鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

高齢になればなるほど車の運転に自信を持つとか

実に興味深いデータである

自動車の運転に対する自信度調査

1番多かったのが

75歳から79歳と言う後期高齢者たち

この世代が61・3%

20歳から29歳までが44・7%で

30歳から59歳で36・7%に落ちる

そこから何故か徐々に上がっていき

60歳から64歳で42・7%になり

65歳から69歳で47・3%

70歳から79歳で48・7%

で、ここからとち狂って61・3%と最高地点に到達する

この後は80歳以上で

流石に落ちるが

それでも54%もある

これはフィリップでなくとも

実に興味深いな

若い世代が自信満々なのはわかる

俺もそうだった

が、基本的に無鉄砲なだけで

バカなだけである

ただ集中力や反射神経などは優れてるので

18歳で免許取って20歳ぐらいには自信満々になるだろう

で、次の世代

30歳から59歳

いわゆるおっさん世代

この世代は一番自分のことがわかっている

20代の頃はイケイケだったが

30歳40歳になるにつれて

どんどん自信がなくなっていく

自分で衰えを感じ出してくるお年頃

40代後半になると

夜間の運転が怖くなり

さらに夜の雨とか絶対に運転したくない

いつどこで人を跳ね飛ばすか?わからない

でも20代の頃はイケイケだったんだよな

今から思うと信じられないが

あの当時の俺は

キチガイ」と言われるほど

イケイケだった

よく生きてるなと思うが

若さ故の過ちである

完全に認めるね

 

で、30代になり

事故を起こしたくないと言う思いから

安全マージン取りまくる運転になった

と、言うか本当に運転が上手い人ほど一般道では安全運転なわけで

本気を出すならサーキットなわけで

一般道でブイブイ言わすのは逆にかっこ悪いと思うようになった

何事も心に余裕を持つことは大事

で、40代になると

悲惨な事故の報道が目につくようになり

いつ自分の人生が終わるかわからない交通事故

より一層気を引き締めて行かないと言う気持ちになった

50代

完全に自分のあらゆる部分が衰えてきてるのを自覚している

さらにゴールド免許を失いたくない

多少でも保険が安くなるからだが

で、完璧に安全運転

法定速度厳守

そのために毎日煽られる日々である

多分みんなメーター見てないんだろうな

ただ単に前の車との車間距離しか見てないと

普通のおばさんの軽自動車でも煽ってくるからな

30キロ制限の道路で

 

しかしまさかの75歳以上で急上昇する自信度

この先俺もこうなるのだろうか?

結局はボケてるんだろうな

おそらく脳の劣化からくる勘違いであろう

だから脇道から勢いよく飛び出してきたりするのだろう

一時停止も止まらないし

最近見かけるようになったのが

踏切で止まらない車

大抵は高齢者で

勢いよくジャンプして通過していく

アレは間違いなくボケてる

踏切が見えてないのか

位置関係が判断できてない

空前に高齢化社会だし

これからもっとひどくなるわけで

阿鼻叫喚な世界が待っている

 

高齢者の車に乗せてもらうとわかるが

判断力が悪く

白線も跨いで走行したり

標識が見えてなかったり

とにかく視野が狭い

脇を走る自転車にも気付いてない

当然歩行者にも気付いてない

あんな人たちがわんさかいるわけで

知らないうちに高速道路に入り込み

逆走したり

やりたい放題

そんな人ほど

自信満々なのだろう

「わしは若い」

こう言う高齢者ほど要注意

自分の衰えを理解できていない

高齢者に「お若いですね」は禁句

調子に乗るからね

本当のことを言ってあげるのが

真の親切で

「ヨボヨボですね」と言ってあげるのが

本当の優しさである