鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ワクチン用の冷蔵庫で麦茶冷やして48回分廃棄

梅雨の真っ只中とは言え相変わらず蒸し蒸しして熱い日本列島

日本の夏と言えば様々なものが思い浮かぶが

飲むなら夜はビール

昼は麦茶だな

麦茶はノンカフェインでミネラルも豊富なため熱中症対策にも効果を発揮する

そんな麦茶が今回は貴重なワクチンを廃棄する理由となってしまったのだ

 

東京町田市

とある高齢者施設で事故は起きた

21日午後

一人の職員が異変に気づく

「あれ?冷蔵庫の温度高くね?」

この時コロナワクチン用の冷蔵庫の温度は9度に上昇していたのである

冷蔵庫の中には当然ワクチンが

貴重な貴重なファイザー製ワクチン

元々はカッチカチに凍結してるワクチン

日本のわがままでファイザーが「ダメっす」と言うのを聞かずに冷蔵車で輸送そして病院や施設での保管時は2度から8度で管理することとなっている

この輸送時の衝撃でワクチンの成分が壊れてるんじゃね?との噂もあるが

本当かどうかはわからないし

検証することすらできないだろう

なんせ貴重なワクチンだしな

で、冷蔵庫の温度は9度に上昇

「たかが1度、されど1度」

しかしワクチンにとっては致命的となる1度である

早速町田市がファイザーに相談

「あのぉ、ちょっとお聞きしたいのですが?ワクチン保管用の冷蔵庫の温度が9度になっちゃいまして・・・」

「・・・大丈夫ですよね?たかが1度ですし」

「お願いします、大丈夫だと言ってくださいよ」

「嘘でも良いから・・大丈夫だと・・言ってください・・・」

 

「無理っすね」

「捨ててください」

 

 

 

こうやって貴重なファイザー製ワクチン48回分が廃棄となった

このワクチンを打つ予定だった高齢者もいただろう

一体どうするのか?

アマゾンでも楽天でもモノタロウでもワクチンは買えない

失った48回分のワクチン

もう2度と戻らないワクチン

ただただ呆然とするのみである

で、何故冷蔵庫の温度が1度上昇したのか?

冷蔵庫は正常である

誰も温度の設定はいじっていない

何故何故何故、WHY?

理由は思いもかけないところにあった

「麦茶」

冷蔵庫には熱い夏を乗り切るための麦茶がワクチンと一緒に冷やされていたのだ

麦茶は煮出した後で2時間半常温放置された麦茶

ある程度は温度が高い状態で冷蔵庫に投入

その結果1度上昇してしまったのである

麦茶に罪はない

しかし・・・

 

 

悲しい事故だな

良かれと思い冷やされた麦茶が結果的にワクチン廃棄へと繋がってしまった

当然だがわざとではないし妖怪の仕業でもない

しかし確実にワクチンは廃棄されたのである

起きてしまったことは仕方がない

今後同じようなことが起きないようにマニュアル化しないとな

「ワクチン用の冷蔵庫に麦茶入れてはいけません」

このマニュアル社会のおかげで自分で考えて行動でき人材が減っちゃったんだけどね

少し考えれば温度上昇のことぐらい高卒でもわかるんだし

ドアポケットに牛乳パックを入れちゃダメとか

ドアをパカパカするだけでも中の温度は上昇する

一番外側にあり外気に触れやすいドアポケットに牛乳はNGである

 

 

ラムダ株

新型コロナの南米系の奴

今一番の注目株でもある

WHOも14日に「注目すべき変異株」に認定

流行の最先端を行くならラムダだね

で、このラムダ株

何がヤバいのか?

誕生はペルー

現在ペルーでは8割がラムダ

アルゼンチンやチリでも3割以上がラムダ

当然東京五輪で日本にも来日すると思われるが

このラムダ株

490番目の全く違う新しい場所が変異していると言う

そのために3倍?いや4倍?いやいや5倍でしょ

つまり3倍から5倍程度ワクチンの有効性が下がるそうだ

また一つ新たな進化を遂げた新型コロナ

ラムダ株も調整万全で東京へ乗り込んでくることだろう

コロナ五輪の金メダル目指して

打倒デルタ株!

 

 

で、日本人がラムダと聞くと普通はMKSのラムダペダルを思い浮かべることだろう

三ヶ島が製造するラムダ

俺はまだ使ったことはないが常に購入候補に上がるペダルでもある

 

 

三ヶ島らしくクルクル回るのはもちろん

踏み面が広く長距離も楽だろうな

ピンは低く靴へのダメージも少ない

なのでMTBでのトレイルライドで必要な靴との密着感は無いが

適度なグリップ力で

街乗り最高!的なラムダである

お値段もこの性能では考えられないぐらい安い

コレは三ヶ島全般に言えるのだが

コスパ抜群

街乗りなら迷うことなくラムダだね

と、言いつつも俺はBM−7を使ってるが

 

 カラバリが豊富なんでフレーム合わせたい時には最適

性能も当然素晴らしい

値段以上にクルクル回る

 

 

 

今日は朝から自転車でいつもの峠へ

朝早くから峠の途中にある道の駅には自転車乗りが大集合

30人ぐらいいてマスクを外し

密になっていた

俺は離れたベンチに座りしばし休憩

何やらヒソヒソと聞こえてくる

「チタン、チタン」

多分俺の自転車のことを言ってる

でもガチ系の人はチタンにはあまり興味はない

ご老体になるとチタン最高

体への負担も少なく

進むフレームも多い

値段が値段だけに安かろう悪かろう的なフレームはない

 

今日からツールが始まる

先ほどプレゼンを見た

で、今年も予想してみた

 

まずマイヨジョーヌはポガチャル

コレはUAEGM

頭ツルツルの人だけど浅田さんが言うにはすごく良い人だとか

こんな日本のしがない自転車乗りのインスタをフォローしてくれてる縁で今年もポガチャル

今年も絶好調だしな

対抗となるログラ先輩はレースに出ない新しい調整方法

多分コレが失敗する

それでも2位に入るんだけどね

なので2位はログリッチ

3位は混戦で

普通ならG

でも俺の妄想ではGは下りで落車リタイア

ランスもコンタドールもフルームも当てはまるかな?

引退近くなると転びまくってた

50歳の俺なんか路面見てるんだけどそこそこ大きな石踏むし穴にはまるし

見えないんだよ

何もかもが老化する

3位候補は

ミゲルアンヘルロペス

フルサン

ブッフマン

そしてゴデュ

ピノ亡き後のFDJのエース

伊達にメガネはかけていない

でもね3位はGリタイア後に頑張るカラパスだな

なんだかんだでイネオスは強い

 

 

次にポイント賞

今年はサムベネットが移籍する関係でツールに出てこない

その代わりになんと久しぶりのカヴェンディッシュ

しかし格下のレースでは勝ってるが

流石にツールは厳しい

個人的には走る姿が見れるだけで満足だが

ユアンとの低いポジションでのスプリント対決を見てみたい

スプリンターでの注目は恒例のデマールVSブアニ

あとは今1番調子に乗ってるコロブレッリ

彼に足らなかったものは自信だからな

イタリアチャンピオンジャージ提げて

今日のような登りスプリントでは勝ってくるかもしれない

しかしそこには化け物シクロ勢が二人

ワウトとマチュー

さらにマシューズにサガン

今年のポイント争いは激しい

ただワウトはログラのためにアシストしなければならない

ステージは取りに来ても緑ジャージは厳しい

マチューが本気で狙えば取れる気はするが

マチューもとりあえずステージ取りたいだろう

サガン、マシューズは多分狙ってくる

個人的にはスロバキアからイタリアに出てきて

丸坊姿で表彰台では常におどおどしてたサガンを応援したい

いつの間にかポディウムガールのお尻を触り

今では堂々としたスーパースターとなったが

ポイント賞はサガン

 

山岳賞

コレも難しいが

最終的には総合争いから脱落したエースか総合上位の選手となる

なので今回はエースでないサイモンの可能性もあるが

コンディション的に3週間保てない

どこかのステージは確実に勝ってくるだろうが

そこで山岳は必然的にポガチャルだな

 

新人賞も当然ポガチャル

 

 

で、今日の第1ステージ

細かなアップダウンを繰り返し

最後は3級山岳登りゴール

登り口の勾配が14パーで徐々に勾配は緩くなる

逆ならアラフィリップだろうが

混戦だろうな

コロブレッリ、マシューズ、サガン、ワウト、マチュー、アラフィリップ

フランス的にはアラフィリップが一番嬉しい

今日勝てばマイヨジョーヌ

でも見たいのはマチューとワウトのハンドル投げ合い

そこにサガンも絡ませて

なんとかペダル的な

で、今日はマチュー

あの腕を組んでのドヤ顔からの剣を抜くようなガッツポーズを見てみたい