鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ゲートタワー「鶏鉄板料理かしわ」味噌だれ鶏焼きそば1280円

今日の俺は街に出た

午前中の間に用事を済まして

午後からゲートタワー散策に備えての腹ごしらえをすることにした

午前11時半過ぎに俺は中央線に飛び乗った

車内の中吊り広告が俺の目に飛び込んでくる

「パスタ、麺フェスタ」

どうやら名駅タワーズとゲートタワーのレストラン街で麺フェスタが開催されてるらしい

「麺か、悪くはないな」

「麺ならせいぜい1200円てところだろうし」

名駅で降りた俺はとりあえずゲートタワーを目指した

ゲートタワーは予想以上に人が少ない

やはりみんな正月に金を使い果たしたみたいだ

「今日はチャンスだな」

俺はゲートタワーの上を目指した

レストラン街に到着

ポツポツと行列はできているものの以前より確実に人は少ない

以前食べた「中目のてっぺん」は臨時休業だった

俺はその隣にある「鶏鉄板料理かしわ」のランチメニューを見た

1000円程度のメニューが豊富だ

チキンソテー系、唐揚げ系、鶏天丼他丼系

そして俺の目に飛び込んできたのが先ほどの麺フェスタ

かしわでは「味噌だれ鶏焼きそば」がランチメニューに加えられていた

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1280円で鶏出汁麦飯、五穀の健康サラダ、薬膳水炊きスープがつく

写真を見る限りかなり美味そうだ

すでに12時を回っている

もはや俺に他の店を偵察する時間は残されてはいない

俺は即断した

そして行列に並んだ

行列は10人ほど

そのうち6人は中国人観光客だ

俺はしばし並んだ

5分ぐらいだろうか?

「入り口付近でよろしければ直ぐに案内できますが」と店員さんが俺に告げた

俺はトイレの前以外ならどこだろうが構わない

俺は店員さんの提案を受け入れて店内へと侵入した

俺に用意された席は入り口を入った直ぐの場所であった

俺はまず荷物を入れようとしたがすでに隣の人に荷物入れは使われていた

仕方がなく足元にカバンを置き

バーゲンで購入したコロンビアのペラペラジャケットとを脱いだ

そしてすかさず注文

「焼きそばと生ビール」

直ぐにビールとサラダが運ばれてきた

そして俺の前の鉄板に火が入れられた

「鉄板が熱くなるのでお気をつけください」と注意事項を伝えられた

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冬のビールのいいところは味わってゆっくり飲めるところだ

それほど喉も渇いていない

しかし「焼きそばにはビール」

これは必然なのである

俺はまず五穀の健康サラダを食べた

彩りも鮮やかなサラダ

さぞかしインスタ映えすることであろう

できればトマトが欲しいな

俺は野菜高騰の中で一枚一枚葉っぱを味わいながら食べた

やはり自然の恵みはうまいな

植物に感謝だ

五穀も楽しい彩りと心地良い食感を俺に提供してくれる

そして五穀と聞くだけで健康的だなと思ってしまう

俺は神様に感謝して五穀を自らの体へと奉納した

机のほとんどのスペースを鉄板が占めているために皿などを置くスペースが限られている

ちょっと油断すると腕でビールを引っ掛けて倒してしまいそうになる

そしてさっきからひっきりなしに俺の直ぐ横を人が出たり入ったり

座敷から出入り口への動線となっているのだ

「これだったのか・・・」

俺はようやく理解した

店員さんがあえて孤独な俺に問いただしてきたことを

「入り口付近の席でも・・・」

普段は開けられている席なのだ

この席での食事は全く落ち着かない

「これは設計ミスだな」

動線を考えて席を配置されていない

ここは二席減らして今現在俺が座ってる場所には衝立でも立てるべきである

まるでバスの補助席に座って修学旅行にいくようなもんじゃないか・・・

非常に肩身がせまい

荷物も置けない

直ぐそばに店員さんが立ちっぱなしだ

しかし俺が了承した以上はどうしようもない

俺はちびちびとビールを飲むことで心を落ち着かせた

「無になるのだ」

俺はさっさとサラダを食べ終えて机上の空いたスペースに器を移動させた

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すかさず運ばれてくる薬膳水炊きスープ

中央には大きめに切られた豆腐が鎮座している

そしてその純白の豆腐の上には鶏のひき肉

卵がふわふわ薬膳の海を泳いでいる

俺は一口飲んだ

熱々だ

「ハフハフ、」

「うまいぞ!これ」

基本あっさりしたスープなんだが鶏の旨味とコクが凝縮されている

薬膳と行った感じはない

しかしとても体が温まる

そして中央の豆腐がまた食べ応えある

これはとても嬉しい

俺はアイフォンXで毎日のカロリーと栄養の管理をしているのだが

いつも「たんぱく質が足りません!」「植物性のたんぱく質を摂りましょう」と怒られるのだ

どうやら植物性のたんぱく質を摂ると太りにくい体になるそうだ

要するにプロティンで筋肉つけろやハゲってところか

そして忘れてならないのが豆腐の上に乗っている鶏のひき肉

コリコリとした食感が

軟骨だ

俺は最近ふと気がつくと口ずさんでる歌がある

「筋肉成分飲んじゃった」「軟骨成分飲んじゃった」

サントリーのロコモアのCMだ

そんな俺が軟骨成分を食べてしまった・・・

飲むのではなく食べた俺

しかしこれがまた美味い

マジでこの薬膳スープは美味い

これだけでもこの店にきたことを良かったと思うぐらい美味い

俺の中でのランチのスープベスト3に入るな

他の2つはなんだ?と聞かれても答えられないが

最近どうも物忘れがひどくてな

赤いのはナツメグに棗

とてもいいアクセントとなっているがこれらはスプーンで飲もうとすると

「熱っ熱っ」となるために箸でつまんで食べた方が無難だ

俺は薬膳水炊きスープを心ゆくまで堪能した

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そしてついに本日の主役「味噌だれ鶏焼きそば」が運ばれてきた

焼きそばは熱々の鉄板の上へと置かれた

俺は鉄板を前にするとどうしても子門真人の顔が浮かんでしまう

「およげたいやきくん」

日本を代表する大ヒット曲だ

当然俺も親にねだりレコードを買ってもらい毎日毎日何回も何回も聞いて歌った

今聞いてみるとたいやきと喧嘩する店のおじさんもどうかと思う

そしていつも「お腹のうんこが」と歌っていた俺であった

そんな俺はこの焼きそばを見て思うのだった

生きていた鶏のこと

これから生まれようとする新しい命のことを

考えてれば卵を食べる行為はとても残酷だ

焼きそばはモチモチの太麺に桜味噌だれで味付け

さらに黒酢で仕上げた鶏ミンチが良いアクセントとなっている

サッカーで言えばリズムを変える選手だな

独特の甘味と旨味がやみつきになり、弾力のある鶏モモと半熟目玉焼きを麺に絡めることでより一層美味しくなるというのが店の説明だ

さらに俺の前に麦飯が置かれた

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これはただの麦飯ではない

鶏の出し汁で炊かれた麦飯

食べてみるとほんのりと鶏の旨味が口の中に広がる

これもまたとても美味い麦飯だ

しかもおかわり自由である

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俺は味噌だれ焼きそばを食べた

味噌の味が俺の口の中に襲いかかってくる

野菜高騰の中でもキャベツもとても大きく切られている

ネギも彩りとしてアクセントとしての役割を果たそうと頑張っている

何と言っても左サイドの鶏モモが強烈な存在感を示している

俺は一つ箸でつまんで口の中に放り込んだ

かなり弾力のある鶏モモだ

味噌で味付けされた鶏モモはそれだけで酒のつまみだ

俺はビールをグビグビと飲んだ

そしてキャベツを食べた

キャベツと味噌との相性も良い

半熟目玉焼きは最後に取っておく

俺は自分が好きなものは一番最後まで残しておくタイプなのだ

具材は完璧だ

俺も自分で鶏肉を使用した焼きそばを作るが

これはかなり贅沢な鶏焼きそばである

ヒントは岐阜の奥美濃の鶏ちゃんだろうが

鶏ちゃんはラストに焼きそばをぶち込んで食べるのが美味い

ただ一つだけ俺が疑問視することがある

それは焼きそばの麺だ

高級やこだわりを売りにする焼きそば店にありがちな生麺使用

この鶏焼きそばも例外ではなく生麺特有のモチモチ感を備えている

焼きそば好きな俺も自分で様々な生麺を試したことがあるが

何か違うのだ

俺の中での焼きそばとはとてもチープな食べ物である

その気取らないチープさが俺はたまらなく好きなのだ

そんな焼きそばは安い蒸し麺を使う

俺が求めているのは市販されているチープな蒸し麺の焼きそばなのだ

さすがに10円で売られているものはあれだが

98円ぐらいの高級蒸し麺

これを半額コーナーで漁るのだ

今回の味噌だれ鶏焼きそば

モチモチ太麺

俺にはこの太麺が合わないのだ

太麺に濃厚な味噌だれが絡んで

正直食べれば食べるほどクドくなってくるのだ

それぞれの具材

鶏モモやキャベツは美味い

しかし肝心の麺が俺の好みではなかった

俺は最後に残った半熟目玉焼きを麦飯の上に乗せた

黄身に一太刀

中からとろりと流れ落ちる卵黄

わずかな味噌だれとともに麦飯に絡めてワシワシ食べる

これは格別だ

これこそが俺が望んだ締めの一品

俺はランチを終えた

 

 

おそらくこのランチの一番美味い食べ方は

鶏モモとキャベツをつまんで酒を飲む

酒を飲んだ後で薬膳水炊きスープに麦飯をぶち込んでサラサラと

これだな

麦飯は薬膳スープとの相性も良いはずだ

しかしこれだとモチモチ太麺だけが残ってしまう

できれば持参した市販の蒸し麺で焼きそばを・・・

まぁ無理だな

 

やはり焼きそばは無理に麺にこだわらない方が良いってことだな

生麺から茹でたり蒸したりして無駄にモチモチ感出すより

業務用スーパーで安売りされてる蒸し麺そのままで良いんだよ

結局はあれが一番美味いんだよ

そして味噌よりソース

ソースならモチモチ太麺でもまだ許せるはず

でもサラダとスープと麦飯はかなり美味かったな

今度はチキンソテー系にしてみよう

そしてスープに麦飯をぶち込んでみよう

多分美味いはずだ

 

 

朝から何も食べていなかったので麦飯をおかわりしてやろうと思っていたが、すっかり満腹となってしまった

そんなに食べていないのに体重はなかなか減らない

俺は下に降りてビックカメラに侵入した

欲しいプリンターをチェック

持って帰るのがめんどくさいので通販で注文しよう

アイフォンのアクセサリーコーナーへ

やはりここはすごい品揃えだ

これだけあると何買って良いのかまず決めることはできない

ありすぎるのもまた問題である

それにしても俺のアイフォンXのフィルムは店員がオススメする6000円ぐらいするやつをauで購入して貼ってもらった

これも4年ローンになっているので月々150円

でも6000円以上のフィルムって売ってるところ見たことないのだが

もしかしてぼったくられたのかな?

ただ物は良いので満足している

 

今日話していたアイフォンの便利アプリ

登録ログインすることなく

パスワードも入力することなしに自動で無料のWi-Fiに接続してくれる優れもの

アプリ名は「タウンWi-Fi

ただ暗号化されていないとかの危険性はあるみたいだが

俺の弱い頭では何が危険なのかよくわからないが

かなり使えるアプリなのは間違いない

 

俺はビックカメラWi-Fi接続

いろいろチェックして

店内を一通りひやかした後でゲートタワーの文房具屋へ

20年以上愛用しているモレスキンを買った

今回は紺色

横掛けのルールドノートブック

もうモレスキン無しでは仕事ができないほど気に入っている

お値段は高いがその分の価値は十分にある使い勝手の良さ

それがモレスキン

いつだったか突然中国製になったことがあった

まだ使い終わらないうちに背表紙はボロボロに敗れ

紙の質は落ちてインクがにじむ

ゴムは直ぐにびろびろに伸びた

そして最初から異臭がした

それはもはや今までのモレスキンとは全く別物に成り下がってしまった

さすがにこれでは使えないと思った俺は無印や100円屋でモレスキンコピー商品を購入して使ってみたが、これも全く使い勝手の悪いクソみたいな製品だった

とは言っても元々イタリアではそれほど生産はしてなかったそうだし

なぜあの時突然質が落ちたのかは分からないが

おそらく世界中の愛好者からクレームが来たのだろう

またいつしか元通りのモレスキンに戻っていた

つい昨日のことだがこの時のモレスキンが部屋の中から出てきて懐かしく思い出していたのだ

新品の時はすごくスリムなモレスキン

しかし使っているうちになぜか太りだすモレスキン

俺はそんなモレスキンに仕事上の些細なことを全てを記録している

そして後から永久保存したい情報のみスマホMacに書き出したりするのだ

多分仕事で一番俺が大事にしてるのが歴代のモレスキンなのだ

モレスキンの値段を人に話すと気狂いかのように思われる

そんなの100円で十分じゃないかと必ず言われる

ボールペンでもそうだ数千円するものを使うだけで変わり者扱いされる

しかし高いボールペンは書きたいときにちゃんとインクが出るボールペン

そして一生ものでもある

数百円のものを何本も買い替えるより愛着のある一本を使い続ける方が俺は好きだ

そんな俺がインスタを見ていて再びトラベラーズノートを復活させようと思っている

今日ついでにトラベラーズの中身も買ってきたが

今まで何度となく挫折してきた

それは大きく重たいから結局持ち歩かなくなるのだ

果たして今度は大丈夫だろうか

それは俺にもわからない