鯖棒亭日乗(下)

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自転車部の女子高生が練習中に壁に衝突、意識不明の重体

とにかくなんとか回復することを願うが

熊本県玉名市で自転車部に所属する高校1年生の女子生徒が部活の練習中に壁に衝突して意識不明の重体となっている

部員13人が参加する路上練習での事故で

県道から農道へ右折する際にコンクリートの壁に激突して頭を強く打ったみたいで

時間は午後5時

事故現場はかなり田舎で交通量も少ないような感じだが

詳しいことはわからない

ただ道幅はかなり広く路面状況も綺麗で

事故当時周りに部活のメンバーや付き添いの教員はいなかった

さらに女子生徒は一番後ろを走ってみたいで

一人だけ遅れてた可能性もあるのかな

動画で見ると

まず自転車はアンカーのリムブレーキ

フレームはアルミかな?

トップチューブとダウンチューブが合わさる部分からポッキリ折れている

チェーンが外れ後輪のタイヤは無くホイールのみ

どっちにしろフレームが折れるほどの強い力が加わったみたいで

普通にコーナーで滑って転ぶ程度ではこんな壊れ方しないわけで

トッププロが乗るカーボンフレームなら真っ二つに割れることもたまにあるが

高校1年生の女子とはスピード域も全く違うわけで

しかもプロ用のバイクは限界まで軽量化されてるわけで

で、衝突した壁の前に小さな側溝があって

おそらく一人だけ遅れて焦ってオーバースピードで曲がり

曲がりきれずに側溝に嵌り体が勢いよく投げ出されて壁で頭を打ったような気がする

もし高校からロードバイクに乗りはじめたのなら

まだ慣れてないだろうし

自転車はハンドルで曲がろうとすると曲がれない

基本的に重心移動で曲がるもの

部活ではキチンと指導されてたとは思うが

「こんな細いタイヤでグリップするのかな?」と恐怖心もある

あとはコーナー手前でしっかり減速ができてたかどうかだが

オーバースピードだとコーナーの途中でブレーキをギュってかけちゃってタイヤがロックする

高校1年生の女子がそこまでスピード出して突っ込んでるとは思えないが

サイクリングレベルで走るおじさんとは違うのかもしれないな

女子とは言え

 

 

日本で自転車競技部がある学校が少ないのも事故の危険性が高いからだろうな

先生が後ろに車やバイクでついてたとしてもおそらく何もできないだろう

ロードバイクはママチャリと違ってわずかなことで落車する

石を踏んだり

砂や落ち葉が溜まってる上を走ったり

路面に穴が空いてたり

路面に亀裂が入ってたり

常に路面を見て走行ラインを考えて

360度周囲の状況を確認しつつ走らないといけないのが自転車でもある

疲れてくると集中力も低下する

一人で走る分にはペースを落としたり休むだけだが

部活だとどうしても無理をしてしまう

周りについていこうと必死になる

そこで事故は起きてしまうのかもしれない

おそらく路上を走る限りは根本的に自転車部での事故は防げないだろう

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