鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

神社のしめ縄「合成繊維」が増加

いよいよ今年もあと2日とちょい

神社でもお正月の準備

確か28日が末広がりで一番良い日とか

なので俺も昨日神棚の正月仕様への衣替えは済ませておいた

そんな正月に欠かせないものに注連縄がある

毎年新しい注連縄へと交換して新年を迎える

そうしないと年神様が迎えられない

神社の場合はどうなんだろう?

結界の意味もあるのかな?

調べてみた

やはり結界だな

神域に不浄なものが入らないように注連縄を飾る

注連縄の起源は古く

例の天の岩戸事件みたいだな

アマテラスさんが引きこもっちゃった時に

外で裸踊りして興味を持たせて外に引きずり出した時

再び岩の中に引き篭もらないように天の岩戸を注連縄で塞いだという

「しめ」には神の領域を「占める場所」という意味があるそうだ

つまり家庭用の注連縄も年神様を迎え入れるために家の中を神域にするということか

なんか物凄いプレッシャーの中で生活することになるんだな

基本的に神様は怖い

 

そんな注連縄に異変が

神社のしめ縄なんかはとにかくデカイ

かなり太く長い藁が必要

しかし近年の稲刈りはコンバインで刈るのが当たり前

コンバインを使うと稲は細かく切断されてしまう

結果、長くて太い藁が手に入らないのだ

そして少子高齢化もあるのだろう

年々注連縄を作れる人材が減少

人手不足どころじゃないな

成り手すらいないんだろうな

家庭用の小さいのは出来ても神社用のでっかいのは相当な技術が必要みたいだ

まぁ力仕事でもあるだろうし

高齢者には厳しい

中には氏子連中が注連縄を作る場合もあるそうだが

その氏子も高齢化

若者は神仏に関心がない

正月だけイベントとしての初詣

多分氏子というものがなんなのかも知らないのだろう

若い世代だけでなく親世代も知らないのだろう

コレが日本衰退の原因の一つでもある

 

そこで登場したのが合成繊維の注連縄

昔ながらの藁の注連縄だと毎年交換が必要

しかし合成繊維なら丈夫で長持ち

あの大きくて重たい注連縄を高い場所に飾るのは重労働

高齢化が進む今できる限り交換回数を減らしたい

そこでどんどん神社の注連縄の合成繊維化が進んでいると言う

 

「麦藁の注連縄より合成繊維の方が見栄えがいい」

 

との意見もチラホラ

結局は物の価値などわからない人間が増えた

その時代時代で価値観も変わる

素材感や技術でなく表面的な見た目と耐久性重視

千利休が始めた「わびさび」の美意識も崩壊

ずっとピカピカがもてはやされる時代である

 

除夜の鐘にもクレームつけるし

もはや日本人であって日本人でない人が増加

やがて入り込む外人労働者

そして日本は伝統文化を忘れ、わけのわからない国へ

日本の伝統文化は京都でのみかろうじて死守できるか?

多分無理だな

ごく一部の神社仏閣、旧家でしか受け継がれないだろう

お雑煮すら食べない人が増えてるしな

おせちも最早おせちとは言えない代物になってる

 

結局は若い女に仕掛けるしかない

 

「注連縄女子」

 

「注連縄ってオシャレだよね」

「この注連縄かわいい!」

「やっぱり藁だよね」

手編みのセーターならぬ手編みの注連縄

クリスマスプレゼントにも最適だな

なんならアクセサリー感覚で首にかけてもいいな

自分自身が神域になるのだ

 

 

 

日本酒のムック本を購入して少し読んでみたが

なかなか面白い本である

基本的な知識からつまみや酒器まで網羅

 

dancyu 読本 日本酒。 (プレジデントムック)

dancyu 読本 日本酒。 (プレジデントムック)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2019/11/14
  • メディア: ムック
 

 でも一応知識を持ってないと難しいかな

 

日本酒の基本を学ぶならやはり「もやしもん」が一番わかりやすい

11巻12巻あたりだな

 

 

今日は今年最後の自転車で山へ

おそらく年末に山間部は雪が降る

今日も気温2度の中を走ってきたが日陰は路面が凍結

ビクビクしながら徐行で走ってきた

それでも20人ぐらいは自転車乗りがいたな

やはりみんな走りたかったんだろうな

 

帰宅してから自転車の大掃除

フレームを拭き拭き

チェーン洗浄

スプロケ洗浄

などなど

各種注油を済ませ

準備完了

コレで新年が迎えられる

明日は雨

氷雨だな

 

引きこもるのが一番

 

 

風邪ひかないように

インフルもらわないように

ノロもらわないように