鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

5代目「プリウス」7年ぶりフルモデルチェンジ

出るぞ出るぞと言われていたプリウス

ちょい前まではハイブリッドの代名詞的な車で

1997年にデビューだから

マンUがトレブル達成する前のシーズンからだな

最初は全然売れなくて

ハイブリッド自体がゲームチェンジャーとなる画期的なシステムで

そのこともありトヨタも近未来的なデザインで開発

しかしこれが仇となり

売れないプリウス

しかし2代目からかな?

突然人気に

ちょうど世界的な環境問題に乗っかり

レオ様が環境アピールでプリウスに乗ると

俺も俺も私も私もと

スターたちが乗り出した

あの特徴的なデザインが真価を発揮した

ひと目で「章男んとこのハイブリッドカーだ」とわかるデザイン

デザインの良し悪しは置いておいて

ひと目で「あの人は環境に優しい人だ」とアピールできる

それだけに有名人は飛びついた

しかもスターが買うには安く

庶民が中国製のママチャリを買う感覚で買える程度だろう

で、スターが乗れば庶民も乗りたくなる

そんなこんなで

いつしか街中にプリウスが溢れ出した

今までカローラを乗り継いできたような高齢者もプリウスに飛びついた

しかしここで問題が

プリウスに乗ったことがある人ならわかるが

非常にわかりにくいシフトノブ

今ではどのメーカーもアレだが

当時は衝撃的だっただろうな

真冬のおちんちんみたいに縮こまってる感じで

で、暴走

環境カーの代名詞はいつしか暴走の代名詞へ

いつしか「プリウスミサイル」などと言われるようになってしまった

 

それでも空前の大ヒットとなった3代目

なんとかブラザーズじゃないが

地方の世襲会社なんか3代目が潰すと言われてるが

たまに大ヒットする3代目もいるわけで

京都の某頒布屋とか

新潟のキャンプ屋も3代目で急成長したが

不倫で失速

今ではホムセンの投げ売りワゴンコーナーに山積みで

それでも売れない

で、4代目

最近のイケイケトヨタを象徴するかのようなダサイデザイン

流石の章男も「カッコ悪い・・」と苦言を呈して

マイナーチェンジで顔まわりを整形

少しはマシになった

それでもトヨタプリウス

ライバルメーカーが全裸で逆立ちしても敵わないぐらいには売れる

そんなこんなでアレから7年

ついに5代目がデビューとなった

プラットフォームも例のTENGAみたいな奴をさらに進化させた

最早本物より気持ちいいのかもしれない

5代目のコンセプトは

「HYBRID Reborn」

直訳するとハイブリッド再生

EVでは周回遅れのトヨタ

それだけになんとかハイブリッドにしがみつきたい

マジで環境にいいのはEVではなくハイブリッドだと証明したい

そんな5代目

再生である

リボンの永作は朝ドラに出ている

本人は童顔な事がコンプレックスだったそうだ

 

さらに5代目は「一目惚れするデザイン」「虜にさせる走り」

などと調子に乗りまくる

あのトヨタのデザイナーが一目惚れするようなデザインとか・・・

で、本日発表された5代目

諸事情で写真はアレだが

どうせ嫌でもどこかで目にするだろう

一応なとなくスポーティーなことは噂されていた

で、実際に登場したプリウス

横から見るとマツダの車に似てるが

ロングノーズでショートデッキ

真横から見たデザインは思ったより悪くはない

燃費の関係もあるだろうが

空気抵抗も良さそうだ

全長4600ミリ

全幅1780ミリ

全高は1420ミリと先代より20ミリ低くなってるが

全長は25ミリ長くなり

全幅は20ミリ拡大した

全体的にちょい大きく

そんな感じ

ホイールベースが50ミリ伸びてるところが注目だな

ホイールベースが長くなると走りが安定して室内も広くなるが

その分小回りが犠牲となる

これは高齢者には致命的で

しかもロングノーズでただでさえ車両間隔が掴めてない高齢者

トヨタは本気でプリウスのユーザ層を若者にシフトしてきたのかもしれない

で、これがトヨタの「プリウスミサイル対策」なのかもしれないが

実際にどこまで違いがあるのかは乗ってみないとわからない

その他機能的なことはよくわからんな

正直興味がない

エンジンはすべての電動モジュールを刷新した1・8リッターハイブリッド車

国内初搭載となる2リッターハイブリッド車

2リッタープラグインハイブリッド車

燃費は先代より良くなるそうだ

そりゃ当然だな

悪くなったグレタさんがブチ切れる

 

発売は今年の冬から

でももう冬だな

半導体あるのかな?

プラグインは来年の春となるそうな

ヘッドライトが新しいクラウンにも採用されそうな感じの細長いライトで

非常にカッコ悪い

どうやったらこれほどカッコ悪くデザインできるんだ?と言うぐらい酷い

なので必然的に正面からはアレだな

下の方にあるグリル?開口部が口をボケぇと半開きみたいで・・・

最近のトヨタらしいといえばそうだが

相変わらずで

安定のトヨタデザイン

これでデザインが良くなったら他メーカーは全部潰れる

だから章男も配慮してるのかもしれないな

 

 

でも相当スポーティー

真横からは悪くない

で、これは「ワシはまだ若い」と勘違いしてる高齢者が飛びつくかもしれない

若い頃にZやRX-7に憧れたが買えなくて・・・

そんな高齢者が還暦すぎて年金生活

わしも一度はスポーツカー見たいな車に・・・

そんなジジたちが飛びつくかもしれない

と、なると

やはりロングノーズが仇となる

さらに50ミリのびたホイールベースがどのくらい影響するのか?

今でも車両間隔がわからずに運転してると思われる人は多く

特にフロントの長さをわかってない感が強い

そこにきてさらにロングノーズ

これはぶつけるね

今の車はバンパーにセンサーついてるからクソ高いからね

あとはスーパーなどの駐車場でぶつけられる可能性UP

自動ブレーキが効くことを願うしかない

 

今の車ってフロントが全く見えなかったり

俺の感覚では3代目のプリウスより3代目のコルベットの方が車両間隔が掴みやすく運転しやすいと思う

アレだけフロントがクソ長いコルベットだが

今の車よりは感覚的にわかりやすい

それぐらい今の車はアレで

空気抵抗とか安全性とか大人の事情があるのかもしれないが

5代目プリウス

史上最強のミサイルになる可能性は秘めてるね

 

で、今写真を見てるが斜め後方からのアングルは良いね

シュッとしてて

リアのデザインも悪くない

ただ問題なのは顔だな

その他の良いところを全部台無しにするぐらい顔が悪い

普通に一直線のライトにしとけば

なんとなくカマロぽかったのにな

で、この後7年後の世界

果たしてEVの流れになるのか?

最後のプリウスになりかねない5代目

売れるのは売れるだろう

ただし乗りこなせなく

駐車場でぶつける高齢者は増えるだろう

前を気にし過ぎての内輪差に注意

自分で思ってるほど前は長くない

ロングノーズに乗るときは

まず感覚を掴むこと

ガラガラの駐車場で段ボール相手に寸止め選手権