腰の方もなんとか良くなった俺である
それでもまだ完璧では無い
昨日1日仕事したがまだ不安はある
今この時期に無理はできない
幸いアベノミクスのおかげで年末だと言うのに暇な俺
仕事もあと3日ほどで終わることだろう
なので今日は臨時休業
ちょいと野暮用もあったのでお出かけである
いつものように時間調整でスタバには入らない
今週はほぼ寝たきり生活だったので1時間ほど歩くことに
幸いそれほど寒くは無い
散歩にはちょうどいい気温
それでも30分も歩けば汗が出る
脂肪も燃える
野暮用を済ませた俺は名駅へと向かう
今日は手違いがあり途中まで車でやってきた
実は今日は一杯引っ掛けるつもりだったが車のために飲めない
誠に残念だ
こんな時は酒が飲みたくならない物を食べなければ
満腹になるやつだな
しかも1000円以下で
俺はゲートタワーへと向かった
しかし道路工事の為いきなりバス停が変更されてるとは・・・
おかげで誰もいないバス停で10分も待ちぼうけを食らった
車移動よりバスと電車の方が安くつくのにな
しかも移動中に本まで読めるし
だから車は嫌いなのだ
酒も飲めない本も読めない
全く時間の無駄である
しかも出来るだけ1台の車で移動した方がグレタさんもブチギレ無いで済むことだろう
ゲートタワーのレストラン街まで移動した俺
予算内に収まる店は限られている
しかも満腹となると・・・
俺はレギュラーメニュー以外の平日限定メニューを見た
しかも一番安い奴
「小海老とモッツアレラのトマトソース」
「これだな」
俺は店内に入ろうとしたら静止させれた
俺は戸惑った
「もしかしてハゲはお断り?」
一瞬焦ったがどうやら席がまだ片付いていないらしい
しばし俺は外で待機した
そして案内される
4人掛けのテーブルに一人
「申し訳ないな」
でもゆったり食事できるのはとてもいい
とても気持ち良いのだ
すぐにサラダが運ばれる
たっぷりと粉チーズをかける
ここのサラダはうまい
冷え冷えのサラダ
シャキシャキ野菜
そしてトマト嫌いの俺でも食べたくなるトマト
俺は一心不乱にサラダを食べた
やはり今日もうまいな
そしてパスタ
いわゆるパスタの中のスパゲッティと言う奴である
ちなみに中学の時の先生は「すぱげてえ」と発音していた
授業中寝ているといつもつねられる
これがまた痛い
「痛えな」と言うと「私の方が痛いんです」と意味不明な言葉を吐く
おそらく生徒に体罰を加えることで心が痛んでるアピールだったんだろうな
ふとそんなことを思い出した
スパゲッティはMサイズ
確かMサイズまでは同じ値段なんで貧乏性の俺はいつもMを注文する
しかしこの店のMサイズはとんでもなく量が多い
おっぱいに例えるとEカップぐらいだろうな
ちなみにMサイズで350グラム
Sサイズが180グラム
そして新たにこの中間ができていた
Rサイズで280グラム
おそらくこれで十分だ
しかし値段が同じなら・・・
結局はMサイズである
350グラム
相当食べ応えがある
食べても食べても減らないスパゲティ
しかしメリットもある
味の変化を思う存分楽しめる
タバスコ
酢
粉チーズ
全部のせ
やりたい放題なのである
俺はよく混ぜ混ぜしてフォークにくるくる巻きつけた
ここでスプーンを添えるなんて野暮なことはしない
流石にハゲたおっさんがアレをやると通報される
すぐにSATが飛び込んでくるレベルである
なので俺はフォークだけでくるくるして巻き取ったスパゲッティを口の中入れた
「なんだかとても安心する味だな」
そしてこの量
まるでイタリアの友達の家に遊びに行き
「ママのパスタ食べてけよ」と言われたかのようだ
「うまいだろ!まだまだあるからどんどん食え」
と次から次へと皿に盛られるスパゲティ
食べても食べても減らないのである
でもうまいなぁ
1000円でこのボリュームでこの味
アベノミクスな日本の救世主かのような店である
小海老はちょいアレだが
モッツァレラとトマトがうまい
やはり相性いい二人だな
もう最高だよ
なんせトマト嫌いの俺がうまいと思うのだからな
しかし食べても食べても減らないスパゲティ
半分食べた頃にちょい飽きてくる
そこで新たな刺激を
「自家製タバスコ」である
俺はこの店のタバスコが好きだ
それほど辛く無いが確かな変化をもたらせてくれる
俺は一部分にタバスコを多めにかけた
「ブッフォ・・」
調子に乗りすぎてむせた
これではまるで火野正平では無いか
でもうまい
これくらいかけたほうが味に深みが出る
そして倦怠期を迎えた夫婦にも刺激にもなる
再びラブラブになった俺
それでもまだまだ大量に残されている
そして再び倦怠期
今度はお酢を慎重にかける
再びラブラブな二人
人目を気にせずに小鳥のようにチュッチュしまくりである
甘酸っぱいスパゲッティ
しかしこの後3回目の倦怠期が
今度は粉チーズをたっぷりと
一気に濃厚Wチーズ
幸せすぎる
もうお前を二度と離さない
そんな気持ちも持って3年
3年目の浮気ぐらい大目に見ろよ
しかし明らかに危機である
そこで今度は一か八かの全部のせ
孤独のグルメのクライマックスかのように全部ぶちまける
攪拌攪拌
まだ下の方には僅かながらもトマトソースが残されていた
そして一口のモッツアレラ
「お前ら・・・」
「いいぞいいぞ」
まるで温泉を掘り当てたかのような気分である
よく絡めて
最後の一口・・・
「ごちそうさまでした」
俺は紙ナプキンで口を拭いた
そして水を飲み干し
会計を済ませた
1070円
アベノミクス万歳
消費増税万歳
こういった店は非常にありがたい
気楽に入れて
安くて満腹に
でもそろそろMはキツイな
何回も倦怠期がやってくる