鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

コンビニコーヒー、100円カップに150円カフェラテ注いで逮捕

事件は福岡県内のコンンビニで起きた

自称会社員の62歳の男

こいつがいつものようにコンビニでコーヒーを購入したそうだ

彼はいつもレジにて100円コーヒーを購入する

しかしすでにこの時警察は動いていたのだった

実は以前からこのコンビニの常連客から店にある情報が寄せられていた

「100円用のカップに150円のカフェラテを注ぐ男がいる」と・・・

もしこれが事実なら大変な犯罪である

窃盗、詐欺

店は警察に相談した

警察は直ちに捜査本部を設置とまではいかないが可能な限り捜査したのだろう

おそらく彦十と伊三次が交代で張り込み

忠吾が客のふりをして入店

店内で情報を交わす

店の外ではおまさがウロウロしながら怪しい奴をチェックしていたはずである

そんな厳戒態勢の中で男は現れた

自称会社員の男がまんまと現れたのだ

直ちに伝令が役宅へ走る

伝令を受け取った平蔵

「馬引けぇい!」

役宅は佐嶋に任せておけば心配無い

酒井、沢田、小林、松永らを従えてコンビニへ急いだ

一方店では自称会社員の男がいつものようにポケットから100円玉を取り出して

「コーヒー一つ」

店員はいたって冷静さを保ちつつも100円用のカップを渡す

もう何回も同じことを繰り返してるであろう自称会社員

悪びれるそぶりもなく彼はいつものように100円用のカップに150円のカフェラテを注いだのであった

すると背後で誰かが自称会社員に話しかけた

「なかなかうまそうなカフェラテじゃねえか」

「それいくらするんだい?」

「100、否150円ですぜ旦那」

「ほう、150円か」

「ちょ、待てよ」

「さっきおまえレジで100円しか出してなかっただろ」

「あっ、見てました」

「実はですね100円のカップに150円のカフェラテを注いでるんですよ」

「なぁにそんなの絶対にバレません」

「私なんて毎日のように50円ちょろまかしてますからね」

「ほうそれは良いことを聞いた」

「ここに100円あるからカフェラテ注いで清水門外にある火盗改の役宅まで持ってきてくれないか?」

「火付盗賊改?」

「も、もしや旦那は・・・」

「ちょっと悪さが過ぎたみたいだな」

「俺は長谷川平蔵というものよ」

「うわぁあああああああああ。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

 

なんて会話がコンビニ内で行われたかどうかは知らない

しかし徹底マークされていた自称会社員男はめでたくお縄となったのである

 

でも糞真面目な右京さんだったら怒りから顔をプルプルさせて

「100円用のカップにカフェラテを注いではいけませえぇえええええん!!」

となるところだな

 

現場を押さえ問いただしたコンビニ店長の調べに対して自称会社員は

「ボタンを押し間違えただけ・・・」と語ったそうだが

警察に対しては容疑を認めたそうだ

そして多数の余罪もあるとみて警察は操作中である

 

 

これは警察も大手柄だな

こんな大悪党を逮捕できるなんて

平成の石川五右衛門と言っても過言ではないな

でも盲点だな100円を支払い150円のカフェラテを注ぐ

よく思いついたもんだ

1回で50円のお金が浮く

10回くり貸せば500円の節約

100回繰り返せば5000円の節約

1000回繰り返せば50000円の節約

10000回繰り返せば500000円の節約

100000回繰り返せば5000000円の節約になるのだ

 

確かに「ボタンを押し間違えただけ」で逃げられる可能性もある

しかし彼は気づいていなかった

常連客のタレコミを

常識的に考えて毎日押し間違えるのは不自然だ

小心者の俺なんか「押し間違えて違うものを買ったらどうしよう?」

などと考えてしまうからコンビニの100円コーヒーを買うのを躊躇うほどである

俺は以前「遊べる本屋」として名を馳せてる某本屋で

森山大道の写真集を購入した

そして店を出た直後に万引き犯として店員に取り押さえられたのだ

俺が店を出ようとした時に万引き防止のゲートでブザーがなったからだ

俺は店で正当な取引の上で本を購入したにもかかわらず万引き犯に間違われて取り押さえれた

周りは完全に俺のことを犯罪者としてみている

万引きの疑いはすぐに晴れたが店からは謝罪の言葉は一切なかった

おそらく謝り方を知らないバイト

あんな不快な経験は2度としたくない

なので少しでも犯罪者と間違えられるような行為は避けたいのである

そのために俺はコンビニコーヒーを避けて生きてきたのだ

しかしいつまでもそんな生活が続くわけもなく

今年に入り俺はとうとうコンビニでコーヒーを買わざる得ない状況に陥った

仕事での打ち合わせである

駐車場で待ち合わせて先方の車の中で打ち合わせ

「コーヒー飲む?」

遠慮を知らない俺は即座に「飲む」と答えた

そうやって手渡された100円玉

俺は「しまった・・・」

と思ったがもう逃げられない

俺は一大決心をしてローソンの中に足を踏み入れた

さてどうやって購入すればいいのか?

俺は不審感丸出しでとりあえず店内を一周してしまった

買う気もないのにポテチやペヤングを眺める

「だめだ・・これではまるで下見に来た強盗・・・」

「俺はなぜか防犯カメラまで確認してしまった」

「このままでは犯罪者と間違えられてしまう」

俺は心を決めてレジに向かった

「こ、コーヒーください」

そうやって100円玉を出した

以前自分でブログを書いておいてすっかり忘れてたがローソンは店員さんが入れてくれるシステム

結果的に自分でコーヒーを注ぐこともなく

またボタンを押し間違えることもなく無事にコーヒーを購入することができた

そうやって購入したコーヒーは100円にしてはとても美味しく

ドトールやスタバのライバルがコンビニコーヒーだと言われる理由がよくわかった気がした

もはや味ではスタバなど全裸で逆立ちしても太刀打ちできないほど差がついていたのだった

 

 

今日は暇を見て

カルディへコーヒー豆を買いに行った

いつものように安い豆を買おうかと思ってたところ

店員さんからある提案を持ちかけられた

「今はこの豆がおすすめですよ」

KALDI'S エンジェル」

チョコとの相性バッチリの限定ブレンド

相変わらず限定という言葉に弱い俺は購入に踏み切った

チョコをもらう予定など皆無なのに

今のうちにチョコを買っとかないとな

チョコ好きの俺だがこの時期はチョコが買いにくくて困る

 

ようやく今日から森見登美彦氏の「熱帯」を読む

先日予約してあった森見登美彦氏のムック本も届いた

でもまだ読めていない

 

 

早く読みたい

しかしまだ先になりそうだ

それにしても登美彦氏はデビュ−15周年になるんだな

あの太陽の塔を読んで衝撃を受けてから15年か・・・

 

早いな

いろいろあった15年

そしてこれからの15年もいろいろあるだろう

この歳になると周りの死ばかりだが

15年か

あっという間なんだろうな