鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

高齢ドライバー75歳以上違反者「実車試験」5月から義務化

どんどん増える高齢者ドライバー

俺は昨日サイクリング中に高齢者にはねられただけにこれは切実に思うね

で、その話は後ほど

まず我が国には75歳以上で免許を所持してる高齢者ドライバーが590万人

この数字は2020年の数字ではあるが

この10年間で200万人以上増加したとか

医療の進歩のおかげといえばおかげではあるが

正直デメリットしかない

とは言っても地方の公共交通機関は瀕死状態で

どうしても車に頼らなければならない人も多い

しかしこれも車の免許を所持したらほぼバスや電車に乗らなくなる日本人の自業自得でもあるが

自転車に乗るだけでも変人扱いされる

で、毎日のように高齢者の事故は起きていることだろう

特に「ワシはまだ若い系老人」

これが一番たちが悪く

自分の衰えを決して認めない人たち

周りも周りで「お若いですねぇ」なんてお世辞を言うから余計につけ上がる

なので俺はいつも本当のことを教えてあげるのだが

「確実に老化してますよ」と

本当のことを教えてやるのが一番の親切である

実際にセンターラインを跨いで走る車、蛇行運転しながら走る車は多い

そして時速20キロ程度で延々と走る車も多い

後ろに着くと軽自動車に高齢者が四人びっしりつまってたりする

お友達なのか?わからないが

移動手段としての頼みの綱なんだろう

慎重に運転をしているのは理解できるが

正直そんな運転しかできないのなら公道を走らないでほしいとも思う

実際に彼らは視野が狭く反応も極端に遅い

これは横に乗るとよくわかるのだが

足の力入りっぱなしになるからね

道路の端は全く見えていない

ブレーキを踏むタイミングもかなり遅い

しかし本人だけはその事実を自覚していない

昨日の俺の事故も相手の高齢者は俺にぶつかるまで気づかなかったと言う

田んぼに囲まれた見通し抜群の交差点で黄色いウインドブレーカーを着る俺に気づかない

気づいていないから一時停止した後で俺に向かって加速して突っ込んでくる

ぶつかっても状況が判断できずにアクセルを弱めない

事故相手が俺だからよかったものの

殺人者になっていても不思議ではない

で、その話は後ほど

 

 

で、今回の高齢ドライバー対策

2022年5月13日から適応

まず免許更新の条件として過去3年間の11種類の交通違反が対象となる

「信号無視」

逆走などの「通行区分違反」

追い越し車線の走行などの「通行帯違反等」

「スピード違反」

Uターン禁止などの「横断等禁止違反」

「踏切不停止や遮断踏切立ち入り」

「交差点右左折時の違反」

「交差点進行時の違反」

「横断歩行者等妨害」

前方不注意などの「安全運転義務違反」

「携帯電話使用等」

 

で、これらの違反をしていた人は更新時に「運転技能検査」が義務付けられ

要するに「実車試験」が必要となる

おそらく緊張でガチガチになることだろう

是非、厳しく審査してほしいね

でも高齢ドライバーが減ると困る業界も多いからな

この辺りどうなるのか?

今までの制度が意味のないザル制度だったし

だいたい脳梗塞2回やって半身麻痺のうちの親父でも更新できたぐらいザルだった

で、実車試験は運転免許試験場や教習所で行われる

試験の手数料は3550円で更新期限の半年前から何度でも受験できる甘さ

不合格の場合は免許を更新できない

半年が勝負

高齢者の試験場予約合戦が始まることだろう

ここだよな

やはり甘い

せめて3回とか回数の制限を設けないと

確かに俺の周りでも75歳以上で現役で働く人は多い

その人たちがいきなり免許がなくなると困るのもわかる

でも事故をした時のことを考えると

70歳過ぎた時からなんらかの対策はするべきで

これは自治体も含めてだが

75歳で免許を返納することを想定して生活するべきである

 

気になる試験の内容は

幹線コース、周回コースで行われる

指示された速度

一時停止、右折や左折、信号の通過や段差乗り上げなどをチェック

適切なハンドル操作、他人に危害が及ばない速度と方法での運転が試される

採点は減点方式で100点満点中70点以上で合格

一時停止ミスでマイナス10点から20点

信号無視の場合最大でマイナス40点で一発アウトとなる

年間15万人が受験対象

この実車試験をクリアしたら今度はボケ検査

認知機能検査を無事クリアすれば高齢者講習を受けて免許が更新されるそうだ

この高齢者講習はほぼ意味がない

事実上「実車試験」が鍵だろうな

 

で、妥協案として「サポカー限定免許」があるそうで

国の認定を受けた自動ブレーキなどの安全装置付き自動車のみ運転できる免許があるそうだ

これだろうな各自動車メーカとの妥協案

金のある高齢者は車を買い換え需要が起こることだろう

 

 

俺としては試験で視野の狭さをチェックしてほしい

高齢者は周りを見る余裕がなくなり正面しか見ない

ここは徹底的にチェックしてほしい

できれば最低1年ごとに

これがないと安心して自転車に乗れないし歩けない

世の中歩道のない道の方が多いからな

 

 

で、昨日の俺の事故

医者も自転車屋も休みなんで明日からしか動けないが

体の方は昨日の夜が痛みのピークで今朝は杖を使わなくても歩けるようにはなった

おそらく打撲であろう

自転車乗りの場合は骨折してなければ怪我とは思わないところがあり

打撲程度では怪我のうちに入らない

なので俺も「怪我は大したことない」と言ったが

杖をつかないと歩けないし

階段の上り下りもキツイ

一般の人なら確実に怪我となる

肘と膝からは出血していて

風呂に入ると「アウチ!」って叫び声をあげちゃうし

それでも骨折や脱臼しながらレースを走るプロ選手を思い出し

ひたすら耐えるのだ

で、一応明日病院と自転車屋に行く

あちらの保険屋は「買い替え」とか言ってたが

多分俺のパナチタンの値段を知ったらそんな言葉は吐けなくなるだろう

たかが自転車だと思ってたら大間違いで

俺の見積もりでも最低限のパーツ交換のパーツ代のみでも7〜8万

これに工賃がプラスされるわけで

しかも今はコロナでパーツの入手も困難かもしれない

とにかく自転車屋と話ししてみないと

自転車は命を預ける乗り物だけに

できることなら全部バラしてチェックしてほしい

カーボンパーツは全交換してほしい

そこまで見て貰えるかどうか

こっちは何の落ち度もないのに

休日を台無しにされて

怪我をして自転車を壊された

しかも仕事も数日休まなくてはならない

様々な移動によりガソリン代もかかる

全くのやられ損となる

しかも事故相手の高齢者は俺を跳ね飛ばしながら一切救急車も警察へも通報しようとしないし

仕方がないので俺が自ら通報したが

70年以上生きても常識ってものがない

本当に困ったものである

事故だって俺が転び方を知ってたから助かったわけで

今朝起きたら腹筋が痛くて

明らかに筋肉痛で

それだけ体幹を使いバランスを保ち道路側に転倒しないように踏ん張った

ぶつかった時にバランスをくずし道路側に転倒すれば確実に車に轢かれる

そうなった場合死ぬ可能性は高い

奇跡的に命は取り止めても障害者となることだろう

車に当てられた時の衝撃は予想以上で

この時に冷静でいられたのもMTBの経験があったからかなぁとも思う

さらに俺のパナチタンの安定感だな

警察の検分で気づいたが

ペダルが当たった位置を見るとMTBの基本となるポジション位置だった

要するに無意識にバランスを取っていたのかもしれない

で、そのまま体を車側に預けて自転車ごとボンネットに乗り上げて

そこからの記憶はないのだが

気がついた時は地面に叩きつけられていた

で、自転車で転ぶ時は絶対に自転車を離さないことが基本

自転車を離すことで無意識に手をついたりして怪我が重くなるからだが

頭を打たないように体を丸めて衝撃に耐えられるように全身の筋肉を固める

これで怪我が最小限に抑えられる

全ては Jスポーツのロードレース中継から学んだことである

あとはペダルと足も固定されてるので

まさに人馬一体で地面にころがる

これも多分自転車が盾になって怪我を防いでくれるのだろう

そんなことを車にはねられてみて思った次第である

ロードバイクに乗らない人は足とペダルを固定するビンディング が危ないから禁止にするべきとは言うが

アレも種類や調整次第でなんとでもなるし

俺の場合は過去の遺物で「トゥークリップ」だが

競輪選手のようにベルトで固定はしてないので外しやすいが

それでもあえて外そうと思わなければ外れない

ガチ系ではないのでこれで十分

で、結局は事故の時に自転車と一緒に転がった方がいいので

ビンデイングなどはつけるべきだなと

それも思ったな

とにかくヤバイと思ったら左に転ぶ

自転車を離さずに体を丸めて転ぶ

にゃんパラリンって感じで回転を入れて点でなく面で衝撃を分散させる

これが怪我を最小限に抑えて死なないための転び方である