鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

2018年ツール・ド・フランス 第20ステージ

2018年ツール第20ステージ

総合最終決戦個人タイムトライアル

今年はフランスのバスク地方を走る登り多めのTTコースとなっている

距離は31キロ

TTスペシャリストだけでなく様々な選手にもチャンスがあるコースと距離かもしれない

とは言っても3周目であり最終日の一日前のステージ

実力よりもコンディションが左右されるTTでもある

放送はスタート開始から生中継

フランスも日本も雨が心配されるあいにくの天気

コースも濡れたり乾いたりだ

とにかく総合TOP10あたりが登場する日本時間の午後11時頃までは退屈な時間でもある

TTが得意な選手がポツポツ出走するとはいえほとんどの時間は実況解説の雑談タイムとなる

見てる側ものんびりと時間が経過するのを待つ

終盤には最大勾配22パーセントの坂もある今回のコース

機材に関してはホイールの選択こそ幅広いがバイクはほぼ全員がTTバイクか

バルデがエアロロードにTT用のハンドルを付けていた

やはり登りに重点を置いたのだろう

自分の得意な分野を最大限に生かそうという戦略だ

総合のライバル勢は皆TTが得意だ

彼がマイヨジョーヌを獲得するにはTTをどうこなすかが重要

そして今年のツールは個人TTが1ステージで全長31キロと短い

バルデに取ってもチャンスではあったが既に表彰台も厳しい位置にいる

トップタイムはヘップバーン、ソレル、アンデルセン、クウィアトコウスキーと推移する

そして総合上位勢の出走だ

総合10位のザカリンが第一計測で衝撃のトップタイムを叩き出す

本当にわからない選手だ

彼はとにかく下りをなんとかしないと

彼の下りは見てる方も無駄な力が入り怖い

そのザカリンは後半失速

1分02秒差のステージ7位に終わっている

しかしキンタナより総合成績では上になり総合9位でレースを終えた

同じモビスタのランダもTTは苦手である

バスク人の彼にとって地元ではあるがタイムを伸ばせずにバルデと逆転

総合7位となった

総合6位はバルデ

総合8位はDマーティンである

TTのステージは書くことがない

場面場面でしかカメラが選手を負わないしな

中間計測とゴールタイムしか判断材料がない

そしてフルームが走る

狙うは表彰台確保とステージ優勝

そのフルームが早い

今まで出走した選手の中では別格なタイムを叩き出し

チームメイトのクウィアトコウスキーからトップの座を奪いとった

一番調子がいいと思われていたログリッチェはタイムが伸びない

1分12秒差のステージ8位に終わり総合3位の座をフルームに明け渡した

そして現個人TT世界チャンピオン

総合2位

トム・デュムランだ

さすがに世界チャンピオン

しかも世界チャンピオンジャージを忘れてきたことに朝気づく

幸いにもジャージ製造の会社はバスク

バスク人が超特急で作ってくれたTTアルカンシェル

なんとか間に合った

順調に走っていくが既にマイヨジョーヌは厳しいタイム差

それでもステージ優勝に向けて淡々とペースを刻んでいく

最終出走はマイヨジョーヌのGトーマス

2分5秒のマージンを持ってのスタートだ

とにかく落車さえなければマイヨジョーヌはほぼ確実

しかし第一計測ではトップタイムを叩き出す

第2計測でもフルームから13秒、デュムランから15秒リードしてGトーマスが通過していく

彼もTTは比較的得意とはいえ流石にデュムラン、フルームに対抗するのは厳しい

しかし彼がトップタイムを叩き出している

これも全てはマイヨジョーヌマジック

黄色いジャージに身を纏うと実力以上の力が発揮されるのだ

そしてデュムランがゴールに近づく

テレビ画面の計測ではフルームの方が早いタイム

しかしデュムランが1位と表示される

一体どっちが勝った?

二人並んで判定を待つ

1秒差

1秒差でデュムランがステージ優勝となった

どうやらフルームのタイムが間違ってたみたいである

Gトーマスは後半失速

それでもデュムランから14秒遅れのステージ3位

そして2018年の総合優勝をほぼ確定させた

あとは明日パリまで走りきるだけである

個人TT

終わってみればスカイが2、3、4位

最後の最後までこのチームは強いな

イギリス人として3人目

ウェールズ人では初のマイヨジョーヌ

Gトーマスはインタビューの途中で溢れ出す感情を抑えきれずに号泣した

 

彼が泣いたのは結婚式以来だと言う

 

 

今日は21ステージ

最終日

シャンゼリゼにゴールするおなじみのコース

総合成績は争わないというのが暗黙のルール

ステージ優勝に向けてスプリンターのためのステージだ

スプリンターが一番取りたいレース

それがツールの21ステージ

シャンゼリゼなのだ

しかし今年は山岳コースが厳しすぎたために有力スプリンターはほぼリタイア

逃げ切りを狙う選手も多く出ることだろう

それでもこのチャンスを逃すわけにはいかない

FDJのデマール

彼にとっては人生最大のチャンスである

対抗馬はクリストフ

幸いにもサガンは怪我をしている

で、今日の予想

ここで勝たないでいつ勝つのか?

「今でしょ」

ドヤ顔デマール

 

彼が両手を挙げてゴールる姿が目に浮かぶようだな

 

とにかくアシストは逃げをなんとしてでも潰さないと

大変だな

今日のFDJは

 

 

 

そして大変なのは見る方も同じだ

シャンゼリゼはスタートが遅い

しかも前半はパレードラン

明日が仕事な人間には生観戦は無理だ

録画して明日の夜だな

ブログもそのあとだな

 

 

結局昨日は雨すら降らなかった

風もほとんど吹かない

やはりお願いしてみるものだな

神仏に

本当に助かりました

ありがとうございます

 

 

 

そして調子に乗った俺は今日も半額のプリンを買ってきた

これから食べるのだ

楽しみだな

「極」と言うプリン

アンデイコと言うメーカだそうだ

岡崎市なんだな

家康か

専門店の高級プリンをお手頃な値段で提供したい」と言う思いが込められているそうだ

さてプリン食べるかな

それでは