鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ゲートタワー「Rice people,Nice people! 」海南チキンライスと揚げ麺のせカレーヌードル1300円

今日はお休みな俺

久しぶりに街へと繰り出す

午前中に用事を済ませてお疲れモードの中、電車に飛び乗り名駅

さぁ昼飯である

時刻はすでに12時45分

もうお腹と背中がくっつくほど腹ペコである

尾崎なら確実にバーガーショップに駆け込んでポテトをコーラで流し込んでるはずだ

とにかく俺はゲートタワーへと駆け込んだ

一気に12階まで上がり一回りして13階へ

「何が食べたい?」

予算は1200円程度

まだ花粉が完全でない限りあまり高価なものは避けたい

俺はふと思い出したかのように一つの店を目指した

「Rice people,Nice people! 」

横文字である

ライスピープル、ナイスピープル

高卒の俺の直訳では「米の人々、素敵な人々」

つまり「炭水化物万歳!」

あってるかどうかはわからない

ハーブレストラン&ハーブミルクカフェと書いてあるがどう見てもアジアン

アジアンなレストラン

以前からとても気になっていたがいかんせん客層が女、女、女

何故アジア系の店は女客ばかりなのだろうか?

おっさんだってアジアンしたいのである

あの複雑な味がたまに欲しくなるのだ

幸い並んでいるのは一組

俺はその後ろに並んだ

店は満席

店内を眺めてみると半分以上は中国系観光客で占められている

大人は食べ終わっているのに子供が数名食べ終えていない

しかもかなりのスローペースで食べている

「ダメだ・・・」

これでは席が空かない

残りはまだ食事が来てない人

そして食べ終わってるのにずっと喋ってる人

これは女子にありがちな行動

外では行列ができているのに話し込みながら超スローな食事。そして食べ終わっても延々としゃべりは止まらない

俺はこの時点で深く後悔した

「客が女だらけの店は回転率が非常に悪い・・・」

「その上に中国系観光客・・・」

待てど待てど席は空かない

ついに時計は1時半

他の店に移動しようかと思った時にようやく案内された

案内された席の隣では若いカップルが食べ終わってるのに延々と喋ってる

「やれやれ」

「さすがにこれでは回転率も悪くなる」

腹ペコな俺はすぐに注文

海南チキンライスと揚げ麺のせカレーヌードル」

ランチメニューは豊富だが数種類のメニューの組み合わせだけだ

主にチキンライスとガパオライスとヌードル系、カレー系

ガパオにも心を惹かれたが俺は以前から食べたかったチキンライスにした

俺はメニューの写真を指差して注文

ここだけの話だが高卒の俺は「海南」が読めなかったのである

「うみなん」「うみみなみ」「かいなん」「かいみなみ」

なんかどれも違う気がする

後からこっそり調べてみた

どうやら「かいなん」が正解みたいだ

この茹でた鶏がご飯に乗ってるだけの非常にシンプルな料理

俺は以前からとても気になっていた

しかしどの店も1200円以上と強気な値段

俺はどうしてもこんな素朴な料理に1200円出すことができなかったのだ

「どう見ても500円だろ」

俺にはそれ以上の価値はない

しかしこの店はミニサイズにすることによりもう一品と副菜デザートがつく

つまりお好みのメイン2種類と春雨サラダに春巻き2種、デザートとなるのだ

アジアンな2TOPプラスで1300円

これなら納得である

そして初めての海南チキンライスにはちょうどいいミニサイズなのだ

どうやらパクチーは無料で食べ放題

パクチーどうですか?」「お願いします」

俺の前に人生初のパクチーが置かれた

あとは静かにその時が来るのを待つだけである

しかし待てど待てど料理はこない

メニューを見る限りある程度作りおき可能

しかも数種類の組み合わせでいけるはずだ

考える可能性はご飯が切れた

これだとしばし待たされる

時間は1時50分

ようやく料理が運ばれてきた

 

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海南チキンライスと揚げ麺のせカレーヌードル」

どうやらヌードルは熱々なんでお気をつけくださいとのこと

麺を茹でるのに時間がかかってた可能性はあるな

おそらく米麺

なんてたって米の人々だからな

「なかなかうまそうだ」

「ちょっとしたアジア旅行だな」

俺はまず熱々のカレーヌードルから食すことに

そして箸がないことに今更ながら気づくことに

「し、しまった・・・」

でも萬平さんがこだわってた「ヌードル」やはりフォークで食べるべきだな

俺は軽く混ぜ混ぜしてカレーヌードルを食べた

「ん?ん?ん?」

俺の予想をはるかに超える複雑な味

確かにカレーだが甘い

そして辛い

「甘いのか辛いのかはっきりしやがれ」

しかしこのカレーヌードル結構うまい

コクとまろやかさが前面に押し出されてるがちゃんとスパイシーが隠れていて顔を出す

そしてトッピングの揚げ麺がまたいい

香ばしさがプラスされ食感も変わる

ただ問題なのはフォークでは食べにくいということか

ここはやはり日本人として箸で食べたいものである

俺はパクチーの存在を思い出した

ここ数年続くパクチーブーム

完全に俺は乗り遅れている

恥ずかしながら俺はパクチー童貞なのだ

でも植物大好きな俺

大抵のものは食べる

俺は初めてのパクチーを試してみた

「思ったより癖がないというか全く癖がなく食べやすい」

「そしてうまい」

俺のパクチーのイメージはセリ的な癖のあるイメージだったが

とても食べやすいではないか

「これなら何でもいけるな」

万能アシスト

調べてみたらセリ科なんだな

なんでこんな食べやすいものを苦手な人が多いのか?

それとも花粉症のおかげで癖が消されているのだろうか?

まぁいい

とにかく俺はすべてのパクチーをカレーヌードルにぶち込んだ

「予想通りだ」

パクチーはとてもカレーヌードルと合う

美味しさが倍増した

お互いがお互いを高め合う

「素晴らしいな」

そして俺はしばし萬平さんとなった

世界麺旅に出た萬平さんに

「世界にはいろんな麺があるんだな」

「楽しいな福子」

「はい、萬平さん」

俺は一人二役をこなした

 

次は春雨サラダでインターバル

箸休め的に使わせてもらう

俺は春雨サラダを食べた

これまたフォークでは食べにくい

「ブッチャーじゃないんだからさ」

ブッチャーでもないのになぜフォークを持たされるのか?

ここは日本

そして俺は生粋の日本人なのだ

春雨サラダは甘いのか酸っぱいのかよくわからない味

これもまたアジアンな特徴

辛い、甘い、酸っぱい

複雑に絡み合い香辛料が流れを変える

そして俺はついにチキンライスへ

海南チキンライス

屋台料理の定番的なイメージ

見た目とても安っぽい

しかし日本ではやたらと高額設定

何かが間違ってるな

蒸し鶏の茹で汁をイカしてるみたいだが

ペラペラなきゅうりとミニトマト

どうせなら錦糸卵もつけたいぐらいだ

俺は初めてのチキンライスを食べた

「やっぱりな」

味は予想通りの味

チキンはいたって普通

特別うまいわけでもない

そして鶏の旨味もよく感じられない

わずかにかけられたタレみたいなのはうまい

正直タレごはんで十分な気がする

そうかナンプラー

そして細長いご飯がまたいい

これが日本の米だったら多分これはまずい

あの細長い米だからこそなんでもない蒸し鶏ナンプラーが生きてくる

このナンプラーダレは使えるな

生姜、ナンプラーあとなんだろう?

レシピ調べてみよう

初めての海南チキンライスは可もなく不可もなく

これが1200円だったら考えてしまうが

今回のセットなら逆に使える一品だ

ガパオほど濃いめでないだけにあっさりいけるライスとして

次に春巻き2種

揚げ春巻きと生春巻き

揚げ春巻きはこれまた普通

いつも弁当に入れてる冷凍の春巻きよりはうまい

生春巻きは皮がモチモチしててうまい

一口サイズなのが残念だ

まぁ半分は添えられたソースのおかげだと思うが

最後の締めにマンゴーヨーグルト

正直マンゴー感は無い

でもシンプルなヨーグルトとしてこれはこれでアリだな

 

ごちそうさまでした

 

 

総合的に見れば値段相応の満足感

ただ待ち時間が長いのが問題だが

なんで女性は空気を読まないのだろうか?

「食べたらすぐに会計」

店内に張り紙でもしておけばいいのに

 

 

帰りに俺はシンプルなキーリングを購入

そして本を2冊

GWにハンモックに揺られながら読むための本

 

献灯使 (講談社文庫)

献灯使 (講談社文庫)

 

 

鶴川日記 (PHP文芸文庫)

鶴川日記 (PHP文芸文庫)

 

 

まぁこれ以外にも未読な本は30冊以上溜まってるが

鶴川日記は特にハンモックで揺られながら読んでみたい一冊だな

 

そのあとでまたまた奈良の店へ

先日気なってた植物

「買ってしまった・・・」

頑張った自分へのご褒美

一体俺はどれだけ自分に褒美を与えれば気が済むのか?

ダイエットは順調だ

あと5キロ落として65キロになった俺は鱧づくしを食べてやるんだ

それだけが俺のモチベーションである

 

 

今回購入した植物についてはまた後日