今年初の園芸日記
春になり俺も重い腰を上げてようやく始動した
朝起きて買い置きのバナナを食べて低脂肪乳を飲む
相変わらず低脂肪乳はシャバシャバだ
しかし１リットル９８円で鉄分がたっぷりと補給できる非常に優れた機能性ドリンクでもある
バナナも３本９８円ながらちょうど良い具合に熟してきた
やはり熟したものは良いな
甘さとエロさが増す
そんな俺は今年から始めたインスタをチェックする
「カヴさんまた転んでるな」
「そうか昨日はミラノサンレモか」
「バーレーンの選手がガッツポーズしてる」
「ん？この顔の長さはニバリか？ニバリなのか？」
「ニバリだ」
画面をスクロールしてみると俺のアイフォンXの画面ほとんどがニバリ祭りとなっていた
どこを見てもニバリニバリニバリ
表彰台の写真にはポケットロケットとデマール
ミラノサンレモは２９０キロと非常に距離の長いレースだ
コースはほぼ平坦
今年のコースは知らないが
おそらく最後の方にコブが二つ
チプレッサとポッジオ
ここが勝負どころになるレースである
集団スプリントとなるか逃げ切り勝負となるか
スプリンターVSパンチャー
そして不意を突く逃げ屋達
まぁ勝負どころと飛び出す選手もわかってるだけに各チーム最大限の警戒をする場所でもある
スプリンターチームはエーススプリンターの体力を削らないように集団をゆっくりとコントロールしたい
パンチャー等で逃げ切り勝負を狙いたいチームはここで集団のペースを上げて有力スプリンターをヘロヘロにしたい
各チームの思惑が交差するそんな小さな丘がポッジオである
総合系のニバリがスプリンターを抑えてガッツポーズしているということはおそらくポッジオで仕掛けた可能性が高いと想像できる
最後の丘で抜け出して逃げ切り勝利
見てる方はドキドキする最高の展開でもある
すると案の定ポッジオでアタックする写真も出てきた
ゴール前の映像も出てきた
やはり想像通りの展開だ
こうやって写真を見てレース展開を想像するのもまた面白い
雑誌でしか情報を得られなかった頃に戻ったかのようでもある
しかし一番見たいのは「なぜニバリが抜け出せたのか？」
おそらく各スプリンターチーム最大限に警戒していたはずである
バーレーンはコロブレッリとのWエース体制がうまくいったってことだろうな
とは言っても勝てる確率はニバリの方がまだ高い
そうそうたるメンバーが出てるレースだけに簡単にはいかないはずだ
やはり最初から映像が見たいな
まぁあとで記事を読んでみるか
でもニバリは意外だったな
好きな選手なんで嬉しいのは嬉しいが
と園芸日記なのに相変わらず違う話を書いてる俺ではあるが
おそらくほとんどの人は意味不明であろう
先日もめざましテレビでティレーノアドリアティコでガヴィリアの落車シーンを放送してたがロードレースではごく普通の集団落車
それを朝のニュースで流すフジテレビ
おそらくスタッフがネットで偶然映像を見たのだろう
知らない人からみれば一斉に集団が転ぶというとんでも映像でもある
そこで衝撃映像のコーナーで使われたのだろうが
昔はツールを中継していたテレビ局なんだし
だから視聴率も下がるのだろう
だから早期退職者も募集するのだろう
最近のテレビはスタッフの勉強不足なことが多い
そしてテレビはどんどんつまらなくなっていく
昨日で寅さんの再放送も４８作目で終わりだ
来週は特別編集された最後の作品
これでしばらく寅さんには会えなくなる
喪失感
春は別れの季節でもある
俺の大好きな
俺が一番笑える番組二つが終わる
残念でならない
しかしその一方で孤独のグルメが始まるのだが
今年も植物男子ベランダーは無いか
まぁ仕方が無いな
本を読む時間を確保できると思うことにしよう
俺の休日は植物の世話から始まる
まずはベランダに出てベランダに陣取ってる奴らに水を与える
そして室内に戻り全体のチェックをする
土はまだ乾いていないか？
乾いてる奴らは何日前から乾いてるのか？
スマホなどに記録してあるメモ書きと照らしわわせてみる
今はまだ三月の後半
それほど急いで水を与えなくてもいい
そして俺の過保護な水やりのせいで多くの植物たちは息を引き取ってきた
植物にとっても園芸家にとっても三月とは我慢の月でもあるのだ
サボテンなどすっかりやせ細ってしわしわになっている
それでも我慢だ
奴らがどれだけ水を欲しようが見て見ぬ振りをしなければならない
それが我々園芸家にとっての宿命なのである
それはまるで薬の切れた麻薬常習者たちを見てるかのようでもある
「すまん、苦しいかもしれないが今は我慢してくれ」
「それがお前たちのためなんだ」
あと１０日我慢すれば浴びるほど飲ませてやるから
俺はそうやってサボテンたちに言い聞かせた
モンステラやポトスにクワズイモなどサトイモ科の奴らは非常に丈夫だ
随分と適当な水管理でも平気で冬を越す
俺が一番最初に１００円屋で買ってきたモンステラなんか明らかに大すぎる５号鉢に植えてあり冬の間中、土が湿っているのに元気に生活している
こいつらも今年で４年目か
早いものだな
同じ時期に購入した奴らは全て極楽浄土へと旅立って行った
あいつら植物には煩悩が無いからな
多分三途の川も立派な橋を渡り、即極楽行きが決定されることであろう
しかしそんなあいつらを監禁して死なせてしまった俺は一体どんな罰を受けるのか？
考えただけでも恐ろしい
なので俺はせめてもの償いとして丁寧に奴らを葬ってやるのだ
奴らの魂を、奴らの生きた証を残すためにも亡骸を新しい土へと埋葬してやるのだ
そうやって過去の戦士たちの意思を受けついだ新入りの植物たちが今日も俺を癒してくれているのである
俺はクワズイモ系に葉水を与える
「そろそろインスタ映えするような立派な霧吹きが欲しいな」と思いつつも園芸屋で購入した安いプラチックの霧吹きでシュコシュコする
早朝のシャワーを浴びて奴らも気持ち良さそうである
そして一枚一枚丁寧に優しく葉についた水を吹きとってやるのだ
この行為は俺が植物を育てたいと思った理由の一つ
映画「レオン」である
殺し屋でありながら実は心優しいレオン
友達は部屋に置いてあるたった一つの観葉植物
そんなレオンの日課は植物に霧吹きをして丁寧に拭き取ることから始まる
俺はそれを真似してみたかったのだ
そのために意味もなく丸メガネの度入りサングラスを作ったのであった
朝のシャワーが終わると次は日光浴だ
普段あまり日が当たら無い場所に置いてあるやつを窓のそばに移してやる
このあとでいつもなら自転車で２〜３時間走りに行くところではあるが今日の俺は部屋にこもってブログを書いているのだ
全ては杉花粉のせいである
昨日も書いた通り今日は久しぶりに園芸日記を書き記している
俺のブログの中でも不人気ジャンル第１位である
おそらく誰も読んでいないかもしれない
それでも俺は書くのだ
久しぶりにデジ一眼も引っ張り出してきた
ベランダに出て数枚
部屋で数枚
Macに取り込んで編集だ
俺はSDカードをそっと挿入した
そして右手人差し指で優しく写真アプリをクリックする
それはまるで・・・
これ以上はやめておこう
とにかく俺は写真をMacに取り込んで編集した
適当に編集した
インスタ風にも遊んでみた
まずは花かんざし
春の新戦力だ
これは大杉漣さんが亡くなった翌日に購入した
喪失感の中でとても花が欲しくなったのだ
続いてヒナソウだ
俺は小さな草花が好きだ
手持ちに適した土がなかったので適当に水はけを意識して調合した
俺の土作りはいつだって適当である
クモマグサ
インスタでも書いたが俺はどうしても「クマモグサ」と言い間違えてしまう
カタカナに弱くなるのは老化の始まりである
コロロ
とても可愛らしい名前のキク科の花である
不思議な触感で切り花にするとドライフラワー的に長期間楽しめるそうだ
これはインスタ映え要員になる可能性を秘めてるな
とりあえずブラッドオレンジとレモンを植えてみた
ひょろ長い茎の先端に濃いめの青い花
これもキク科だ
南アフリカ原産
まるでディメンションデータだな
これも切り花要員
今年も購入
「忘れな草」
そして今年も思い出す
尾崎豊の歌を
俺が朝霧吹きをシュコシュコして丁寧に拭き取ってあげたサトイモ一家の奴らだ
この時の俺はしばしレオンとなる
シュガーバインとトラデスカンチア
ブログだがインスタ映えを意識してみた
今年も瀕死状態で冬越ししたパキラ
去年は全ての葉を落としたが今年は１枚だけ残した
これもトラデスカンチア
グリーンアラレア
一目惚れした植物
俺の部屋では筆頭与力の佐嶋忠介のような役割をしている
１００円で買ったオリヅルラン
ちなみに俺は過去に３回オリヅルランを枯らしている
金魚草もシーズン２を迎えようとしている
クモマグサもインスタ映えを意識してみた
ヒナソウもまるでカメラ女子が撮ったかのような仕上がりにしてみた
おっさんが撮ったとは誰も思わないであろう
パキラにヘデラのモコモコと白雪姫系にシュガーバインもインスタ映え系に
