鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ぺんてるのシャープペンが大人気らしい

俺は文房具が割と好きだ

充分間に合ってるのにもかかわらず

外出するとついつい店を冷やかしてしまい

ついつい買ってしまうのが筆記用具である

鉛筆、シャープペン、ボールペン、万年筆

まぁ万年筆は滅多に買わないが

万年筆は結局買っても使わないで観賞用になってしまう

現代では実用的ではないからだ

そんな筆記用具

ほとんどの人は数百円のものを使用していることであろう

そんな中で今、ある国産メーカーのシャープペンが中高生に大人気だという

ぺんてる「スマッシュ」1000円

実売700円と言ったところか

1000円の定価なら充分機能性も備えた価格帯で日常使いにはちょうどいい製品が多い

やっと日本人も文房具の価値を認識し始めたのかもしれないな

実際に使ってみると安物とは全く書き味が違う

非常に使いやすいのだ

それは重量バランスであったり各パーツがキチンと作ってあったり理由はいろいろある

このスマッシュなるシャープペン

誕生は以外と古く1986年だという

レーガン大統領の時代であのスペースシャトルが爆発した年である

そんな1986年にスマッシュは誕生した

それから30年以上たった今でも売られているということはそれなりに地道に売れてきたのだろう

ロングセラー商品にハズレはない

これは俺が18歳の頃の発言である

俺は「定番」という言葉に弱いのである

地道に売れてきたと思われるスマッシュに転換期が訪れたのが2014年だという

突然売れ始めるスマッシュ

戸惑うぺんてる

「一体何が起きた?」

原因はユーチューバー

はじめしゃちょーとか言う奴が紹介したことがきっかっけらしい

名前は聞いたことがあるがはじめ某氏のことはよく知らない俺である

こんなにユーチューバーの影響力が大きいとは正直驚いている

はじめ某氏が紹介して大ブレイク

そしてロフトや東急ハンズ、アマゾンなどがコレクター心を擽るような限定色を発売

予想通りバカ売れで限定5色セットなど定価5000円がプレミアがついて2倍の1万円で取引されているという

俺も中学生なら飛びついてたかもしれないが流石に分別のついた大人に成長した今では手は出さない

特に限定色はデザイン的にかっこ悪い

グリップの黒が全てを台無しにしている

後ろのジャバラもラミーのパクリなのかラミーがパクったのかは知らないが

ラミーよりチープである

まだノーマルの黒の方が洗練されているな

全部黒の方がいろいろと誤魔化しが効く

俺が中学の頃は文房具ではないがアディダスのスーパースターが流行ったな

あとは何故かマジソンバック

まぁ子供に何が受けるかなんてメーカーも全く予想が付かないだろうな

 

スマッシュはどうやら「グラフ1000」の廉価版みたいだ

グラフ1000といえば製図用のシャープペン

俺もシャープペンは製図用を愛用している

俺の好みは0・5と0・7

特に0・7を愛用する

しかしスマッシュにはかつて存在していた0・3と0・7が廃止されてるではないか

もうこの時点でダメだな

シャープペンなら至高の一本として

ロットリングの800をお勧めする

 

 ちょっと手が出ないなと言う人には600

 

 これでも無理だなという人には俺と同じ500がお勧めだ

普段使いには最高の一品

シマノで言えば105だな

 

 クルトガとか芯が折れない奴とかにも浮気をしてみたが

結局元サヤに落ち着いたのがロットリングである

俺の好きな定番である

そしてカッコイイ

スマッシュのような野暮ったさが皆無である

さすがドイツ

デザインならラミーだがいかんせんデザインだけである

そこそこ高いくせに直ぐに壊れるラミー

その点ロットリングは機能性もデザイン性も兼ね備えたまさにパーフェクトシャープペンシルである

スマッシュのような無駄に手間がかかる割には安物感満載のぽこぽこグリップじゃなく

スタイリッシュなローレット加工のロットリングのグリップ

見てるだけで我慢汁が出そうだ

黄金に輝くペン先は800だけに与えられたキングの称号

気になるあの子からも出来る男と一目置かれること間違いなしである

ただ俺には全く影響力がないということ

はじめ某氏のようなブームは作り出せない

そして既にロットリングは大人気なのである