マハラジャ名古屋が復活したそうだ
どうやら数年前に大阪で復活してそれが好評なので名古屋でもとなったみたいである
バブルの代名詞マハラジャ
ニュースを見てるとやはりおっさん、おばさんが多い
もしかして不倫の温床になるんじゃないかと俺は思ってしまうのだが
当時でもほとんどナンパ目当てだったわけだし
俺もマハラジャには数回行った事がある
しかもVIPルームにも入ったことがあるのだ
この時はいつも飲みに行っていたスナックのママさんとお姉ちゃん達が日頃の感謝の気持から奢ってくれたのだ
あの当時俺たちは友達が働いてる会社の社長の行きつけの店で社長のツケでたらふく酒を飲んでいたのだ
景気が良かった頃なんでできたことではあるが
とにかくあの頃は遊ぶ金には困らなかった
繁華街を歩いていれば誰かしら知り合いに遭遇する
そして「おまえらこれで遊んでこいや!」と酔っぱらって気が大きくなってる知り合いのオッサン達からお小遣いをもらうのである
自分の金なんか使わなくても遊べた時代なのだ
そんな俺たちはただでVIPルームに入った
いったい当時いくらだったのかは知らないが黒服どもは俺らの前で片膝ついてタバコに火をつけたり酒を注いだりするのだ
なんかとても申し訳ない気分で全然落ち着かなかった記憶がある
普段は友達のナンパ目的で嫌々マハラジャに付き合いで行っていた
俺はユーロビートがとにかく大嫌いで
ユーロビートで踊るのはおろか曲を聴くのも苦痛だった
そしてあんな曲で踊り狂う奴らが大嫌いだった
今は服装チェックは無いみたいだが当時は一般的にはジーパンはNGであった
しかし俺たちはコネがあったのであるキーワードをドアマンに伝えればTシャツ、ジーパンでも入れてもらえたのである
懐かしいが個人的には良い思いではない
やがてバブルは崩壊
マハラジャのような大箱は姿を消して小さなクラブが主流となった
相変わらず俺はダンスが嫌いである
どっちかといえばエアギターでノリノリになりたいタイプである
バーナード・サムナーの口を尖らせて片足を上げて踊る変な踊りは得意である
しかしこれをやると確実に変な人と認識をされてしまう諸刃の剣なのだ
その頃付き合ってた彼女がクラブに行きたいと言うので仕方が無く付いて行っていたのだ
俺は踊らないので席に座りひたすら酒を飲む
入場時にドリンク券が貰えるのだが女性陣は飲まないので彼女や彼女の友達のドリンク券を貰って俺は朝まで飲み放題だったのである
遠くから見てる俺
俺の彼女に群がる見知らぬ男達
やはりここでもほとんどがナンパ目当てなのだ
みんな名刺を渡してくる
その名刺を見せてもらうと大企業がずらり
一番多かったのがNTTである
当時はNTT軍団と呼ばれていて毎週のように女を漁りに来ていたそうだ
吉本の売れない芸人なんかも来ていたが今何してんだろうなぁ
芸能界の裏話とか聞いてると面白かった
今この時代にマハラジャ
果たして名古屋でも成功するのだろうか?
そしておっさん、おばさん達は元気に朝まで踊れるのだろうか?
さすがにお立ち台は勘弁して欲しいが
今だとどんな曲がかかっているのか?
最近はすっかり洋楽にも疎くなってしまった
やっぱり自宅でNEW ORDERでも聞きながらちびちび飲むのが俺は好きだな
バーニーの変な踊りだって踊り放題だし
おっさんに夜更かしはキツイのである