鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ぶらぶら「アンディ・ウォーホル・キョウト」を見に京都へ

さて、昨日の事である

初老の俺は朝4時半に目が覚めるのを利用して

朝から制限速度内で国道をぶっ飛ばして一路米原

目指すは滋賀県にある米原駅である

なぜ米原駅なのか?

理由は京都へ向かうため

「それなら近場の駅から新幹線で行けよハゲ」となるところだが

そこはアレで

一応コロナに感染するとリスクのある体なんで要警戒

できる限り新幹線での移動は短時間で

なので車で米原まで移動して

そこから京都まで一駅

トンネルを抜ければそこは京都なのである

 

で、早朝の国道21号はほぼ高速道路状態で

みんなビュンビュン飛ばす

推定80〜100キロ近くは出てるはず

警察も怠け者なんで早朝は取り締まりしないからな

で、3車線区間で散々俺を煽り倒して追い抜いていったトヨタ車も

関ヶ原あたりで片道1車線区間になると俺の前を制限速度で走ることになる

大手の大型トラックなどは制限速度厳守であるからだが

みんな違反と危険を冒し

俺を煽ってまで追い抜いても

結局は滋賀県に入る頃には同じなのである

 

で、朝7時半までに米原駅に着けば渋滞は回避できる

ドライブも兼ねての早朝出発

感染対策にもなり一石二鳥だがコスト的には得してるのかはわからない

米原駅に到着

東側は駐車場が少ない

しかも初体験式のパーキングで前払い式で

機械の調子も悪くタッチパネルが反応しない

なんとか料金を払い終えて

出てきたシールを車のダッシュボードに置いて駅へ

ちなみに1日500円である

 

久しぶりに新幹線に乗る

先日購入した文庫本を読む

笑える小説ではあるが

内容がアレで

結構エロくて

朝から若い女性の隣でこんな本を読んでいいのか?と罪悪感に襲われ

結局はあまり読めなかった

読み始めたら、いきなりスワッピングだった

で、そんなこんなであっという間に京都へ到着

在来線なら通勤時間帯で阿鼻叫喚であるが

新幹線は快適そのものである

なんか勝ち組感を味わった俺である

 

 

京都へは何度も来ている

日帰りでも泊まりでも

最初の目的は写真を撮るため

世間が盗撮だのうるさくなって写真をやめてからは単純にのんびりと観光を楽しめるようになった

今回も1眼は持ってきてない

で、通常ならとりあえず京都タワーを1枚撮り京都へ挨拶するのが俺がルーティー

しかしそんなこともすっかり忘れて

久しぶりの京都駅をうろうろ

人が少ない

イノダコーヒーもガラガラで

久しぶりにあのミルク入りのコーヒーを飲みたいなと思いつつも

そのまま地下鉄へ急ぐ

「京都は地下鉄と徒歩の組み合わせ」これがスムーズに回る方法

自家用車は一番ダメだな

観光地の駐車場に入れるまでの時間が無駄となる

東から車でくるなら滋賀県側で止めて電車だね

琵琶湖疏水の水とともに京都へ入れる

 

で、今回久しぶりに京都へやってきたのは

アンディ・ウォーホル・キョウト」を見るため

前回来た時はブログにも書いてあるが

2020年の正月明けの奈良旅の時

ちょうど俺が奈良に滞在してた時にバスの運転手とガイドさんがコロナって日本中が大騒ぎしてた時である

で、そんな世界が大きく変わった2020年にウォーホル展は開催される予定であったが、当然コロナで中止延期

ようやく今年の9月17日だったかな?

ちょい前から開催となったのである

場所は京都市京セラ美術館

場所としては平安神宮の前

東西線東山駅で降りて白川沿いを法然さんを思いながらぶらぶら歩けば到着するが

「通勤時間帯の乗り換えもめんどくさいし」

「パンを食べたいのでカロリー消費もしておきたいし」

「何より久しぶりのキョウト散歩もしたい」

なので俺は四条までの切符を購入して地下鉄に飛び乗った

地下鉄はそこそこ混んでいて

それでもまだぎゅうぎゅうではないが

京都、五条の次が四条で

降りようと人をかき分け入り口付近へ移動すると

わざとらしく若いツーブロックサラリーマンに「邪魔だハゲ」的に押されて

一応「遺憾の意」として数秒間お顔を拝見させていただいてから降車した

俺は田舎者なんで満員電車には慣れてなく苦手なのである

 

四条で降りると

「懐かしいな」と

宿泊するときは四条のホテルに泊まる

ここからとにかく東山が見える方向へ歩く

そして鴨川

これも俺のルーティーンで

必ず鴨川だけは撮る

記録である

 

10月6日の鴨川

 

とにかく鴨川まで来ると

「キョウトだな」と

昔は延々と鴨川沿いを歩く旅とかもしたなと思い出す

京都は歩くのが面白い

歩くことでいろんな発見がある

で、古いものには期待しないこと

これもまた大事である

 

八坂神社

まだ朝の8時半

時間もあるので八坂神社に立ち寄り世界平和を祈願

これでプーチンは核は打てないね

平日の朝の京都は人が少なくて散歩するには最適である

しかも3連休前だし

明日からと言うか今日から天気が崩れるし

コロナも下げ止まり傾向で

秋の紅葉にもまだ早い

そして4回目のワクチン効果も残っている

京都に来るには今しかないベストタイミング

自営業の特権を活かして

臨時休業

一人研修会と言う名目で

平日にやってきたのである

これがなければ自営業なんてやってられんからな

 

 

で、八坂神社で参拝を終えて

昔ならラブホ街を撮影して回るのだが

今日はそんな気分でもないので

とりあえず「飯だな」

朝早かったので軽めに済ませてきた

レーズンバターロール1個と低脂肪乳一杯だけである

コーヒーはおしっこがしたくなるので我慢してきた

「コーヒー飲みたいな」と思いつつも

美術館に入るとなかなかトイレには行けない

なので出るまでは我慢である

で、八坂神社の前にはパン屋「志津屋」がある

で、その隣には俺の大好きな鯖寿司「いづ重」さんが・・・

「ん?」

「建物がないぞ?」

「なんか工事してるぞ?」

どうやら建て替えで臨時店舗で営業中

コロナの今を狙ってのことなんだろうな

あの味わい深い店舗も好きだったが

仕方がない

そして今日の俺は「金が無い」

鯖寿司は予算的に厳しいので今日は我慢である

隣の志津屋に入る

「とりあえず2個だな」

俺は店内を見回し

定番のカルネとクリームパンを購入した

とりあえずこれでOK

あとは美術館を出てから考える

 

京都は古いものは残っていなくて

至る所に石碑が立っているだけである

いちいち残してたら街が作れないしな

で、妄想するしかない

京都旅とは妄想旅

これができるかどうかで面白さが変わる

でも特別龍馬に思いれは無いので

妄想はできない

ただ「ご結婚おめでとう」とだけ伝えた

既に死んでるが

 

白川沿いを歩き

知恩院を遠目に見つつ

法然さん・・・この度は岸田が大変失礼なことしまして・・」

と、国葬に関して謝罪しておいてあげた

岸田は感謝するべきだね

南無阿弥陀仏

浄土宗の葬式をなんだと思ってるんだろうね

でもよく考えたら法然時代は一般人には葬式やってなかったかな?

で、見えてきました

平安神宮の大鳥居

ここまで来れば京都市京セラ美術館は目と鼻の先である

とりあえずトイレへ

今日は肌寒い

コーヒーは我慢してきたはいえ初老である

どうしてもトイレが近くなるお年頃

トイレを終えて

平安神宮の周辺を散歩

平安神宮

修学旅行生かな

青春だね

俺も小学生の時に修学旅行で来てるはずだが

全く記憶になく

平安神宮に興味を持ったのも谷崎の「細雪」読んでからだしな

小説で読むのが一番だが

かなりの長編なんで

手っ取り早く映画でもいいね

市川崑監督で主演が吉永小百合

でもラストは小説の「なんでこれで終わる?」みたいな終わり方が源氏物語リスペクトに変態谷崎でいいね

 

 

で、とりあえずベンチに腰掛けて

パンでも

カルネ

京都に来たら「カルネ」

これもまた俺のルーティー

朝食としてカルネ

久しぶりのカルネもまた安定のうまさ

マーガリンとハムと玉ねぎだけなのに

このシンプルさがたまらない

京都でしか食べられない味でもある

 

www.sizuya.co.jp

 

たっぷりクリームパンは出てからにしよう

時間はまだ45分ほどあるので

周辺を再び散策

裏手へ回ると庭が

 

庭好きな俺

近くには7代目小川治兵衛作「無鄰菴」もある

さらに東山の麓には金持ちの別荘が立ち並んでいる

そしてこれらの庭は東山を借景として

東山を庭の一部としてお借りして楽しむ

「なんて贅沢な・・・」

人工物が入り込まないのがいいね

 

鯉と戯れる

周りを小さな魚たちが集団で2匹の鯉を追いかけるように泳いでいく

もしかしてパパとママ?

この2匹が愛し合って子沢山に

少子高齢化なんて関係ない世界だな

 

裏から

ここが受付なんだろうが

入口は正面へ回らなければならない

そろそろ15分前

一応入場制限があるのであらかじめ時間指定券を購入しておいた

なので時間は厳守である

大鳥居を横から見る

でかいね

ここから先が聖域となるはず

通過する時は脱帽で一礼して端を歩くべし

車で抜けるのは正直失礼だよね

 

京都市京セラ美術館

こっちが正面

半地下みたいな場所から入る

意外と若い子も多く

女子大生?

おっさんも多く

老若男女だな

50人ぐらい待ってたのかな?

ようやく入場である

 

アンディ・ウォーホル・キョウト

 

スマホのみ撮影OK

最近は増えてきたね

LEDならフラッシュ焚かれても影響は少ないと言うことなのかな?

アンディ・ウォーホル

ポップアート界の巨匠

おそらく名前ぐらいは聞いたことあるだろうし

作品もどこかで目にしたことがあると思う

と言うか日常にあるものをアートにしちゃった人だから

なんでもありなんだよ

だからこそさまざまな人たちに影響を与え続けているのだが

難しいことなんか考えなくて

ただ単に「カッコイイ」それでいいんだよ

ウォーホルは

 

kyotocity-kyocera.museum

 

もう少し詳しい説明はこちらの動画で

www.andywarholkyoto.jp

 

俺が最初にウォーホルを知ったのはTDKのCM

まだ子供だったので

どんな凄い人なのかは理解できなかったが

それ以降だと死んだ時

ニュースになってて

高校生の時で

美術の先生から聞いて

そこからだな

ウォーホルオタクとなる

圧倒的にアメリカで

「なんだこの色使いは・・・」

とにかくセンスの塊で

かつらをかぶってて

作品に小便かけたり

変なおじさんで

そんな感じ

で、常にセレブが集い

世間的には24時間パーティーピーポーだが、実は孤独な人だった

 

 

で、俺は過去にかなりのウォーホルを見てきている

ウォーホルの個展自体は少なく

いつだったか名古屋でやってた時は5回見に行った

あれから20年ぐらい?

久しぶりだな

でも昭和から平成の初めぐらいまではギャラリーが作品を扱っていて

シルクスクリーンが多いこともあり

一作品で250部ぐらい刷るから

一つ一つの作品はそれほど高価ではなく

庶民でも十分買える値段で

なのでコレクターも多く

結局はみんな手離さないから市場に出回らなくなり

コレクターが止むえぬ事情で手放す時に一気に放出されて

そんな時に展示即売会が開催されていて

そんな場所でも見れたものである

今はもう無理だけどね

値段もどんどん上がっていく

一点物のマリリンなんか250億だからね

流石に「どうなんだ?」って思うが

好きな人が釣り上げちゃうからね

で、当時有名人がウォーホルに肖像画を依頼する値段が

一律25000ドルからで

金の亡者的なイメージもあるが

案外良心的な値段なんだよな

爆上がり確実だしな

 

 

今回は全てアメリカのウォーホル美術館からやってきた

彼の故郷のピッツバーグにあるそうで

日本初公開作品も100点ほど

目玉は門外不出の「三つのマリリン」

よく貸してくれたなと感謝しかない

敗戦国なのにお願いしてみる物だね

で、初期作品も多く

実に興味深いが

逆にウォーホル初心者の方には

いわゆる王道系が少なく

物足りない感があったかもしれない

特に今回は場所が京都ということもあり

過去に2回ウォーホルは京都へきていて

実は日本好きで

そんなことから京都インスパイアー系が多かった

それがまた実にアレで

面白かった

「専門家はこれにどうやって理由付けして説明するんだろ?」って感じで

 

理由なき反抗

これは有名だな

ジェームスディーンだし

なんせ日本語だし

ジェームスディーンは中学生の頃の憧れで

だから常に「理由なき反抗」をしてたんだけどね

何事にも影響されやすいので

でも、それやると不良といわれちゃから

本人はただ単にジェームスディーンになりたかっただけなのに

 

北斎インスパイアー

 

これらは外人にありがちな北斎インスパイアー

やはり東洋の衝撃が大きい

これは初めてだったな

画集でも見たことがないような

 

京都スケッチ 清水寺

ここからがしばらく京都コーナー

まずは清水寺

サラサラとボールペンで書いたスケッチ

実に面白い

 

京都の坊さん

お坊さんもいい感じでスケッチ

これはお寺に飾ってほしいね

 

個人的に今回一番の衝撃作「舞妓」

俺はこれが見れただけではるばる来た甲斐があったね

舞妓のスケッチ

これは衝撃を受けたね

「なんなんだ?」って

ひと目で舞妓だってわかるんだけど

一体どう評価していいのか?

専門家はなんて言うんだろう?

特に山田五郎さんの意見を聞きたいが

時間的に前方の舞妓さんしか描けなくて

後は適当?

着物はウォーホルらしさが出てるとは思うが

これだけで華やかな雰囲気が出ている

体は描く暇がなく

芋虫状態

でも全体を見ると

「なんだか・・とてもいい!」

バラエティ番組で芸能人がこれを書いたら確実に「画伯」の称号をもらえそうな

そんな感じだが

とても素晴らしい

ウォーホルは元々イラストレーターで成功していた人で

基本的にデッサンはうまい

なのにこれ

でも舞妓さんの特徴が捉えられてるし

一体これはなんなんだ?って

もうワクワクが止まらなかった作品である

これ、ポスターでいいから欲しいね

是非作ってほしい

 

 

徹子の部屋にも出演

出てたんだね

徹子の部屋

これで名実ともに超

一流の証である

 

生花インスパイアー

 

日本の生花に影響された作品も多数あり

その中から個人的に気に入ったものを一つ

俺も子供の頃にお茶と一緒に生花も齧ってたからね

これも小さいサイズのポスターでいいので欲しい

でもこの辺りのマイナー作はポスター化されないんだろうな

 

 

王道系「フラワー」

ここからは王道の作品たち

これぞ「ウォーホル」って感じのやつ

ユニクロのTシャツにもなってるのかな?

フラワー

色違いでばんばん刷る

飾るときは1枚じゃ物足りなくて

やはり数枚一緒に飾りたい系である

 

王道系の元祖「キャンベルスープ

ご存じキャンベルスープ

この手のシルクスクリーン大量すりすりはここから始まる

一つの作品で250部

世界限定250

ウォーホルは大量生産大量消費をアートに変えた

その代表作

最初は手書き

後にファクトリーと呼ばれる工房でスタッフによる分業

本人は監修のみ

浮世絵も北斎などの絵師は原画を描くだけだからね

自分で板木を掘らないし擦らない分業制

そのことを考えると

ウォーホルのやり方もありなんじゃないかと

この辺りアンチからは色々いわれちゃうけどね

作品がカッコ良ければそれでよし

で、キャンベルは全部で32種類だったかな?

その中で1と2があり

今回は1のみ

1の方が人気が高く

特にトマトスープが人気で

調べてみたら2000万との数字も出てくる

シルクスクリーンでこの値段はアレだな

でも手書きだと億だしな

で、ここでは9枚展示で

向かいの離れた場所に1枚展示

多分10枚だと展示がうまくいかなかったんだろうな

これも32枚揃うと圧巻なんだが

この辺り個展の規模の小ささが気になるが

キャンベルなら全部借りて来れそうだし

アメリカからにこだわらなければ国内でも揃うしな

で、1だけなので比較できないのだが

シリーズの1と2では擦り方が若干違うのでその違いを見るのも面白い

 

広告系「マックとシャネル」

これも有名作

シャネルはいつだったかこの作品で箱作ってたからね

昭和の頃の香水と言えばシャネルの五番である

で、もう一つはアップルの昔のロゴ

俺が昔からMacを使ってるのもこれが理由で

ウォーホル大好き人間な俺はパソコンと言えばMacだった

これにはエピソードがあり

まずジョンレノンの家でお誕生日会が開催されていて

そこにウォーホルもお邪魔していて

そこで息子のショーンレノンにパソコンを教えてる青年がいて

その青年がウォーホルにやたらと

「マックを使ってみてくれ」って絡んできて

その青年がジョブズなのである

 

 

シルバーファクトリーをイメージした部屋

変なおじさんウォーホルの部屋は「シルバーファクトリー」と言われ

部屋全体がアルミホイルなどでシルバーになっていた

そんな部屋を再現した部屋だが

いまいちわからなかった

銀色のバルーンはふわふわしていた

 

写真

今回はウォーホルの肖像写真も多く

サングラスを外した顔が

ブエルタ番長「ログリッチ」に似てることを発見した

多分この事実を知ってるのは俺だけである

 

 

ビートルズ

肖像系はとにかく金になる

各業界の有名人がみんな書いてくれと

製作費1枚25000ドルから

油絵と比べるとかなり簡単なんで

この値段でも

ウハウハ

 

 

ウォーホルの「かつら」と服

ウォーホルの「かつら」と服

トレードマークの銀髪はかつらである

藤田なんかもあえておかっぱだしな

イメージ作りも大変だな

当然リーバイス

今回の目玉、門外不出「三つのマリリン」

これが今回の目玉である「三つのマリリン」

門外不出だそうで

ならなんでここに?と言うのは置いておいて

こんな貴重な作品をお貸ししてくれて感謝である

ただ作品自体が小さくインパクトに欠ける

ただでさえ油絵のような重厚感がないだけに・・

そんなこともあって人だかりはできてなかった

キュレーターは何を思う?

おそらくこの1枚を借りてくるためにどれだけの苦労があったことか

確かこれはウォーホルの歴史上重要な作品

その意味を知ると

「ほぉおおおお」となる

 

ウォーホルと言えば

キャンベル

マリリン

フラワー

これらが代表作となるが

マリリンはこれだけだし

この辺り若い子とかウォーホル初心者は物足りなさが出ただろうな

 

 

エルビス・プレスリー

3人のエルビスを重ねてある

なんだか脳が揺れる

初期のエルビスはマジでカッコよく

エルビスに影響されたビートルズ

その初期のマッシュルームカットにされる前のビートルズに影響されて日本でキャロルが誕生する

で、「やっちゃえ」と台風の中でも強行開催となる

ジョニーは草葉の陰から

「さすが永ちゃん」と笑っている

ちなみにキャロルが無名時代にチューリップの前座として出ていて

その時に横山剣少年が見ていて

「キャロルかっけえ」となって

今のクレイジーケンバンドがある

 

ジャッキー

真ん中は岸田今日子

 

ウォーホルは映像もやっていて

ひたすら定点観測でエンパイアステートビルを撮影して

あろうことかスロー再生して8時間の超大作?映画も撮ってる

で、これはカメラテストで

向かって右上がダリ

左上がボブ・ディラン

真ん中が岸田今日子となる

向かって右下が誰だっけ?日本人だが

あとは知らない

 

カモフラ系

カモフラ系は昔影響されてオマージュしてて

自分で撮影した写真にフォトショップで上からカモフラを被せてた

全長10メートル越えのカモフラ

なんでこんなに大きいんだろうね
かなりの大作なんだけど

だから?って感じがしてしまうところがウォーホルなのかな

同じことの繰り返しパターン

でもそれがウォーホル

 

 

絶滅危惧種系「パンダ」

ここからは絶滅危惧種を書いた作品

その中でもパンダはかなり欲しい

 

大作「最後の晩餐」

これもカモフラと同じぐらいでかい

全部入らない

「最後の晩餐」

ウォーホルはカトリックだそうで

で、これだが

そこは変なおじさん

ただの晩餐ではない

意味は全くわからない

これも山田五郎氏の解説が聞きたい

 

2枚撮影して適当に繋げてみた

なんでバイク?

馬の代わり?

それとも意味なんてない?

何もかもわからない

それが最後の晩餐

 

死と惨事系 「マフィアの葬式」

最後は死を連想させるような作品が多く

交通事故写真とか

これはマフィアの葬式

ウォーホルは著作権何それ?なんで

他人が撮影した報道者写真など拝借して作品にしてしまう

この辺りウォーホル大好き森山大道さんもやってるね

 

手術だったかな?

確か手術だったと思うが

いちいち画集を出して調べるのもめんどくさい

これも死のイメージ

 

電気椅子

これも有名な電気椅子

後ろにある最後の晩餐が映り込んで

それがキリスト?

なのでこの写り込みを込みで俺の作品となるかもね

ウォーホル的にはOK

パクリパクられ

 

髑髏

これはそのまんま

髑髏だな

 

ツナ缶

十字架

これが一番最後の展示

「十字架」

子供の頃から大切にしてた十字架をいつも持ってたそうだね

 

で、もう一回

ざっと戻って見ていく

 

ダイヤモンドダスト

写真では分かりにくいが

キラキラしてる部分

これはダイアモンドの粉が散りばめられている作品

昔このシリーズのスーパーマンを見た

 

 

名残惜しいが

いつまでも帰れなくなるので

勇気を振り絞って外へ出る

 

そこにはグッズ売り場が

ウォーホルグッズを物色してると直ぐに5000円ぐらい散財してしまう

毎回のことながら

恐ろしい

 

 

まとめると

思ってたより規模は小さかった

大回顧展と言う割には小さかった

でもウォーホル単体の展示は珍しい

死ぬ前にこれが見れてありがたい

これを見るまではコロナで死ぬわけにはいかないと生きてきた

それだけにもう死んでもいいかな

なんて思うわけもなく

まだまだ俺の知らないウォーホルがあることを再確認

いつかアメリカにも行きたい

昔は名古屋にボストン美術館あったのに

なんで無くなるかね

ウォーホルも多少はあったし

何より浮世絵がすごかった

名古屋人はアートに興味ないから

ゴッホもモネも貸切状態だった

アレが味噌博物館なら毎日満員御礼なんだろうな

 

 

で、外に出た

昼を過ぎている

ベンチに腰掛け

たっぷりクリームパンを食べる

「うまいぞコレ」

とても美味しい

できれば牛乳も飲みたい

さて、どうするか?

俺は交通事故の後遺症で天気が下り坂だと体の左半分が痛くなる

お金も無い

予算もほぼ使い切った

「帰るか」

その気になればいつだってこれるしな

その気にならないだけで

 

で、帰りは東山駅から地下鉄へ

京都駅で降りて

再び志津屋

魚フライとキノコのサンドイッチ

メロンパンを購入

新幹線の切符を買う

で、コレも俺のルーティーン「とり松」ばらずしを購入

「試食しませんか?」と声をかけられ

緑色のランドグシャを食べる

申し訳ないので購入することに

京都へくるとこう言うことが多い

お茶とか

漬物屋もそうだが

相手の策略にまんまと引っ掛かってしまう

毎回同じことを繰り返す

美味いから許すが

 

 

www.malebranche.co.jp

 

で、もう一つ

上賀茂の「やきもち」を

現地に行くと幾つかあるが

駅で買えるのはコレだけかな

www.aoiya.jp

 

京都でも赤福を見かけるようになった

京都なんか迷うほど美味い和菓子があるのに

赤福がヤキモチを焼くほど美味いやきもちである

 

 

米原駅へ到着

車の中で

パンを食べる

魚フライとキノコのサンドイッチ

380円もしただけあって

美味い!

キノコがいいキノコだね

今日は食べたもの全て美味い

これで家に帰れば「ばらずし」だし

予備のメロンパンもある

このメロンパンも我慢できずに昨日の夜カロリーオーバー覚悟で食べてしまったが

余は満足じゃ

 

 

で、また時間と予算があれば

こんどは大徳寺 聚光院へ行きたい

ここは狩野永徳と親父の松栄の特別公開

でもここもまた予約制だな

 

kyotoshunju.com

 

襖絵は実際にあるべき場所で見ないとダメだね

で、大徳寺のそばには今宮神社が

今宮神社といえばあぶり餅

鬼平の原作者「池波正太郎」が少年時代に食べたいけどお金がなくて影からじっと見てたらただで食べさせてもらえたそうな

このあぶり餅

向かい合って2件あるが

どっちも美味い

そして京都に来たら食べるべき物の一つでもある

久しぶりに食べたいね

あぶり餅

 

 

京都は紅葉前に行かないと

阿鼻叫喚