受けた。この勝利で得た賞金はすべてミケーレの家族に捧げたい」

 

 

リエージュ4勝目のバルベルデ

最後は天国のミケーレに背中を押された気がしたとコメントした