鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ゲートタワーMASA'S KITCHEN「ふんわり蟹玉ご飯XO醬ソース」1600円

今日は黄色い服を着て出かけた

予想最高気温12度

ちょうどいいだろう

アウターは20年ぶりに引っ張り出してきたM65

SHIPSの奴でかなりお気に入りだが所有してることすら忘れていた

それほど暖かくはないしな

なので黄色い服を下に着るとちょうどいいのである

 

今日は臨時休業

電車を乗り継ぎいつもの場所へ

いつものようにスタバで時間調整

今日もコーヒーは2種類

適当に選ぶ

いつものよりはマシかな

それでもローソンの100円コーヒーと比べるとやはり劣る

俺はカバンの中から本を取り出した

ワーカーズ・ダイジェスト

 やはり面白い

しばし時間を忘れて読みふける

予定の時間が来ると俺のアップルウォッチが微かに振動する

「早く出ろハゲ」

俺は店を出た

予定を済ますと既に昼である

俺は名駅を目指した

朝に比べると気温は上昇

歩いてると汗を掻く

朝は寒かったのでユニクロヒートテックを着用している

そしてヒートテックの部分だけ蒸れている

ビチャビチャである

しかし黄色い服は蒸れない

さすがインサレ春夏モデル

防風性を省いて通気性を強化してある

素材はアメリカ軍特殊部隊向けに開発された素材

やはりスゴイ

そしてこれでもかとストレッチ

とことんストレッチ

まるで着ている感じがしないほど快適だ

 

俺はランチをするべくゲートタワーを目指した

帰りにユニクロユニクロUの新作を見たいからだ

何を食べるかはなんとなく決めてある

もう直ぐ花粉の季節

花粉が飛び出せば何を食べても味がわからない

なので今のうちに食べておく

マサの台所

今日こそ汁なし坦々か

しかしいざ店の前に来ると迷いが生じる

チャーハン、焼きそば、蟹玉

チャーハン食べたい

でも蟹玉が気になる

俺はとりあえず店に入ることにした

他の店はだいたい行列ができているがマサの台所だけは待ち人がいない

いつでも並ばず入れる

そこがまた俺が気に入ってる理由でもある

決してまずいわけではない

むしろすげえ美味い

なのに並んでいない

いつも不思議に思う

なんでだろう?

やはり屋号からいまいち何料理なのか想像しにくいのかもしれないな

俺も最初は随分と迷ったしな

そして中華で1500円前後のメニュー

やはり躊躇するのだ

それでも食べれば納得

むしろ安いと思えるその美味さ

俺はカウンターへと案内された

席は空いている

それでも厨房はいつものように慌ただしい

今日俺がマサの台所を選んだ理由もこのオープンキッチン

カウンターに座ってると見えすぎちゃって困るほど丸見えだ

はっきり言って何もかも丸見えだ

さすがにこれでは3秒ルールなど通用しない安心感である

俺はメニューを見た

「1600円か・・・」

でも食べたい蟹玉を

俺は注文した「ふんわり蟹玉ご飯XO醬ソース」を

XO醬のXOってなんだろうな?

いつも疑問に思う

調べてみた

XO

どうやらブランデーから来てるそうだ

ブランデーの最高級品を示すエクストラオールドでXO

「ブランデーからとは知らなかった・・・」

ただ実際にブランデーを使用してるわけではなく

よくわからんな

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とりあえずビールである

冷やしすぎてないビールは一流店の証

俺はシュワシュワで疲れ切った体を潤わせた

どうも最近は体力が落ちてきたな

午前中にカロリー消費したのでやたらと眠い

完全に疲れている

そんな体に喝を入れる黄金の液体である

厨房では大量に4種盛りが作られていく

客はほとんど女性

「みんな金持ちだな。追加料金払って4種盛りだもんな」

俺もいつか1000円プラスでスペシャルランチを楽しみたい

でも正直2種盛りで満腹になってしまう

まんぷくか・・・萬平さん・・・

なんでUFOはあんなに不味くなってしまったのでしょう

厨房はてんてこ舞いだ

いつもなら直ぐに来る2種盛りが来ない

俺はビールをチビチビ飲みながらスマホを弄った

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そして登場

2種盛り

相変わらず本官さんの目みたいだ

説明はよく聞き取れなかったが

エビと蕪のなんとか

大根とワカメのサラダみたいなもの

エビは相変わらずプリップリで蕪もとても丁寧に優しく炊き上げられている

やはりここの前菜はレベルが高い

ゆっくりとビールを飲みたいがそうも言ってられないだろう

見えすぎてる厨房では蟹玉が調理されているからだ

見えすぎ聞こえすぎ

会話も全部聞こえる

やはり安心感だな

そして俺は大根にワカメを乗せて食べた

「な、なんだこれは」

全くもって初めての味である

今まで食べた何にも似ていない

それでいて美味い

「なんかいろんなもの入ってるんだろうな」

俺なんかめんどくさいからサラダ系はオリーブオイルとヒマラヤ岩塩と粉チーズで済ませてしまう

これが俺の3種の神器

こいつらがあれば野菜はもりもり食べれる

でも本当に美味いなぁ

相変わらず外さないよなぁ

なんだろうこの安定感

スゴイな

 

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忘れてた

スープもつくんだ

そういえばクマムシって今どうしてんだろう?

「あったかいんだから〜」

スープは当然暖かい

以前も飲んだけど実に美味い

正直俺は中華スープをあまり美味いと思ったことはない

でもマサさんのスープは最高だ

なんか研ぎ澄まされた中に旨味が凝縮されてるんだよなぁ

とてつもなく洗練されている

これに春雨入れたいな

 

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「おおぉおおおお」

これには驚いた

はっきり言って俺が想像していた蟹玉をはるかに凌駕する大きさだったからだ

「なんなんだこれは・・・」

XO醬ソースの海に浸かってる黄色い物体

見るからにフワフワプルップルだぞ

俺はスプーンで突っついてみた

「フルフル震えてるよ」

何だかおらワクワクしてきたぞ

俺はスプーンで端の方を切り取ってみた

卵はちゃんと火が通ってる

それでいてふわっふわプルップル

XO醬にからめて食べてみた

「な、なんだこれは・・・」

もう毎回毎回衝撃を受ける

今回はいつもと逆パターン

最初はものすごくあっさり

その直後に一気に旨味が俺の口の中に押し寄せてくるのだ

まるで「キャプテン翼」ふらの中学の雪崩攻撃

努力とチームワークで南葛と互角にたかう松山くん率いるふらの中学

「こんな蟹玉が存在するなんて・・・」

俺は更にスプーンでフワフワな物体を切り崩した

するとそこにはカニカニカニ

これでもかとカニ

カニが地を這い俺の口の中に飛び込んでくる

「北国シュート・・・」

森崎くん一歩も動けず

そしてカニ以外に細長い物体が

身なりは細いが弾力があり旨味がスゴイ

多分干し貝柱

やはり北海道だった

「こんな蟹玉食べちゃったら他の店で食べられなくなるぞ」

「もうどんだけフワフワなんだよ」

「すげえよこれ」

最初のあっさり感は京都中華に似てる気がする

最初の一口から濃厚だとおそらく途中で・・くどくなる・・・

最初があっさりだからスプーンが止まらなくなる

そして食べても食べても減らない巨大な蟹玉

これで1600円は安いよ

でも実際に食べてみないとわからない

やはり数字だけで1500円1600円だと躊躇してしまう

まぁそのおかげで並ばずともこんな美味いものが食べられるのかもしれない

「とことんフワッフワ」

フワトロではないフワップル

今回も恐れ入った

本当に毎回毎回衝撃を受けるが

今回もいい意味で衝撃を受け裏切られた

こんなの全く想像していなかった

「こんな蟹玉があるんだなぁ」

「ごちそうさま」

 

満足満足

 

次こそ汁なし坦々かな

でも花粉の季節が終わってからだろうな

 

 

俺は下へ降りてユニクロに侵入した

ユニクロUが並べられている

やはりシュッとしている

しかしユニクロにしてはそこそこのお値段

パーカーはいらない

今日のお目当てはキャップである

オレンジ強烈だな

さすがに無理だ

ダークグレーが無難か

なんでベージュがないのだろう?

生地感はペラペラだがシルエットがシュッとしている

これで1990円はお得だな

俺には帽子は必需品だし

夏は汗かくので帽子は1年で使い捨てになる

なので1990円の価格はありがたい

ただ汗吸わないよな

100パーセントナイロン

スノーピークのキャップも押さえておくかな

 

そして俺は大名古屋へ移動

スノーピークを除く

インサレのMサイズがオリーブ、マスタード、黒と揃っている

やはり店舗には置いてあった

セール品もまだ良いのが残っている

欲しいのもあるがいかんせん金がない

我慢我慢

そんなに服を持っていてもどうせ着る機会がない

キャップもまた今度だな

とりあえず今日は退散だ