俺も51歳か・・・
思えばここまで来るのに長い道のりだった
そしてついに今日フルサスMTB童貞を捨てた
正確にはトレイルデビューである
要するに思い切りだけ
「ハードテイルで十分」
「どうせ俺なんか宝の持ち腐れ」
などなど
しかし高齢者にノーブレーキでアタックされて3メートルほど飛んだ俺はちょっとだけ人生観が変わった
「ケチケチしても死んだら意味がない」
「市役所の人がめんどくさそうに後始末するだけ」
生きてるうちに楽しまないと
人生は短い
特にコロナで人生50年時代の幕開けである
子供は種無しになり後遺症に苦しみながら早死にするだろう
なら、いつ楽しむのか?
「今でしょ!」
某大手損保屋の対応が最悪でストレスMAXだった俺
散財
そこでフルサスMTBである
実際にMTBを購入した途端に俺の血圧は安定した
やはりストレスが大きかったのだろう
「健康は金で買える」
生活習慣病なんてのもストレスが大きいと思われる
しかし今はコロナ
世界中で自転車ブーム
海外のトレイルはすごいからな
あんなものがあったら夢中になること間違いなしだな
で、そんな世界的な需要と元々日本には入荷量が少ないMTB
なんせ国産メーカーはほぼ撤退して海外メーカーに頼らなければならない
コンテナ不足、日本飛ばし
そしてプチMTBブーム
アウトドアブームに乗っかりプチMTBブームも起きている
しかし購入できる車体がない
店も需要はあっても売るものが無いのだ
買うと決めたはいいが
予算内に収まる機体は在庫なし
入荷は夏
流石にそれまで生きていられるかも微妙
毎日がエブリディ
いつコロナるか?
保健所に忘れられて孤独死するのか?
そんな時だな
某台湾系のお店の店頭に1台だけ俺に合うサイズがあるじゃあ〜りませんか
しかしお値段が・・・
俺は購入予定だったものを取りやめてMTB予算に集中させてなんとか予算をかき集めた
そして購入
あと10日遅ければ6万6000円値上がりするところだった
ギリギリ滑り込みセーフ
それにしても値上げ幅が半端ない
安いクロスバイクが1台買える値段分上がる
ムフフなお店なら3回通える
で、昨日引き取ってきて
早速朝から近場の里山トレイルへ
いよいよ俺もフルサス童貞を捨てる時がきたのであった
カテゴリー的にはトレイルバイク
でもちょい下りよりかな?
オールマウンテンとかエンデューロとかそっちよりのフロントサス160ミリ、リアサス145ミリ
ジオメトリーも変更できるので今回はロースタイルで下り向けのジオメトリー仕様
ゲレンデとかビュンビュン系
トレイルならヘッド角を立てた方がコントロールしやすいが
今日のトレイルは尾根沿い、ほぼ直線しか無いのでローに設定
タイヤは27・5インチ
時代遅れかもしれないが
実際に乗ってみると良いね
まず車に積むのが楽
そして山を担いで登るのが楽
気になってた根っこも問題なし
フロントMAXXIS ASSEGAI 27.5×2.6
リア MINION DHRⅡ 27.5×2.6 が俺を導いてくれる
さらにFOXのサスが全てを受け入れてくれる
俺はただ委ねれば良い
まるで森本レオのように
「委ねてごらん」
残念ながらレザインのボトルケージには俺のボトルが入らなかった
コレにあうサイズのボトルを買わないとダメだな
巨根は入らない
まずは標高120メートルあたりまで一気に担ぐ
とは言っても直ぐに俺の心臓は悲鳴を上げる
のんびりと休憩しながら山を登る
フロントサスはFOX160ミリ
グレードはリズム
完成車にだけ与えられる最安値サス
しかしそこは腐ってもFOX
高級品しか無いFOXだけにアレだな
同価格の他メーカーと比較したことないのでなんとも言えないが
「良いよ、コレ」
ブレーキは本来シマノの4ポットだがコロナで入手困難
そこで同じ台湾のテクトロの4ポット
安かろう悪かろうのイメージが強いが
実際に使ってみるとコレで十分だし
コントロールもしやすい
でもシマノとかマグラとか比較してないのでなんともアレだが
テクトロだけ知ってる体なら満足
旦那しか知らない嫁みたいな感じ
でも一度旦那以外の男を知ると・・・
タイヤの太さはこんな感じ
頼りになる奴「アセガイ」
山頂はもう少し上だが俺では登っても下れないのでココからスタート
「ココを本日のスタート地点とする!」
登りは捨てた俺
なんせ心臓がもたない
基本的に「激しい運動は禁止」な俺
心拍は160までで自己規制中
でも直ぐに超えるね
それがMTB
この自転車は重量が15・2キロプラスペダル
なので重量的にはライバルメーカーより重いかな?
MTBも値上げ続きで高価になってしまったが
グレード的には中の中、中の下?
この辺り
で、メインとなるコンポはスラムNX
スラムらしく「カチカチ」と手応えのある変速感が気持ちいい
12速で最大50T
しかし山では足らない
店の人は安物MTBを初心者に売るときに「十分ですよ〜」と言うが実際は足らないから
偉大なる発明「ドロッパーシートポスト」
レバーでサドルが上下に
登り、平地では高く
下りでは低く
コレがないと走れないほど重要なアイテム
しかしメカニック泣かせでもあるとのこと
ボチボチと休憩を入れつつ
また楽しい部分は再び登って下りたり練習も兼ねて
と、言うか
ミドルグレード下り系フルサスはクロカン系安物ハードテイルに比べると恐怖度が70%減ぐらいになる
やはりMTBは機材である
お金を出した分ちゃんと走りに返って来る
姿勢も起きてるしブレーキコントロールがしやすいのでマジで怖くない
多分ハードテイルには戻れない
次から次へと現れる登り返しが俺を苦しめる
今日の俺は登る気は一切ない
この山は小さな山が二つ繋がっていてピークは二つある
そしてココが二つ目の山頂
標高110メートル
低山すぎるにも程があるが
担ぐには楽である
鉄塔あるところにトレイルあり
しかしほとんどは立ち入り禁止
ココは山の所有者の了解を得て地元の自治体が整備管理しているトレイル
しかしこのトレイルの存在を知るものは少ない
飲む点滴「甘酒」を半分ほどぶちまけた・・・
俺の中で最高レベルの甘酒だけにショックが大きい・・・
でもゲロにしか見えない
さて、血液検査の結果はまだだが
尿から糖が出なかった俺
今日はあんこ解禁
「きんつば」を美味しくいただく
この自転車は側面にメーカ名がない
コレでいいのか?ジャイアント
溶接はトレックよりキレイだな
いつか繋がるのかな?
誰も歩かないので需要がないのかな?
でも歩かないと山は荒れる
MTBだがマナーよく走れば山のためにもなる
最後は一気に下る
ハードテイルでは押した道
でもこいつとなら走れる
そして楽しい
買ってよかったフルサス
残された人生は短い
楽しめるうちに楽しんだもの勝ち
そして山の中なら高齢者の車が安全確認を怠りノーブレーキで俺に突っ込んでくることもない
いまだに事故の相手はお見舞いにこない
最高だなフルサス
やはり機材の差は歴然で
乗車姿勢、ブレーキ、タイヤ、フロントサスのストロークとリアサス
初心者こそフルサスに乗るべきだが
お値段が・・・
今だと最低40万か・・・
世界から取り残される日本
給料は上がらない
ハンドルは800ミリ
コレでもいいがやはりカットしたい
760か?
もう少し走り込んでからだな
さてもう直ぐ2時だ
レンサルが届くので
今日はココまで