鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

MTB「初めての XCコース」

さて今日も仕事が暇なので遊びに行ってきた

とは言っても出る直前に見積もりの電話が入ったので

一応仕事はしている

まぁ仕事しながら遊ぶみたいな感じだろうか

朝起きて弁当を作る

約800キロカロリーを目安にオムそば弁当

炭水化物万歳

その他、半額で売ってたピザパンも追加

そして非常食としてどら焼き、エネルギーゼリーも追加

水は3リットル用意

まぁ現地に行けば自販機もあるし

何より今日は自走でなく車移動

近所の子供たちが通学する横でMTBをいそいそと積み込む

前輪は外してあるとはいえ

そこは29インチ

やはりでかいね

ハンドルも長いし

車には積めるが助手席に人は乗れなくなる

まぁどうせ誰かを乗せる予定はないのだが

空気入れに一応工具も乗せる

まぁこんなところだろう

 

車を走らせること1時間ぐらい

まずは某お不動さんへ参拝へ

「世界がコロナから救われますように」と

そこから車で1〜2分ぐらいか

某自然公園へ到着

ここにMTBクロスカントリー用コースがあるのだ

しかも無料

コレは全てボランティアの皆さんのご好意によるものである

何かと世知辛い世の中

山はあれどMTB禁止な場所がほとんど

世界的に見ればロードバイクよりMTBの方が人気

しかし日本では走れる場所がないから人気のないMTB

売れないから専門ショップも少なく

代理店も入荷量が少ない

全てが悪循環なMTBである

しかも転ぶこと前提の遊び

怪我したら・・・仕事に影響する

 

 

公園に到着

平日だがそこそこ車は止まっている

ここは山登りもできるので高齢者がほとんど

緊急事態宣言中ではあるがみんなアクティブである

まぁそれでも渋谷のスクランブル交差点信号1回分より人は少ないだろうな

車を止めて着替える

一応泥んこになっても良いように普通の服も持ってきた

ジャージを着てウインドブレーカーを着るとちょうど良い

たった2枚

しかもペラペラの服が2枚

それでもちょうど良い

暖かくなったものである

貴重品を入れてバックパックを背負い

コース入り口へ向かう

この公園はMTBコース用以外は押して歩かなければならない

しかし舗装された車用の道路はOK

ここでも肩身が狭いMTBである

高齢者を怒らせたら走れなくなる可能性もあるのだろう

 

 

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XCコース入り口

さぁコースイン

初めてのMTBクロスカントリーコースである

入り口付近には他のMTB乗りが4人休憩中

既に何本か走ったみたいだな

登山ルートもあるので確認しないとわかりにくい部分もあるが

MTBコースに入る

最初はひたすら登る

全長1・6キロのコース

最初に500メートル登る

コレは自転車屋で聞いてた情報

そしてコレがクロスカントリーでもある

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舐めてたね

正直、舐めてたね

初心者向けのコースとはいえ

未舗装路の登りはキツイ

コレが真っ直ぐ登るだけならまだ良いのだが

クネクネ曲がりながら登ることになる

曲がりながら登るのがこんなにキツイとは

ウォーミングアップもなしで

いきなり登る

しかも嬉し恥ずかし初体験

一度足をつくと登れない

急勾配なのと心が折れる

「まぁ良いか」とのんびり走ることに

なんせ初老だしな

同級生には孫がいる

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たまに荒れてる場所もチラホラ

頭が混乱してしまう

どのラインを走れば良いのか?

判断がつかないまま突っ込んでは滑り危険を感じて止まる

「ギア変えるの忘れてた・・・」

人間、半世紀生きてると一度に一つの事しか考えられない

大昔は前の変速が3枚あったが

今は1枚と単純化

前1枚に後ろ12枚

「ワンバイツゥエルブ」

それでも脳の処理速度が追いつかないのがMTBでもある

 

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まだまだ登る

普通の人ならノンストップで登れるコースでもある

とにかく心拍バクバク大和田獏

ロードとは全く違う本格的悪路な登りに逃げ出したくもなる

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さて下りである

一応サドルを下げておく

どんなコースかわからないし

安全第一である

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たまに来る登り返しで止まってしまう

相変わらず脳の処理速度が追いつかずに適切なギアに変えられない

そしてサドルも低いために踏めないのだ

「ダメだな俺・・・」

山に全く対応できていない自分が嫌になる

先日走った里山なら誰もいないので自由に走れるが

オープンなコースだと早い人がビュンビュン後ろから来るので迷惑ならないようにするのも大変である

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さて行くか

一体何回休憩すれば良いのか?

後ろから誰かが来る気配を感じたら邪魔にならない場所に待機

これの繰り返しである

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それでもマイルドな勾配の下りは楽しい

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最後は一気に下りきる区間

ここをビューンと下るとスタート地点へ戻る

しかし気を抜くと転ぶポイントはあるので注意が必要

それでも比較的初心者コースである

 

一本走ると相当バテる

緊張感もあるんだろうな

しばらく休憩するフリをする

なぜ「フリなのか?」

他のMTB乗りの人を先行させたいからである

俺はスマホを眺めながら時間を潰した

スマホのニュースは一度クリックするとそれに関した情報がどんどん増えてくる

ついつい好奇心から画像を見てしまった某グラビア

今ではすっかり水着姿の女の子の画像が並んでしまう

「けしからんな」と一枚一枚丹念に観察

見せては行けない部分だけ隠れるだけの水着ばかり

この子たちはどこを目指してるのか?

この先はAVしか無い

 

他の人たちが走り出したので俺も2本目のスタート

俺が先行してしまうと何かと迷惑かけるしな

なんせあの人たちは足をつく事なくビュンビュン走る

俺なんか足つき重視で登りでもサドル下げちゃったから余計に登れない

それでも1本目よりは遥かに走れるようにはなった

多少は伸び代があるみたいだな

下りはケツを引いて下る

まだブレーキコントロールがうまくいかない

ギュッとかけるとギュッと止まる

正直減速したいだけなのに止まってしまう

この辺りのコントロールも高いブレーキならやりやすいみたいではある

なんせ俺のは最低限山を走れるMTB

シマノとスラムの安いコンポである

それでも2本目はちょいマシになった

ただ問題は体力だな

やはり一気に登れない

あまりにも情けない・・・

 

 

しかしこのコースでこの有様な俺

先日のチャリダーの坂バカは初心者でありながら全日本選手権と同じコースのレースに出て11位

やはりただものでは無いな

あのコース俺だったら何回休憩して走ることか

とりあえず休憩なしで走れる体力と精神力が必要だな

XCコースを2本走りボトルの水がなくなったので車まで戻り補給をする

すると朝の見積もりが決まったと電話が入る

来週半ばぐらいからの予定

小さな仕事だが

精神的には楽なる

少しでも赤字を減らせれば

でも大儲けして3万円でドロッパーポスト付けたいな

やはりサドルの上げ下げできないと相当厳しい

実際にコースを走るまではニノ・シューター気取りで

「ドロッパーなんていらないぜ」的な考えだったが

ダメだな

怪我したく無い

転倒したく無い

仕事ができなくなる

だったら足がつくようにサドルを下げよう

サドル低すぎて登れ無い・・・

でもレバーでサドルが上げ下げできるようになっても

俺の脳の処理速度だと対処できない可能性もある

難しいな

とりあえず走りこんで慣れるしかないのだろう

近所の里山ライドはほぼ直線だし

コーナーの練習ができない

さらに山を走るためには登らなければならない

面白いが

キツイ

 

 

11時30分

昼にはちょい早い

ここにはクロスカントリーコースとは別にシングルトラックがあるのだ

途中で繋がってる部分もあるみたいが

山に入るとそれがどこなのか?

さっぱりわからない

なので正統派の入り口から侵入することに

昼飯前に一本いっとくか

 

コースは俺が車を止めた前から始まる

最初は舗装路でMTB用に石畳もある

ただここはハイカーも使う道なので

歩行者がきたら即座に自転車から降りて押さなければならない

そしてすれ違う際にはマナーとして挨拶を交わす

しかし今日は誰も挨拶を返してくれなかったな

まぁコロナだし

黙ってる方がいいのもある

 

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シングルトラック入り口

こんな感じで舗装路を上まで登る

舗装路なんで楽ちん

なので無駄に石畳を走るのだ

 

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途中で看板発見

ここが出口

正規コースでは無いので「自己責任」でと書いてある

 

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休憩所

休憩所に到着

ここから少し登ればシングルトラックへ突入である

シングルトラックとは小道

人が一人通れる幅の道である

 

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ここが入り口

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いきなりの急勾配で登れない

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分かれ道に到着

ABCと3つのコース

コレは大きさ別ではなく難易度を表す

ちなみにAが一番小さいではなく一番難しい

俺は無難にCを選択した

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さぁ出発だ

やはりシングルトラックは楽しい

人もいないし

クロカンバイクではあるが

俺はこっちの方が好きだな

このCコースが一番初心者向けだろう

正直クロカンより楽しい

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またまた人生の分かれ道

AかBかCか

巨乳と言えるほどのカップではないが

最初はCだな

個人的に結構好きな大きさでもある

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もうねここからはすげえ楽しい

難易度が低いので俺でも楽しめる

それでいてコントロールしてる感も味わえて

なかなかいいコースである

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またまた分かれ道

当然Cカップ

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山の中感が半端ない

でも樹木も落ち葉も密だな

 

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実はここで道に迷って違う道をひたすら下ってしまい

再び登ってきた

どうせならと途中からBコースに

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しかし焦るね

腹も減ってたし

バックパックのエネルギーゼリーがお守りである

なんとか車に戻り弁当を平らげる

自作のオムそば弁当だ

 

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2本目スタート

食べ終わるとすぐに2本目

途中で道に迷ったので正確には2・5本目か

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2回目の休憩所へ到着

この時に既に足が限界に近い

最初は余裕で登れた舗装路が登りきれなくて最後押してしまった・・・

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それにしても・・密ジャ無い

 

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この階段を超えるとシングルトラック

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正面には舗装路もあるが私道のため入れない

MTBで一番いいのは

登りだけ舗装路

コレ最強

でも世の中そんなに甘く無い

だから担ぎが重要となる

担ぐなら軽い自転車がいい

でも高くて買えない

 

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この辺りは本当に楽しい

自然を感じ、のんびりサイクリングするには最高だが

YouTube見てるとビュンビュン走る人も

そんなに急いでどうするのか?

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最後はAコース走りたかったが

足がガクガクでまともにお尻も引けなくなってたのでCコースに

チャリダーで山本幸平選手が「登りで頑張りすぎないように」と言ってたことを思い出す

下りなのに下れない

まぁ下りでも心拍バクバクなのがMTB

今回で思ったけど

富士見パノラマとか絶対に無理だなと

コース貸切でゆっくり走らせてもらえないと無理

後ろからビュンビュンこられたら焦って死ぬ

今日なんか少しでも「ヤバイな」と思った場所は押してたからね

 

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ちょっとした登りですら足が動かなくて登れない

若返りたい

コレからどんどん衰えていくのに

5年後にはフルサスを・・・なんて思ってたが

eMTBじゃ無いと無理だな

 

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本日の山、終了

 

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梅が咲いてた

春だね

 

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前輪外しておかえり自宅

それほど汚れてないのでありがたい

ほとんど葉っぱだしな

ドロドロに汚れたらマックオフの水なしクリーナー

でも多分ここでやると怒られるだろうな

なんせ大自然だしな

 

 

明日も引き続き仕事が暇なんで

また走りに行こうか検討中

明日の足の具合次第だな

 

 

初めてのクロスカントリコースデビュー

予想外にキツイコース

果たしてまともに走れるようになるのか?

やはり自転車屋さんが言ってたように

「あのコース走れればどんなコースでも走れますよ」って本当だな

所々に上級向けが散りばめられている

日々勉強

何にも走り方がわからないしな

あゝフルサスが欲しい

 

10万円、否50万円ください