鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

老若男女のコンビニ離れ

コンビニ

スクラップアンドビルドのイメージ

どこにでもあり

とりあえず大抵のものは揃ってる

24時間営業当たり前

買いたいものが買いたい時に買える喜び

ただし定価販売

そして突然トイレに行きたくなった時の強い味方

これらが俺のイメージするコンビニである

そんなコンビニ離れがついに始まったそうだ

それほど消費が落ちているわけでも無いだろう

主に飲食が中心だしな

雑誌なんかはエロ規制と電子書籍で売上が減少しているだろうな

コンビニ経営でも成功すれば大きい

他店舗経営で大儲けしている人もいると聞く

その一方で大変に厳しい経営を強いられてるコンビニオーナーも多いであろう

深夜に店番をするオーナー兼店長のやつれ具合を見れば大体の経営状態はわかるのだ

地方なんかでも最初は儲かっていると次々とその店舗の近所にコンビニが立つ

しかも同じ系列店も進出してくる

その結果共倒れになることも多い

うちの近所なんかも2〜3年前にできたばかりのファミマが突然閉店してた

サークルK、サンクス、ココストアのファミマ統合によりうちの近所は全てファミマへと姿を変えた

その煽りなのかもしれないな

あっち行ってもファミマ

こっち行ってもファミマ

ファミマファミマ

「うわぁああああああああああアアア」なんて発狂したくなるほどファミマ尽くし

しかしコンビニというものは一つ潰れてもすぐに新しい店舗ができる

これの繰り返しなのである

土地が空いてれば「とりあえず押さえておくか」的な戦略だ

そんなコンビニ業界だが右肩上がりで成長してきたそうだ

おそらく大勢のオーナーの犠牲によっての右肩上がり

美味しいのは本部だけ

だが2017年ついに売上が減少してきたというのだ

やはり売上自体落ちてるのか

どうやら競合するスーパーやドラッグストアに客を取られているそうだ

ペットボトルやインスタント食品など腐らないものはネットで大量購入もできるしな

記事には会社で飲むお茶のペットボトルをネットでまとめ買いと出ているが

俺から言わせれば「お茶ぐらい自分でいれろやハゲ」だな

俺ぐらいになるとお茶すら飲まないで水道水で賄う

水道水でも工夫次第で上手くなる

信楽焼などの陶器のボトルに入れて寝かしておけばとてもまろやかになるのだ

まぁ俺ほどの水飲みになるとカルキ臭を楽しむようになるのだが

 

夏場なんか自転車用のボトルに入れて生暖かくなった水道水が峠の山頂ではとても甘く感じたりする

当然山の中に自販機など無いので水分補給は持参したボトルに頼るしか無い

砂漠の中のオアシス的な水なのだ

といつものように話が脱線してきたので元に戻すが

俺の近所でもコンビニとスーパーとドラッグストアが隣り合っている

まず最初にスーパーがありドラッグストアができてコンビニが2件できた

そのあとで大型ドラッグストアが進出

小さなドラッグストアとコンビニが一件消えた

まるで戦国時代である

今は良くても数年後はどうなるかわからない

それが店舗経営でもある

常に価格競争

そのおかげで俺たち消費者は信じられない値段で商品を買うことができたりするのだ

「ちょっと奥さん、今日はあちらの店の方が10円安いわよ」

この会話の中から常に除外されるのがコンビニである

便利を売り物にするコンビニ

さすがに価格競争には加われないのだ

そもそも本部が邪魔者だしな

経営判断で勝手に安くはできないのだろう

俺の場合はまずドラッグストアを優先させる

これはポイントカードがあるからである

まずドラッグストアに行き欲しいものがあれば買う

次に隣のスーパーへ移動して残りの物を購入

コンビニはスルーして帰宅という流れである

コンビニで買うのは切手か収入印紙ぐらい

あとは出先で近くにコンビニしか無いときに水と惣菜パンを買うぐらいか

ただ単に安くカロリーを補給するためだけに買うコンビニのパン

味はどうでもいい

できる限り100円に近い値段でカロリーが多いこと

それが俺が求めるコンビニのパンなのだ

しかしパンも同じものばかりですでに飽きている

なんせ俺がいく先々常にファミマしか無いのだから

駅も病院もファミマファミマファミマ

本当に気が狂いそうになるぐらいファミマなのだ

ファミマはどれだけ俺を苦しめれば気がすむのか?

これも俺ができる限りコンビニを避ける理由である

まぁコンビニのオリジナル商品と言っても特別食べたいものがあるわけでも無い

弁当なんかひどいものだ

俺は日本の弁当はコンビニがダメにしたと思っている

そもそも弁当の基本は「冷めた状態で美味しいもの」である

そのために駅弁など味付けにも工夫が凝らしてあるのだ

それをコンビニは無理やり電子レンジで温めるようにした

そのために様々な弁当が開発された

和食だけでなく洋食、中華、エスニック系など

今までの常識を覆すような暖かくなければ美味しく無い弁当を定番化させた

そしてご丁寧に漬物までほっかほかにしてくれるのである

今ではすっかり弁当は温めるものになってしまった

そしていくら温めようが中途半端にしかならない

世の中にまずい弁当が溢れ出したのであった

ただ俺のコンビニ弁当の知識は15年以上前で停止している

食べていないので今の弁当のレベルは知らない

なにやら最近は店内で手作りする店もあるとか

ココストアなんかがそうだったがファミマに変わってしまった

どうやらローソンが最近では手作りサンドイッチに手を出したみたいだ

また店員の仕事が増えるのかな?

「店内でひと手間かけた、できたての商品」

無人レジをおくことで対応してるみたいだが

サンドイッチぐらいなら自分で作ったほうがいいな

どうせなら店内で「ぐじの蕪蒸し」ぐらい作って欲しいもんだ

店内で本格的な日本食をご提供とか言って

イートインで酒も飲めるようにする

昔よくあった酒屋の「角打ち」スタイルでもいいな

店内でつまみと酒を購入して飲む

おでんもあるしな

場所によってはすごく客層が悪くなるんだろうな

角打ちは真の酒飲み

いわゆるダメおやじ系が集まってくるからな

気取って高い酒を飲むいのでは無い

今だと気取ってワイングラスで大吟醸を飲む人たちがいるが

基本はワンカップ

彼らは安酒を好む

少しでも多くの酒を飲みたいからだ

コンビニで角打ちやると24時間営業だし

泥酔した客が店内で暴れて大変なことになるな

店員のお姉ちゃんに酒を注がせるのは当たり前

下ネタからの多少のおさわりぐらいはするのだろうな

「いいじゃねえか減るもんじゃあるまいし」

昭和の時代はこう言いながら女のケツを触った

 

 

さすがにコンビニ業界も殿様商売ではいられなくなってるんだろうな

新たにコンビニでしかできないようなことをしていかないと

いくら各種料金の支払いや宅配便の取り扱いをしてもコンビニ自体の利益になるようなことをしていか無いとな

これからは人手不足で店員の国際化も加速するだろうし

なんかもういい加減コンビニ本部も片手団扇してるだけでは稼げなくなる

奴隷として扱ってきたコンビニオーナーたちに頭下げていかないと

映画「ロッキー4」でスタローンが込めたメッセージは「誰でも変われる」ということ

今こそ変わる時なのだ

 

「Everybody can change」 by イタリアの種馬