まず渋谷の馬鹿ども
救急車が来たらすぐに道を開けろ
そして他人に迷惑のかかる場所で集団で騒ぐな
騒ぎたいなら青木ヶ原樹海や北海道の山の中でクマさんと一緒に騒げ
警察の対応も生ぬるい
放水車ぐらい持ってきて鎮圧してしまえ
昨日は久しぶりにちゃんと日本代表の試合を見た俺である
もう何年ぶりになるのだろうか?
思い出そうにも思い出せないぐらいである
随分と知らない選手も増えた
センターバックの「昌子」
「まさこ?」かと思ったら「しょうじ」と読むらしい
これでまた一つ賢くなった俺である
もう忘れない
昌子と書いてしょうじと読む
「乾」は「かん」ではなく「いぬい」
「大迫」は「おおおい」ではなく「おおさこ」
よく見たら追ではないんだな
どうも最近小さい字が見づらい
その他のメンバーは知っている
未だに長谷部もいるとは知らなかった
そんな浦島太郎みたいな俺である
昨日は睡魔も襲ってくることなくキックオフを迎えた
俺はいつもの定位置に座り
テレビ観戦
コロンビアか・・・
思い出すのはバルデラマ
昔昔俺たちの草サッカーチームでキーパー以外全員バルデラマ作戦を敢行した
動かずにキックはインサイドのみ
当然何もできなかった
そしてエスコバル・・・
オウンゴールが原因で地元のサポーターと言い争いになり射殺された
前回のW杯は確実に世界最高のストライカーになるであろうと思われていたファルカオが膝の靭帯を負傷して欠場
その後彼は買取オプション付きでマンUに移籍するも全盛期の姿は見られずに再び古巣へと戻っていった
正直俺はなんとか復活してくれと期待してたが選手生命を脅かすほどの大怪我である、さすがに怪我を恐れるプレーが目立った
そして怪我は彼からスピードも奪ってしまったのだ
とは言っても物凄い才能がある選手
ファン・ニステルローイみたいにプレースタイルを変えて活躍することも可能だろう
そんなファルカオに俺は期待していた
しかし今回は相棒のハメスが怪我でいない
試合前の練習も顔見せ程度
おそらく相当怪我の状態は良くない
時期的に仕方がないのだがW杯はシーズンオフに行われる
それだけにトップ選手はボロボロなのである
できることなら最高の状態で戦うとところを見たいが致し方がない
それでもコロンビアには気をつけないといけない選手も多数
右のクアドラード、トップ下のキンテーロ
あとは左サイドバックのモヒカもスピードがあって怖い
とにかくファルカオにボールを入らないようにパスの出どころを摘み取っておかないとダメなのだ
早め早めの摘心だな
躊躇してるとファルカオにズドンと行かれる
試合は開始直後から日本がとてもいい状態でリズムに乗った
どんどん攻撃を仕掛ける
さすがのコロンビアも開始直後だけあってバタバタだ
大迫のシュートがこぼれたところを香川がシュート
たまらずコロンビアのDFが腕で防ぐ
さすがにマラドーナのような神の手とは行かない
最近はハンドには非常に厳しい
ブロックするときは腕を体につけないとハンドになる
そしてゴールに直結するプレーでの非紳士的行為
この合わせ技で1発レッド
意見はいろいろあるだろうが妥当な采配だと思う
俺もテレビの前で「レッド!レッド!」と叫んでいた
試合開始早々の1発退場
スタンドを埋め尽くすコロンビアサポーターも声を失う
PKキッカーは日本の10番を背負う香川である
香川といえばあのサー・アレックス・ファーガソンが自ら獲得に動いた最後の選手
一時はルーニーのポジションを脅かしたほどだが
監督交代とともに輝きを失った
そしてそのドルトムントの心臓である香川を引き抜いて新たな完成形を目指したかったのだろう
しかし衰えを見せはじめたルーニーとの確執
突然の監督引退となった
それからの香川は苦難の道を歩む
しかし再びこうしてW杯の舞台に立ったのだ
日本の10番を背負って
PKは非常に安心して見て入られた
彼なら確実に決めてくれるだろうと信じてたからだ
真司だけにな
香川は小刻みにステップを踏みながら落ち着いてゴールを決めた
まさかの日本先制点
しかも試合開始3分
日本中が歓喜したことだろう
しかもコロンビアは一人少ない10人
しかし怖いのはこの後である
コロンビアの総攻撃が始まる
日本はここで守りに入ると確実に同点弾を浴びる
浴びるのはシャワーだけで十分だ
日本は攻撃を続けた
冷静にコロンビアの攻撃に対処してカウンターを仕掛ける
何度も何度もチャンスを作り出したが得点には繋がらなかった
一人少ないコロンビアは前半31分に早くも動く
これがコロンビアの監督の最初の采配ミスかもしれないな
一人少ないので攻撃と守備のバランスを取りたかったのかもしれないが
日本にとってドリブラーがいなくなるのは好都合だっと思う
これであとは真ん中のキンテロを止めればいい
しかし前半39分
長谷部がファールを取られてしまう
ゴール右斜め前からのFK
コロンビアにとって良い位置だ
ここは大事なところ
ケツの穴を引き締めて踏ん張る場面だ
キッカーはキンテロ
キックと同時に日本の壁が飛び上がる
キンテロが放ったグラウンダーのシュートはジャンプした日本の壁の下を抜けてゴール左隅へ
逆を突かれた川島は慌てて飛びつきボールに触るも
その時はすでにゴールを割った後だった
同点
前半終了間際という日本にとって最悪の時間帯に失点した
キーパーが指示して作らせた壁のサイドはゴールキーパーの守備範囲から外れるとはいえ「こっちもあるかも』と警戒はしておかないといけない
世界レベルのキッカーはどこからでも放り込める技術を持っている
川島の反応はわずかに遅れた
その僅かの差が命取りとなる
あのコースにそこそこ強いボールをグラウンダーで蹴ったキンテロが上手かったとは言えるのだが世界トップレベルのキーパーなら防げたシュートかもしれない
彼らの手足は異常に長い
しかし決まってしまったものは仕方がない
ここは気を取り直して後半へと繋げることが重要だ
しかし日本は慌てた
バタバタとなった
サッカーは追いついた方が流れに乗る
コロンビアもこのチャンスを逃さなかった
こういった時はキャプテンが周りの選手を落ち着かせなければならない
柱谷のようなキャプテンが
兄の方だったかな?
スイカップを揉んだのは
正直羨ましい
男にとって未知の体験だろうな
バタバタのままなんとかハーフタイムを迎えた
日本は選手交代無しで後半に投入
後半に入ると日本が別チームかのように変化した
柴崎が突然縦パスをぽんぽん通し出した
まるでマイケル・キャリックかのように
この変わりようは西野監督のおかげ
これだけで直前に監督交代した効果が出た
かつてのマンチェスターUもそうだった
前半ダメダメでハーフタイム
後半に入ると怒涛の攻撃で逆転勝ちなんてことが多々あった
まるで別チーム
これはハーフタイムで監督が選手に喝を入れるからだ
監督と選手の信頼関係があるからこそ変われるのだ
後半も大迫が大迫らしいプレーを見せる
とは言っても俺は普段の彼を知らないのだが
なんせ迫と追の字を間違えていたぐらいである
日本は何度か決定的なチャンスを作り出すも得点までには至らなかった
10人で何もできないコロンビア
59分
ついにハメス・ロドリゲスを投入
交代選手はキンテロだった
これがコロンビアの監督さんの2つ目の采配ミス
かなり追い込まれていたのだろう
怪我で万全でないハメスを使わなければならないほど
一か八かの勝負に出たのである
ハメスの動きは鈍かった
ほとんど動けないハメスによりコロンビアは実質9人になる
そして日本も動く
後半70分
本田投入
まずは挨拶代わりのヘロヘロシュート
これで流れに乗ってくれればいいが
後半73分
日本のコーナーキック
キッカーは本田だ
本田のCKに大迫が合わせて逆転2−1
再び日本がリードした
コロンビアも徐々にハメスが攻撃に絡みだすも得点できない
だんだん焦りが出るハメス
こうなればしめしめだ
試合はロスタイムへ突入
ロスタイムはなんと5分!
「おいおいファギータイムじゃないんだから」
ロスタイムの5分はドキドキである
時計と試合を交互に見る俺
自然と酒を飲むペースも上がってしまう
なんとか防いでくれ
ミスだけはするな
試合終了
なんとか守りきった日本が2−1でコロンビアを撃破
W杯に置いてアジア勢が南米勢に勝利したのはこれが始めてだという
コロンビアの敗因は監督の采配ミスが大きいだろうな
日本にとって嫌な選手を下げてくれた
そして使いものにならないハメス投入
これが日本の勝利をもたらしたと言っても過言ではないだろう
セネガルがポーランドに2−1で勝った得失点差でも日本と同じである
なんとか集中の切れる後半まで持ちこたえないとな
ポーランドにはセットプレーでやられるイメージが
とりあえず大迫は外せない
2トップにして日本は武藤くんを使うのかな?
もう一枚ぐらいは高さが欲しいな
多分今回勝ったから同じ布陣だろうが
香川の出来次第だろうな
本田の使い方は難しいな
98パーセントダメダメでも残りの2パーセントで結果を出しそうな雰囲気がある
まぁいろいろと切るカードがあるのは良いことだ
久しぶりにサッカーを見たけど
なんだかんだ言ってW杯は面白いな