鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ナイキの厚底シューズが禁止になるかも?

ラソンなどの競技でよく見かけるナイキ製のピンク色の靴

「これおかしいだろ?」

と思うほど厚底

かつてのガングロコギャルたちも驚き注目

そんな彼女たちも今では40代後半

今でも下駄箱の奥に眠ってるのかもしれない

おっさんの下駄箱にウエスタンブーツが眠っているように

 

ドクター中松氏の考案したぴょんぴょん跳ねる靴を彷彿とさせるかのような実に機能性のあるナイキの靴

「ヴェイパーフライ(Vaporfly)」

実際に好記録が連発中だ

そんなナイキの靴が禁止になる可能性が出てきた

「これ不公平なんじゃね?」

「もはや機材ドーピングだね」

ただいま世界陸連が調査を開始

関係者、アスリート、医師、科学者、法律の専門家など集め委員会を設置したそうだ

いつの時代も出る杭は打たれる

今回も打たれてしまうのだろうか?

おそらく禁止は決定事項だろうな

あまりにも性能が突出しすぎた

見た目も変だしな

まるで花魁

ピンク色も花魁をイメージしてるのかもしれないな

もしかしたら八の字を描くように走るとより一層効果的かもしれない

 

この画期的な靴

ソールの部分にカーボンプレートが入ってるそうな

これがおそらく反発力となり推進力へと変わる

自転車のフレームみたいなものだろう

たわんで跳ね返る

ビヨーンとなる

一足3万円

これで記録が伸びるならお安いものである

しかし今後どうなるのか?

難しい問題でもある

機材の進化を止めちゃうしな

この靴を開発した人なんか社長から金一封もらって社内ではドヤ顔だっただろうし

それが禁止になっちゃうと開発費と開発にかかった時間が無駄になり大量の在庫も抱えることになる

あんな靴アスリート以外だと花魁にしか売れないしな

会社も大損害

社長も激怒

「金一封返せ!」となる

公平にレースをしたいのなら機材は統一するべき

裸足だと怪我をするのでワラジがいいんじゃないかな

競輪だって使用機材は独自の基準を設けて認定製

なのでいまだに鉄の自転車である

日本の工業製品保護の意味合いもあるのだろうが

世界で戦うには不利な面もある

 

過去には水泳の水着もなんかあったな

ロードレースでも元スカイで現イネオスなどはルールギリギリのグレーゾーンをせめてくる

機材的にもお薬的にも

そんな中で各協会が「これはダメなんじゃね?」とルール改正はしてきている

ロードバイクなども6・8キロ以上と重量制限がある

これは軽量化に伴い自転車の強度が不足する危険性があるからだと言われているが技術は日々進化している

そろそろ解禁しても面白いかもしれないな

ディスクブレーキ以上に市場の活性化にもなるだろう

いくら画期的なものを開発しても製品に活かされないのは技術者として悔しいだろうしな

でもビジネス的には「ほどほどにしとけ」ってこと

スポーツ界において他社が真似できないようなものは潰される

独占しちゃうしな

他のメーカーは面白くない

あらゆる手を回して禁止に追い込もうとするだろう

結局は何事もほどほどが良いのだ

女性だって美人すぎると男どもが最初から諦めちゃって口説いてもらえないからな

 

サッカーのスパイクでは当時ベッカムが履いて話題となったアディダスの「プレデター」がある

今もあるのかな?

当時黒しかなかった時代に赤いスパイクがかっこよくて3万出して買ったものだが

ちょうどボールが当たる部分に鱗のようなフィンが付いていて

異常なほどボールに回転がかかった

「俺、ワールドクラスかよ・・・」と勘違いするようなパスも奇跡的に出せたものである

でも禁止にはならなかった

調べてみた

今もある

ちゃんと進化してるみたいだな

俺が履いてたやつとは基本コンセプトこそ同じだが完全に別物になっている

しかも安い・・・

ナイキの靴も認めてちゃんと進化させるべきだな

30年後には1メートルぐらいの厚底に進化してることを願うばかりである