漫画家の谷口ジローさんが2月11日に死去した。69歳
フランスで「怪物」と呼ばれたぐらいに凄い絵のうまい人だった
残念ながら俺は谷口さんの本は孤独のグルメと散歩ものの文庫本しか持っていないが
文庫本ではあの緻密な絵がわかりづらい
今日久しぶりに本棚から引っぱりだしてきて追悼読書をしていた
やっぱり新装版を買おう
ちなみにドラマ版の孤独のグルメで昼間から麦ジュースを飲んでるおじさんは原作者の久住昌之さん。久住さんのエッセイも面白いがとりあえずあとにして
まずは谷口ジローさんのことから
鳥取市出身で京都の洋品卸会社に勤めた後で漫画家を志して上京したそうだ
デビューは24歳「嗄(か)れた部屋」
繊細な描線と墨を使わずに表現する独特な陰影が持ち味。何気ない日常を描いた大人向けの作品が多いそうだ
俺が持ってる2冊もなんかも原作者が同じ久住さんだけど原作にピッタリな絵である
代表作は日本漫画家協会賞優秀賞や手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞作の「坊ちゃんの時代」正直俺はこの本のことを知らなかったのだが、夏目漱石好きな俺としては絶対に読みたい本である。第5部まであるそうでこれから少しずつ読んで行きたい
そして谷口さんはフランスなど海外での評価が高いそうで2011年には仏芸術文化勲章「シュバリエ」を受章しているのだ
他の谷口さんの作品を調べてみたがどの作品も読んでみたいと思えてくる素晴らしい作品ばかりだ。亡くなられてから知るとは・・・
孤独のグルメはドラマが始まる前から読んでいた
たまたま入った本屋で見つけて帯に書いてあった「池波正太郎の食エッセイのような極上の深見と味わい」と言う言葉で興味を持った
最初はいくらなんでも食卓の情景などと比べるのは失礼だろと思いながら本を手に取る
孤独そうなおっさんが歩いている
町の情景の書き込みが凄い
かつて俺が吉原へ写真を撮りに行ったときのことを思い出した
少し読んでみるが「むちゃくちゃ面白いぞ、この漫画!」と思い購入した
それから何回か読んですっかり存在を忘れていた頃にドラマ化されることを知った
なんかイメージと違うなと思いつつもドラマを見て見る
原作とは違うがドラマはドラマでありだ
いやドラマはこれでいい
流石に実在する店で原作通りには撮れないだろうし
松重さん演じる五郎さんは面白い
そして今ではシーズン6の放送も決定したそうだ
原作の漫画は爆発的には売れなかったもののジワジワと売れ続けていたそうだ
そしてドラマの大ヒット
深夜枠なのに今ではほとんどの人が知る名ドラマとなった
そのおかげで漫画も第2巻がでた
しかしもう第3巻はでない・・・非常に残念である
ただ俺はまだ谷口さんが残してくれた数多くの名作を読んでいない
まだ俺はこれから新鮮な気持で多くの作品を楽しめるのだ
これからゆっくりと読ませて頂きます
長い間お疲れさまでした
ご冥福をお祈りします
孤独のグルメの原作者、久住さんのエッセイも面白い
話は変わるが女優の清水富美加さんが突然の芸能界引退を発表
朝ドラで人気が出たそうだが俺はつい最近ベッキーの代わりに「にじいろジーン」に出ているのを見て知った
そして2月18日25日にNHK BSプレミアムで放送される「龍の歯医者」
これはエヴァンゲリオンのスタッフが集まって制作したアニメだがこのアニメで声優を担当していてその収録シーンが先日放送されていた
その放送で俺はこの子なかなか頑張ってるんだなと思って見ていた所だったのに
それが突然の引退
しかも数多くの契約を残した状態で引退
そしてその理由が「出家」
しかも幸福の科学への出家だそうだ
どうやら両親が幸福の科学の信者だそうだが
俺は正直言って幸福の科学のことは分からない大川隆法が作った新興宗教だということ以外は
仏教系のようにも見えるがキリストや孔子が出て来たり、詳しい教えの内容も知らないので何とも言えないが
なんで幸福の科学なのか
おそらく突然の決断
業界は今頃大変であろう
初めて声優に挑戦して声のみで演じることに対してあんなに頑張っていたのに果たして本人の意思なのだろうか?
大川隆法の守護霊インタビューとやらが引き金になってるみたいだが
辞めるにしてももう少し状況を整理してから辞めるべきなのでは
あまりにも無責任すぎると思うのであった
しかし、にじいろジーンも次から次へと大変だな