鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

健康ブームで「シックスパッド」上場、時価2000億円超へ

健康ブームが到来している

みんな少しでも長く生きたいということなのだろうか?

俺はどうなのかと言うと

やはり健康には気を使っている

日々の食事も外にいるときは価格重視となってしまうが

家にいるときはなるべくバランスよく摂るように心がけている

しかし植物好きな俺としてはやはり食料も植物を好む

各種野菜に大豆製品

植物性たんぱく質と各種ビタミンは摂取している

スマホのアプリの栄養士さんにも褒められたりするぐらいだ

その他鉄分は1リットル98円のシャバシャバ低脂肪乳で摂る

紙パックに大きく鉄分と書いてあるだけにちゃんと鉄分が摂れてると信じたい

あとは不足しているカロリー調整でバナナとシリアルを適量モリモリ食べたりする

肉はほぼ鶏肉のみ

牛肉は安いのは臭く、高級肉は油まみれだからだ

日本人の脂信仰も良い加減にして欲しい

豚肉は美味い

しかし食べてる時にどうしても豚さんの姿が浮かんでしまうのだ

「僕を食べないで」

なんて声まで聞こえてくるような気がするのだ

出された弁当などに牛肉が入ってる時があるがその時は食べるのだ

それは捨てるのがもったいなからである

そして久しぶりに牛肉を食べてみるととても臭い

俺は知らない間に牛肉を受け付けない体になってしまった

日本のA5信仰に立ち向かおうとしてる高級店も徐々に増えてきている

しかし消費者が脂を望んでる限り日本のA5信仰は無くならない

俺が食事に気を使う理由は医者がうるさいからだ

10キロやせろだの

肉食べるな野菜食べろだの

「そんなこととっくにやっているわ」

と言っても信じてもらえない

血液検査のデータが俺の健康状態を語っているからだ

これは俺が定期的に開催する炭水化物祭りの影響かもしれない

それでも俺は炭水化物祭りはやめられないのだ

日本各地のお祭りも命を落とすほどの危険な祭りもある

それでも地元の人たちは伝統を守り続けてるように

俺も炭水化物祭りはやめられないのである

とは言っても炭水化物祭りをする時は事前に運動をする

俺なりにそこそこの強度で2〜3時間は自転車で走る

しかも山の中なんでほぼノンストップ

そのご褒美としての炭水化物祭りなのだ

これは運動をしてもプラスマイナス0を意味している

結果として俺の体は健康にはならないのである

 

今回の健康ブームではジム関連の株価が上昇しているという

ちなみにジムといっても連邦の量産型モビルスーツではない

運動するためのジムである

インスタなんかを見ていても綺麗なお姉さんがジムでのトレーニング写真を載せている

ただ男から見ると完全にエロ目線で見てしまう

最近のジムウェアはエロい

そして女性の方はそんなエロいジムウェアを「カワイイ」などと言いながら買漁る

男なんかも女性目当てでジム通いしてる層がある程度は存在してるはずである

その結果の株価上昇。男は血圧上昇なのだ

さすがにジムに通う時間がない、めんどくさいと言う人に好評なのが

CロナウドのCMでおなじみのシックスパッド

詳しいことは知らないがCMを見てる限りでは体に機械を貼り付けるだけで筋肉ムキムキになるイメージである

そんなシックスパッドが好評で7月に新規上場予定

時価総額2000億円を超えると言われているのだ

なんかもう途方も無い数字で全く想像がつかないな

俺は先日68円のマリーゴールドを2株買ったんだが一体どれだけのマリーゴールドが買えるのだろうか?全部植える場所すらないな

やはり楽して痩せたり鍛えたりする系は強い

世の中そんなうまい話は転がっていないとは思うが確かにCロナウドはムキムキである

先日のW杯でも4大会連続得点。しかもスペイン相手にハットトリック

よくぞここまで成長したもんだな

俺は今まで生ロナウドを3試合見ている

一番最初の生ロナウドは彼が18歳か19歳の時かな?

マンチェスターUに移籍して間もない頃だ

彼はアントラーズとの親善試合のために来日したのだ

あの頃のロナウドはとにかく自分勝手なプレーばかり

ドリブルはすごいが

それだけの選手であった

クロスあげればとんでもないところに飛んでいき

いくらシュートを打っても枠に飛ばない

周りのチームメイトが「パス出せや」と叫んでもパスを出さずにドリブルで突っ込んでは宇宙開発のシュートを放つ

それでも監督であるサー・アレックス・ファーガソンは辛抱強く彼を使い続けた

時にはロッカールームでチームメイトと言い争いになる

そして殴られる

監督は息子のようなCロナウドの肩を持つ

そしてCロナウドと揉めた選手は移籍となるのだ

それがたとえチームのエースストライカーで得点王であってもだ

それほど彼の才能を信じていたのだろう

そんな彼が覚醒したのがドイツW杯だった

チームメイトでもあるルーニーを退場に追い込むウインク事件

あの事件でイングランド中から総攻撃されもう2度とイングランドの地は踏めないのでは?とまで言われたほどである

しかしそこから彼は変わった

今までドリブルだけだった選手が突然得点を上げ始めたのだ

そしてさらに彼は成長した

やがて和解して親友となったルーニーテベスとともに夢の3TOP結成

もう無敵だったなあの頃は

中盤もDFもキーパーも全てが最高だった

パクチソンが走り回り

ピンチにはミラクルオシェイ

いつまでも思い出に浸っていても仕方がないな

まぁマンチェスターUの7番はW杯で叩かれて覚醒する

これはベッカムも同じだった

そんなC ロナウドだが10代の頃はよく転んでいた

試合中に相手と軽く接触するだけで転ぶ

そして相手と接触しなくても転ぶ

まるで虚弱体質かのような転びっぷりだった

それは同年代のルーニーが決して倒れなかったのとは正反対

そしてイングランド人は直ぐに倒れる選手が大嫌いなのだ

やがてブーイングばかり受けるCロナウド

選手からも色々言われたのだろう

彼はある日突然倒れなくなった

彼が今まで簡単に倒れていたのはラテン系の選手にありがちなファールをもらうための行為

それをロナウドは辞めたのだ

そして彼はユニフォームを脱いだ

そんな彼の体は10代の頃からムキムキであった

そしてその当時彼はシックスパッドなど使用していなかった

当然だろう

その頃の彼はまだスーパースターではなく世間的には無名の若手選手の一人でしかなかったからだ

つまり彼は元々ムキムキなのだ

そしてただ単にシックパッドであの体を作り上げたわけでもない

あらゆるトレーニングメニューをこなして作り上げているのだ

それでもあのCMを見れば簡単にCロナウドになれると勘違いしてしまう

そして売れまくるシックスパッド

今ではホムセンにまで売っている

そして会社はウハウハで2000億円と言うわけだ

これも全ては結果が出ない若手選手の才能を信じて辛抱強く試合に使い続けてくれたサー・アレックス・ファーガソンのおかげなのだ

彼なくして2000億は無かったのである

 

俺は実際に使用したことがないのでなんとも言えないが

どのくらい効果があるのだろうか?

多分980円の腹筋ローラーの方が効果あるような気もする

あれはヤバイ

少しやるだけで次の日に動けなくなるほど腹が痛くなる

まぁどっちにしろ日々の食事と有酸素運動と一緒に組み合わせないと効果はない

付けてるだけで

食べるだけで

そんなうまい話はどこにも転がってないのだ