鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

7月31日の俺

2016年7月31日である

今年も早いものでもう明日からは8月なのである

そしてすぐにお盆がやってくる

しかも何やら山の日とか出来ていて俺は驚いたのだが

まぁそんな話は今はいいとして

今日の俺の1日を書こうと思う

まぁありきたりのいつもと同じ休日なのだが

 

朝5時俺は激しいのどの渇きに襲われ浅い眠りから目覚めた

寝る前に水をかぶかぶ飲んだとはいえ

俺の部屋は非常に高温

そして寝る前にはお酒も少々飲んでいる

なので朝は軽い脱水症状になっているのだ

俺は冷蔵庫の中からこないだ知り合いから頂いたペットボトルのお茶を取り出し500ミリ1本一気のみをした

「ぷはぁあ」

まるでビールを飲んだかのように早朝のクソ暑い部屋で俺はわざとらしく声を出した

だからどうだと言われればそれまでだが

そして俺はいつものようにベランダへ出て植物達を眺めた

俺のベランダのミニひまわりは先日俺が摘心と言う名の介錯を行なった

そのおかげでツールの期間中はあれだけ華やかだった俺のベランダが今は寂しくなっている

 

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一つだけ小さな花を咲かせようとしているが果たしてちゃんと咲くのだろうか?

いっこうにつぼみに変化が無い

その他のつぼみは少しずつだが大きくなって来ている

 

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こんな風にぽこぽこ脇からつぼみが出来ている

俺は先日ひまわりの約束をした

なので必ず次世代の花を咲かせなければ行けないのである

ミニひまわりには再び白や黒の小さな虫が群がっていたので俺は再びオルトランを蒔いた。肥料も適当にばらまいた

とりあえずやるだけのことはやった

あとはしばらく様子を見るしか無い

 

そんなベランダの植物達に俺は水を与え

自転車に空気を入れるべく玄関のドアを開けて外に出た

するとそこにはこれまたいつものように黒いのと白いのがいる

この黒いのと白いのは都合のいい時だけ俺の家にやってくる

白いのは俺の足にまとわりつき

黒いのは俺の足に体当たりするかのように顔をこすりつけてくる

そしてゴロゴロと変な音を出すのである

俺はこの黒いのと白いのに飯を食わせてやり

こいつらが朝飯に夢中になっている間に自転車の整備をすることにした

まず空気圧チェック

やはり減っている

空気が足りない

俺は空気入れを装着してポンピングした

空気入れには空気圧計がついてるがあまり当てにならないので単体の空気圧計で空気圧チェック

いつもの7BARにした

ちなみに俺のタイヤはパナレーサーのグラベルキング26Cである

非常にパンクがしにくく転がりも良いタイヤである

ロングライドにはぴったりだが俺はめったにロングライドはしない

年々体力が落ちて行く

ロングすると次の日の仕事にかなり響くのである

でもいろんなことを考えながら一人でひたすら走るのは楽しい

ビワイチ行きたいなぁと思いつつ俺はチェーンに油を注した

すると朝飯を終えた黒いのと白いのが再び俺のところへやってきた

黒いのは必死に俺の自転車のタイヤに顔を擦り付ける

白いのはチェーンの下をいったりきたりして遊んでいるので白い体にチェーンの油が付いてしまう

俺はこいつらの相手をする事無く淡々と自転車の整備をした

六角レンチでボルトのゆるみをチェック

クイックレバーの閉まり具合をチェック

最後にホイールのリムをお掃除して終了

簡単な運行前点検を終えた俺は家に戻り洗面を済ませて

神棚で今日の安全を祈願した

たかが自転車だが自民党の谷垣さんも事故を起こしたようにロードバイクは非常に危険な乗り物でもある

なので俺は神様へのお願いとお守りが無いと不安で不安で仕方が無いのである

その後で仏壇へのお参りも済ませて朝食をとる事にした

8月で賞味期限が切れる地震などの災害にそなえて備蓄してある乾パンの缶詰である

俺は乾パンにアップルジャムをつけてむしゃむしゃ食べながらコーヒーをぐびぐび飲んだ。ちなみにコーヒーはブラック派である

そんな俺は乾パンの中に金平糖が入ってる事を発見してとても嬉しい気分になった

これが災害時だったらもっと嬉しかったんだろうなぁと

俺はメーカーの温かい心遣いに感謝した

 

そして1時間ほど俺はネットなどして適当に過ごし

いつものコースへと自転車を走らせた

ちょっとした山の登り口に差し掛かった時にいつも出会う某ショップの軍団に遭遇

あっというまにぶち抜かれる

その後でっかいバックパックを背負った人にもぶち抜かれる

それからもショップ軍団が次から次へと来るので

有酸素域でしか走らないつもりだった俺もいっしょになって着いて行こうとする

若い奴らには負けるが同年代のメタボな人達よりは早い

俺は結構心臓バクバクしてるのに全然苦しく無いアピールをしながら走って

いつもの場所で休憩した

またやってしまった

今日こそはのんびり走るつもりだったのだが

そしていつものようにいつもの寺へ行き俺は参拝を済ませた

 

自宅へ戻ると12時だ

俺は大好物であるペヤングにお湯を注ぎ2分半待ってからお湯を捨てた

そしてごはんとみそ汁と漬物で焼きそば定食にして頂いたのである

ビバ炭水化物

これも自転車で走ってきたからこそ出来る食事なのである

 

至福の時間を過ごした俺はしばしお昼寝

 

1時半にむくむく起き出して

買い物リストをメモした

仏壇のろうそくとマッチ(近藤真彦ではなく火をつけるためのマッチ)

文庫本1冊のみ

スポーツドリンク(ハイポトニック)

夜の酒のツマミ

 

俺はまず近所の本屋へ車を走らせた

俺は新刊はなるべく近所の本屋で買うことにしている

小さな本屋だが無くなると困るからである

俺はそんなビデオレンタルに半分以上占領された近所の本屋で一冊だけ文庫本を買うべく店を散策し始めた

まずは新潮文庫である

今月は芥川賞の「穴」が出ている

残り一冊だったのでとりあえずキープ

おぉ沢木耕太郎もでてるぞ。長い間お蔵入りだった藤圭子の奴だ

死神の続編も欲しいなぁ

アレも欲しいこれも欲しいと俺はいつものように時間を忘れて一冊だけ買うべく店内を物色した

しかしやはり今日も1冊だけでは済まない

俺は1000円ルールに変更した

そして1冊は「穴」にした

 

穴 (新潮文庫)

穴 (新潮文庫)

 

 夫の実家の隣に引っ越した主婦が不思議な動物を発見して穴に落ちた事から異世界に迷い込むお話である

 

そして俺は悩んだ

あと1冊何にするべきか?

正直ほとんどの本が予算オーバーになるからだ

そこで俺は再びルール改正することにした

だいたい1000円でとあいまいなルールにした

これで選択肢はぐっと増えた

一冊600円程度の本ならOK的なルールになった

俺は迷った迷ったあげく沢木耕太郎にした

ところがレジに向かう途中に俺はちくま文庫の前を通った

その俺の目に飛び込んできたのが

 

「こちらあみ子」今村夏子

 

 

こちらあみ子 (ちくま文庫)

こちらあみ子 (ちくま文庫)

 

 である。最近女性作家の本を買う事が多い俺

津村記久子さんとか

そんな俺は今回は沢木耕太郎は断念してこちらを買うことにした

ちくま文庫は個人的に面白い本が揃っていて好きなのだが少々お値段が高いのが難点である

こんかいのもそれほどページ数が無いのに640円プラス消費税

でも欲しかったので買ってしまった

 

その後俺はろうそくなど購入して

夜のつまみにひじきとおからを購入した

合計で250キロカロリーだ

 

そんな俺は自宅に戻り

とりあえず「穴」から読み始めた

そんな俺の部屋の室温は34度

今年最高の暑さであった

 

 

これが今日の俺の1日である

 

後はメシフロ酒である

 

そしてまた酷いのどの渇きで目が覚めるのである