十派に分かれてる
その中で特に大きいのが東と西
「お東さん」と「お西さん」
この西本願寺がカレーを企画して門前町にある洋食屋「六堀」が販売するそうだ
その名も執行長カレー
「しゅぎょうちょう」と読むそうだ
いわゆる実務のトップ
この西本願寺の武田昭英執行長にちなんだカレーということらしい
武田氏の故郷は広島
広島といえばカープとサンフレッチェともみじ饅頭と牡蠣とお好み焼き
パッと思いつくだけでもこれだけあげられる
その中からお好み焼きをチョイス
どうやら執行長カレーはお好み焼きをイメージしたカレーだという
「広島焼きをイメージ？」
「まるで想像がつかんな」
「焼きそばとか入ってるのかな？」
写真を見てもよくわからない
一見普通のカレーだ
具材として何かが乗ってはいるが
「ちくわの磯辺揚げ」と「パン」のように見える
「ますますわからない？」
と、ちゃんと記事を読んでみた
どうやらちくわの磯辺揚げに見えるのがキャベツのマリネ
パンに見えるのが鶏肉だという
そして仕上げにオイスターソース
「そうかキャベツのマリネなんだな」
「付け合わせ的な感覚だな」
「鶏肉は何を意味してるのかな？」
「オイスターソースプラス」
「これは普通だな」
「まぁこれが広島なのかと言われるとあれだが、うまそうなのはうまそうだ」
どうせなら「もみじ饅頭」載せちゃった方がインパクトあったな
あとはカキフライだな
でもカキフライは単独で食べた方がうまい
値段は９８０円
「妥当な値段である」
果たしてどこまで話題を呼べるのか？
お寺のカレーといえば通常は精進カレー
しかしそこは教義的に「肉食OK」な浄土真宗
それだけにカレーのインパクトは弱いな
普通に鶏肉入ってるしな
そこが辛いところでもあるかもしれない
でもわざわざ精進にする必要も無いのが浄土真宗の利点
多分精進にすると親鸞的にNGの可能性あるかもしれない
今となっては確認することはできないが
そもそも親鸞が自分の死後に教団を作れと指示したのだろうか？
そもそも親鸞は坊さんだったのか？
そして現代では日本で一番多い仏教宗派にまで成長した
しかし日本人の多くが思い描くお坊さん像とはかなり異なる
浄土真宗には「戒律」が無い
親鸞が結婚して子供を作ってただけに明治以前も普通に結婚が許されていた宗派である
そして肉食もOK、髪型も自由
法事なんかでお坊さんと一緒に食事した経験もあるが
隣で牛肉を「うまいうまい」言いながら貪り食べる姿は・・・
教団的に許されているとはいえ正直「どうなんだ？」と思ってしまうところもある
せめて命の重みを感じながら食べてると信じたい
そして法然の弟子となり
浄土系ゴールデンコンビの誕生である
浄土は基本他力本願
ただ法然の浄土宗は阿弥陀様のことを心から信じて念仏と言う自力の部分が残されている
一方親鸞の浄土真宗は念仏でさえ自分の意思で発するのでなく阿弥陀様の力だとする完全他力
「パーフェクト他力」なのだ
浄土を極めた究極の浄土系
それが浄土真宗である
なんかここまで極めちゃうと本当に仏教なのか？との疑問も湧いてくる
般若心経唱えないしな
禁止では無いが唱える必要も無い
神様への参拝も同じ
初詣とか行ってもいいけど意味無いよ
神棚とか禁止では無いが祀る意味も無いよ
お盆も関係無いし喪中も無いお守りも無い
みんな大好き御朱印も無い
そして一般的にイメージするような修行も無い
多分ほとんどの人が思ってる仏教像とは一番かけ離れてる
家の宗派が浄土真宗な人たちでもよくわかってないから仏壇に向かって般若心経唱えちゃうんだけどな
あとなんで仏壇が必要なんだろう？思い出BOXとしての役割なのかな？
それもよくわからない
既に極楽浄土へ旅立ってるわけだし
葬式も法事も必要無いと思うのだが
何より人間が行う部分が何も無いだけに・・教団自体必要無いのでは・・・
完全他力だもんな
人間が何かやろうとする前に阿弥陀様が先に気づいて助けてくださるんだし
まぁ人間ができる部分が無いからカレーでも作るか！となるのかもしれない
とりあえずカレーでも食べて親鸞のことを学ぼう的なことなんだろうな
調べてても親鸞のことは謎が多い
まだまだ勉強不足な俺
浄土三部経すら読んでいない無知な俺である
そもそも仏教ってなんだろう？
どこまでが仏教なんだろう？
本当にわからない
