2020年奈良と京都の旅05
岩船寺前のお土産売り場
ちなみに無人です
お金はお釣りが無いようにポストの中へ
漬物が美味しそうだが汁もれと匂いが心配で買えなかったな
残念
俺はとりあえずバスで来た方へと歩き出す
まぁこの時点で間違っていたのだが
本来ならまず岩船寺から反対側へ行くべきで
でもなんか道があったのでそのまま進む俺であった
少し歩くと石仏めぐりの案内看板発見
浄瑠璃寺まで1・5キロ
案外近い
「確か1時間ぐらい歩くはずだが?」
実はここから入ると3番目の石仏からとなる
つまり徒歩20分のショートコース
何事もロングコースが好きな俺
この時点で道を間違えていたのである
そんな事とは知らずにそのまま石仏の道へと入り浄瑠璃寺を目指す
この辺りはまだ集落がある
てくてくと歩いていく
他に歩くものは誰もいない
少し歩くと一つ目の石仏が
不動明王立像(一眼不動とも言われる
要するに一心にお願いすれば一つだけ願い事を叶えてくれるそうだ
そんな事を知らずに俺は世界平和を願った
「アメリカとイランが戦争回避されますように」
果たしてこれが正解だったのか?
もっと他に願うべき事があったのでは?
まぁ基本的に自分のお願い事は自分勝手だと見なされてよくないしな
みんなが幸せならそれで良いのだろう
それが仏教でもある
でも風化がひどいな
地図の写真ではもっと綺麗な状態なのに
石自体は花崗岩だと思われる
ほとんどの人はコレが不動明王だと言われてもわかんないだろうな
さて再び歩き出す
しかしこんなところよく舗装したな
おかげで歩きやすいが土のままの方が雰囲気は出る
ノースフェイスのゴアテックスとビブラムソールのトレッキングシューズを履く俺に死角は無いがな
大きな岩が出現
でもただの岩みたいだ
石で階段が作られているが下りは歩きにくい
高齢者だとちょっと危ないかもしれない
それだけに手すりの存在はありがたい
こんなところで転んで頭打ってもしばらく発見されないしな
そんな時に便利なのがApple Watch
転倒した時に勝手に通報してくれる
そして地図アプリで今自分がどこにいるのか分かりやすい
あらかじめ浄瑠璃寺をマーキングしておいたので山の中でも迷うことは無いだろう
まぁ迷うほどの道では無いけどな
たまに分かれ道がある
これが多分ロングコースとの合流点かもしれない
「笑ってるよ」
こっちまで笑顔になる「わらい仏」阿弥陀三尊磨崖像
一番知名度の高い石仏だそうだ
中央が阿弥陀如来
脇侍は観音様と勢至菩薩
向かって左、合掌されてる方が勢至菩薩である
ここは切り通しかな?
ロウソク台が設置してある
何か意味のある場所なのかな?
火事が心配だが
こんな所にも田んぼがある
天気も良いし
暖かいし
空気は美味しいし
眺めも最高
自然の中を歩くのは楽しい
「もう食べちゃおう」
明太子クリームチーズパンを食べる
自然の中で食べるパンは
「美味い」
田んぼの場所まで下りてきた
となると人里はもうすぐそこなんだろうな
人の気配は全く無いが
そこらじゅうに大きな石がゴロゴロしてるけど
一体どうやって転がってきたのか?
川が出現
ここからどんどん大きくなる
唐臼の壺
カラスの壺と読むそうだ
あの穴の水をカラスが飲むということなのか?
よくわからない
こんな山の中にも土産物屋が
覗いてみる
干し柿だ
一つ100円
お土産GET
糖分補給に最適だな
久しぶりに石仏出現
阿弥陀地蔵摩崖仏 カラスの壺
つまりカラスの壺とは分岐点のことらしい
となるとさっきの穴は単なる案内看板の可能性が出てきたが真実はわからない
「そうか」
地図を見るとこの分岐点を違う方に行けば水呑み地蔵があって浄瑠璃寺の脇を抜けるみたいだ
また今度だな
だんだん人里の気配がプンプンと
集落に出た
神社もある
春日神社
ここはバス停
岩船寺へ行く時にバスで通った
浄瑠璃寺はもうすぐそこだ
でもここからは登りとなる
藪の中三仏磨崖像
一つの岩に阿弥陀仏坐像
もう一つの岩に地蔵菩薩、観世音菩薩が彫ってある
もともとはこの辺りあった塔頭寺院の本尊みたいだ
浄瑠璃寺前に到着
時間を確認
やはり道を間違えてショートコースを歩いてきただけに
予定よりかなり早くついてしまった
予定到着時刻は12時から12時半だったのに
まだ11時15分
浄瑠璃寺から奈良へ行くバスは1時間に1本あるが12時台だけが無い
おそらくランチタイムで利用者が少ないのだろう
次のバスまで30分
駆け足で浄瑠璃寺を見ることも十分可能だが
せっかくなのでのんびりしたい
と、なると次のバスは1時44分
蕎麦屋があることは確認済みなので30分はそこで時間を潰すとして
相当時間が余る計算になる
俺はのんびりと浄瑠璃寺へと向かった
茶屋の前に猫が日向ぼっこ
分かりにくいが
こっちには黒猫が
さて、いよいよ浄瑠璃寺だな
極楽浄土
九体阿弥陀に吉祥天
楽しみだ
06に続く